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排卵の直前はパートナーに嫌気が差しやすい! その科学的な理由とは?

  • 2020.2.28
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生理になると、世の女性たちが恋愛映画で号泣したり、甘い物をひたすら欲しがったりするのは周知の事実。でも、ときどきやたら男性に嫌気が差すのも生理のせいだなんて知ってた?

生物学的心理学専門誌『Biological Psychology』に掲載された新たな論文によると、エストラジオールという女性ホルモンの量が多い日(排卵の直前)の女性は、パートナーとの関係を否定的に見る傾向にある。しかも、このホルモンの量によってパートナーがいつもより魅力的に見えたり見えなかったりするため、彼との関係に対する満足度まで変化する。

研究チームは15日間にわたり33名の女性から尿サンプルを集め、エストラジオール、プロゲステロン、テストステロンという3つのホルモン量の変化を調べた。また、この実験期間中、被験者の女性たちは毎晩パートナーと共に「2人の関係に対する満足度」や「お互いに対する認識」を問うアンケートに答えた。なお、彼女たちはみな避妊ピルを飲んでおらず、それぞれのパートナーと4カ月以上交際していた。

この論文の執筆者でアムステルダム自由大学准教授のフランチェスカ・リゲッティが心理学情報サイト『PsyPost』に語ったところによると、女性のホルモン量は排卵周期を通じて変化する。「この変化が彼女たちの心理状態、そして恐らくパートナーに対する気持ちにも影響を与える可能性は高いですね。今回の実験では、エストラジオールというホルモンの量が排卵直前にピークに達すると、パートナーに対する女性の評価が低くなることが分かりました」

この満足度の低下は男性にも影響を与える様子。「エストラジオール値が高いときは、男性パートナーの女性に対する満足度も低くなり、結果的に双方のウェルビーイング度が低下しました」とリゲッティ。

でも、その理由はまだ分かっていない。

「排卵期の女性は他の男性(遺伝子の質が高い男性など)に興味が湧くため、長く一緒にいるパートナーと距離を置くという進化論的な説があります。でも私たちの実験では、エストラジオールが高いからといって、女性が他の男性に気を持たせたり、注意を向けたりする確率が高くなることはありませんでした」

「ただし、これは私たちのサンプルサイズが小さいせいかもしれませんし、実験中、被験者の女性たちが魅力的な男性に出会わなかった可能性もあります。また、人類の進化によって女性は排卵が近づくと自分のパートナーから身を引き、生殖パートナーとして特に優秀な男性を見つけるために周囲を注意深く観察するようになった、ということも考えられます」

いずれにしても、排卵日付近にパートナーに対して不満を感じたとしても、それはホルモンのせいなので、勢いで別れたりするのはやめておいた方が良さそう。ホルモンバランスが落ち着いてから冷静に判断して。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto

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