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ブラッド・ピットがドナルド・トランプ大統領から「敵認定」される、一体なぜ?

  • 2020.2.26
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トップ俳優のブラッド・ピットが、政治家のドナルド・トランプ大統領から「敵認定」された。(フロントロウ編集部)

トランプ大統領が集会でブラピをディス

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』での演技で、第92回アカデミー賞助演男優賞を受賞したブラッド・ピットが、アメリカのドナルド・トランプ大統領から敵認定されたよう。

画像: トランプ大統領が集会でブラピをディス

2月20日の夜に、アメリカのコロラド州で開催された集会に登壇したトランプ大統領。すると、今年のアカデミー賞についてコメントし始め、その矛先はブラッドへ…。

「彼のファンだったことはない」と言い切ったトランプ大統領は、さらにこんな言葉でブラッドをけん制した。

「彼は(壇上に)上がって、知ったような口をきいたらしいね。大口を叩くやつだ」

ブラピ、アカデミー賞で政治批判を繰り出していた

トランプ大統領が、なぜ突然ブラッドのことを攻撃したのか驚く人も多いかもしれないけれど、じつは、この数週間前に行なわれた第92回アカデミー賞授賞式の受賞スピーチで、ブラッドはこんなことを口にしていた。

「この名誉中の名誉を与えてくださったアカデミーに感謝します。(スピーチに)45秒だけもらえると言われました。今週、上院がジョン・ボルトンに与えた時間より45秒多いですね」
画像: ブラピ、アカデミー賞で政治批判を繰り出していた

これは、トランプ大統領の権力乱用と議会妨害の罪を問う弾劾裁判で、トランプ大統領の嘘を証言できると考えられたジョン・ボルトン前大統領補佐官に、証言の時間が一切与えられなかったことを、皮肉を込めて批判したもの。

ボルトン前大統領補佐官への対応は、民主主義における抑制と均衡システムの妨害だと問題視されたけれど、トランプ大統領が所属する共和党が過半数を占める上院では、そんなボルトン前大統領補佐官の証人尋問が共和党によって拒否され、そのままトランプ大統領に無罪判決が言い渡された。

また、トランプ大統領は、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が最優秀作品賞を含む最多4部門を受賞したことを受けて、韓国批判もしており、トランプ大統領の一連の発言には、批判の声が多く上がっている。(フロントロウ編集部)

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