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代謝ダウン…!「食べずに痩せる」のデメリット3つ  ちょこっと美容マメ知識 #41

  • 2020.2.27
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美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第41回目は、国際アンチエイジング栄養コンサルタントの視点から、食事制限をして痩せることのデメリットをご紹介します。

痩せるために食べない、断食する! って、ホントに良いこと?

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 41

アラサーになると太りやすくなるから、食事に気をつけたい! と考える人が多いことでしょう。世の中にはさまざまな痩せる方法がありますが、その中でも「食べずに痩せること」は注意が必要です。

断食(ファスティング)、過度な食事制限、置き換えダイエットは、目に見えて体が細くなったり体重が減ったりするので、達成感を得られやすい反面、代償も大きいと私は考えています。

そこで今回は、「食べずに痩せること」のデメリットを3つの角度からご紹介します。

デメリット1. 体の潤いやハリが減る

まずひとつめのデメリットは、健康的な体をキープするための筋肉や、肌のふっくらとした弾力、ハリが損なわれる可能性があることです。頬がコケたり、顔がゲッソリしてしまう状態ですね。

固形物を食べず、酵素ドリンクやスープ、もしくは水しか飲まないなど。食べずに痩せることで真っ先に落ちるのは、脂肪ではなく筋肉、肌弾力、水分です。栄養が体に入ってこない日が続くほど、“お老け状態”が加速してしまいます。

もし、置き換えダイエットをしている方は、摂取するものの原材料を必ずチェックしてみてください。酵素ドリンクやスープなどに、一日に必要な栄養素は入っていますか? 低カロリーなのは良いけれど、それに伴って栄養もなく、一時的な空腹感を満たすためだけのものだとしたら栄養不足になって健康が維持できなくなってしまいます。

Pointちょこっと美容マメ知識
シルエットだけ痩せても、健康的ではない!

デメリット2. 基礎代謝がダウン

次は、体全体のエンジンが小さくなる可能性があることです。

こんな計算式を見かけることはないでしょうか。
基礎代謝や普段の運動で消費できるカロリー > 摂取カロリー=痩せる

確かに、この計算式は“ある意味”正しいです。

自分の消費カロリーより摂取カロリーが低ければ、次第に痩せていくことでしょう。しかし、カロリー制限を意識しすぎて「消費カロリー以上食べないこと」をしてしまっては本末転倒……。

なぜなら、食べないことで基礎代謝まで低下してしまうからです。基礎代謝がエンジンだとしたら、摂取カロリーは燃料の役割をしています。

そう、燃料がなければエンジンが動かないので、次第にエンジンの働きまで小さくなり、だんだん脂肪が燃えにくい体、エネルギー消費が少ない体になってしまうわけです。

Pointちょこっと美容マメ知識
食べることで、エンジンを活発にさせていた!

デメリット3. 栄養吸収が乱れる

最後は、栄養が摂れない状態が続くことを体が想定して、栄養吸収に乱れがおきる可能性があります。

体は、いつ栄養が摂れるのかわからない「ウエイト体制(待つ)」になると、エネルギーを消費するのではなく溜め込もう(節約)とします。または、食事が少ない反動で、1回の食事から一気に栄養吸収しようと計画することも……。

体が不安にならないように、決まった時間に食事をしてこまめに栄養を摂ること。これが、栄養吸収を安定させる秘訣です。

Pointちょこっと美容マメ知識
体の安心は、食生活の安定!

食べないと痩せる、摂取カロリーが少ないほうが良いと思い込んでいると、思わぬ代償がやってくるかもしれません。ぜひ、たくさん食べて栄養を体に取り込んでくださいね!

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©Rieko Honma/Gettyimages
©(c) Jaime Monfort/Gettyimages

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