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白いものしか食べない娘だったが…急に「野菜を食べるようになった」目からウロコのキッカケ【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.9】

  • 2020.2.27
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上の娘は乳幼児期、とにかく“白いもの”しか食べませんでした。

うどん、パン、白米、しらす、大根の煮物…

乳幼児健診の困っていること欄に、「白いものしか食べない」と書いていたくらいです。


かろうじて魚は好きだったのでたんぱく質は摂取できていたのですが、赤いお肉や緑の野菜はかたくなに拒否。

いろいろな離乳食に混ぜて、食卓に出していました。

ですが、ことごとく私の策は見破られ、ひどい時はちゃぶ台返しされるレベル。

泣く泣く、残された離乳食を食べる毎日…

■子どもの好き嫌いの克服法をリサーチする日々


本屋さんに行けば離乳食レシピ本を手に取り、インターネットでも、子どもの好き嫌いを克服したという先輩ママさんたちの知恵をお借りしようと、検索の毎日。

SNSでは、たくさんのステキな離乳食がキラキラ輝いていました。

私の努力不足なのか、

私の努力不足のせいで、娘の栄養が偏ってしまっているのか…


そんな自責の念に、押しつぶされそうになる日もありました。

そんなある日…その日は夫のお弁当を作るために、キッチンで冷凍野菜を解凍していました。

キッチンと言っても、2DKの狭い部屋の、ダイニング部分。ふらふら歩きまわる娘に注意を払いながら、作業を進めていると…

解凍し、テーブルの上に置いておいた冷凍ほうれん草が、なぜか減っています。

あれ? 何かに使ったっけ…

そう考えていると、次の瞬間



■何食わぬ顔で、ほうれん草を食べている娘の姿が!


あれほど緑の野菜を拒否していた娘が、なぜか冷凍コーンを差し置いて、おいしそうにほうれん草を食べています。

もちろん、味付けなどまだしていない、ありのままの姿のほうれん草です。

あぜんとしていると、娘はあっと言う間に一皿のほうれん草を食べきってしまいました。

私の、今までの苦労は一体…

ですが、この出来事をきっかけに、野菜をありのままの姿で、できる限り味付けをしないで与えるようにしてみると…

娘はあれほど苦手だった葉物野菜を、パクパクと食べてくれるようになりました。


たしかに、お野菜はそのままでもおいしいよね…!

こうして開き直った私は、チンしただけのスティック野菜やざく切りの野菜を食卓に出すようになり、娘の野菜嫌いも少しずつ改善されていきました。

娘にとっては、刻んだりすりつぶした野菜が、かえって得体のしれないものになっていたのかもしれません。

お野菜の姿かたちを感じながら味わうことも、大切なんですね。

ズボラを極めた二人目育児では、早々に離乳食作りを卒業してしまいましたが、息子は野菜もお肉もなんでも食べるマン。生ピーマンすら、かじって食べています。

母の努力と子どもの好き嫌いは反比例するわけではないと、罪悪感でいっぱいだったあの頃の自分に、ちゃんと食べさせろとうるさかった、おバ…いにしえの先輩方に、そして苦悩されているお母さんお父さんたちに、声を大にして訴えたいです。

ちなみに、娘の現在の大好物は、ざく切りキャベツと豚肉を重ねてチンしてポン酢をかけただけの温しゃぶです。

ヘルシーで栄養価もあり! なにより楽でオススメです。

(たんこ)

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