テイラー・スウィフトの67歳父、自宅に侵入した前科多数の強盗を撃退していた

シンガーのテイラー・スウィフトの父スコット・スウィフトが米フロリダ州の自宅に忍び込んだ強盗犯と鉢合わせ。逃走の際、犯人はスコットと軽いもみ合いになり、スコットに撃退された。（フロントロウ編集部）

テイラー・スウィフトの父スコット・スウィフト（67）が米フロリダ州セントピーターズバーグに所有する約4億円のペントハウスに強盗が侵入。ちょうど帰宅したスコットが、男と鉢合わせ、ちょっとした小競り合いを繰り広げるも、見事撃退するという事件が起きていたことが分かった。

現地メディアTampa Bay Timesによると、事件が起きたのは1月17日の夜10時過ぎ。セキュリティ完備のコンドミニアムの最上階を占めるスコット所有の自宅に忍び込んだのは、テレンス・フーバーという名の30歳の男だった。

盗みを目的に、鉄壁の警備をすり抜けて地下駐車場に忍び込み、そこから非常階段を使って13階まで上がったこの男は、スコットのペントハウスに侵入し室内を物色。しかし、そこへ外出していたスコットが帰宅し、部屋から飛び出して来た男と鉢合わせ。軽いもみ合いとなったが、男はその場からすぐに逃走した。

調書によると、事件後、フーバーは自ら警察に電話をかけ、ペントハウスのオーナーと鉢合わせたことを報告。しかし、警察との面談には応じなかったという。

その後、警察からフーバーの顔写真を見せられたスコットが、彼が犯人であると特定。フーバーは事件から約1カ月がたった2月12日に逮捕された。保釈金は5万ドル（約550万円）と発表されている。

フーバーには過去にいくつもの逮捕歴があり、DVや加重暴行、窃盗、武器を持った状態での加重暴行などの罪に問われている。

フーバーがスコットをテイラーの父と知ったうえで、スコットの自宅を標的にしたのかは不明。フーバーの母親は、息子は「迷って侵入してしまっただけで、不法侵入罪のみに問われるべき」と主張しているほか、フーバーが「海辺の教会を探していた」などと擁護している。

ちなみに、裁判所の資料には、ペントハウスのオーナーがスコットであるとの記載はないが、Tampa Bay Timesは、不動産記録やその他のデータベースにはスコットがオーナーであるとの記録があると報じている。スコットもテイラーも本件について、現時点ではコメントしていない。

テイラーは過去に何度もストーカーなどによる住居侵入に悩まされてきたことで知られているが、家族の自宅が標的となった事件が報告されるのは今回が初めて。（フロントロウ編集部）