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ビジネスウーマン、リアーナに密着するドキュメンタリー。

  • 2020.2.19
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2019年に世界で最も稼いだ女性シンガーの座に輝いたリアーナ。自ら率いるブランド「フェンティ」でのコスメやランジェリー、そしてラグジュアリーなプレタポルテのプロデュースが大きな収益の柱だ。そんな彼女に密着したドキュメンタリー映画がまもなく配信されるようだ。

ラグジュアリーブランド「フェンティ」を立ち上げ、デザイナーとしてファッション業界に進出を果たしたリアーナ。(ロンドン、2019年10月2日)photo:Getty Images

ステージの次はスクリーン。リアーナとAmazon Primeの契約額は、2500万ドル(約27億円)と言われている。タイトルや配信開始日はまだ明らかにされていないものの、2016年から同作品に着手したピーター・バーグ監督が撮影した映像は1200時間にも及び、仕事や家族、プライベートでのリアーナの素の姿がカメラに収められているという。「ハリウッド・リポーター」誌に掲載されたバーグ監督のインタビューによると、映画の中には2016年7月14日にフランスのニースで起きたテロ事件に関連するシーンもあるようだ。当時、リアーナはコンサートを行う予定で、監督とともに事件現場付近に居合わせていたという。

近作のアルバム『アンチ』が発表されたのは2016年。近年は音楽業よりも実業家としての活躍が目立つリアーナは、まさに一大帝国のトップに君臨するビジネスウーマンだ。バルバドス出身のリアーナは、プーマやショパールを始め、多くのブランドとのコラボレーションを経て、まずコスメブランド「フェンティ・ビューティー」を立ち上げ、LVMHグループ傘下のセフォラで独占販売を開始した。

インクルーシブ・マーケティングの手法を活用し、ブランドは創業1年目で5億ユーロを売り上げた。あらゆる肌の色の女性にマッチするコスメを提案する「フェンティ・ビューティー」は、ファンデーションに40色ものカラーを揃えている。その後スタートしたランジェリーブランド「サヴェージxフェンティ」に続き、2019年5月には、やはりLVMHと共同でプレタポルテブランドを設立。現在31歳のリアーナはこうして、「フォーブス」誌の長者番付で2019年「最も稼いだ女性歌手」にリストアップされている。

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