1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 悲しい…被害を打ち明けたのに信じてもらえなかった【私が子どものころ受けた性被害(5)】【いまじん男児育児 Vol.10】

悲しい…被害を打ち明けたのに信じてもらえなかった【私が子どものころ受けた性被害(5)】【いまじん男児育児 Vol.10】

  • 2020.2.20
  • 27494 views



前回は小1のときに受けた「性被害」について書きましたが、今回は、被害を友達に打ち明けたのに信じてもらえなかった話です。


私は、保育園年長と小学1年に受けた被害を、誰にも言えないまま小学3年生になりました。加害者の男子3人も、ずっと同じクラスでした。



話せないけど、誰かに話したい。
話してこの胸の黒いモヤモヤを軽くしたい、そんな気持ちでした。

私は当時場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という不安障害で学校でしゃべることができませんでした。なので、小学校で初めてできたいちばん仲の良い友人に、筆談で過去2回のできごとを打ち明けました。

すると…




友人は信じてくれませんでした…



加害者が知り合いだったり、教師や親、親戚の人などが相手だったりすると被害者が嘘つきだと思われることも多いと思います。そして、私の話は、加害者が子どもだったことで、打ち明けられた友人も「子どもがそんなことするわけない」と本当に思ったのでしょう。

友人も当時小学3年生だったので《そんな恐ろしいことが起きるわけがない!》という恐怖心もあって《被害者が嘘をついている》と思ってしまったのかもしれません。

大人でも信じがたい話を、子どもが信じられないのも無理ないことだったのかもしれませんが、信頼していた友人に勇気を出して打ち明けたのに、嘘つきだと思われてしまった私はショックでショックで、大人になる今まで、誰にも話せなくなっていました。

性被害者に対して、第三者がさらなる苦痛を与えるセカンドレイプと呼ばれる現象は、今でも多くみられます。最初の被害だけでもツラいできごとなのに、信じてもらえないということで、さらに心の傷を受けてしまう可能性があるのです。



もし子どもが誰かから受けた嫌なことを話してくれた時は、受け流さず、ちゃんと話を聞いてあげてほしいです。

次回は、もし子どもが被害にあってしまったときにどう対応するのがいいのか、被害経験者の立場で、私なりの考えをお話ししたいと思います。

(今じんこ)

元記事で読む
の記事をもっとみる