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体重が減らなくてもいい!…実は「間違っているダイエット」3つ ちょこっと美容マメ知識 #39

  • 2020.2.17
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美容、健康に関する資格を8種類保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第39回目は、国際アンチエイジング栄養コンサルタントの視点から、健康的に体型を維持するために「間違っているダイエット」のポイントを3つ示します。

細いから美しい、健康って、ホントかな……?

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 39

世の中にあふれる言葉、ダイエットや痩身。アラサー女性になると、耳にタコができるくらい聞いたことがあるのではないでしょうか。

断食(ファスティング)やレコーディング、痩身マシーンに脂肪吸引……。とにかく細くなりたい! と願う女心もわかりますが、果たしてそれが本当の美容なのかと疑問に思っています。

そこで今回は、健康バランスの取れた美しい体型という意味を込めて、#ヘルシーポジションを提案します。以下の3つのNGに気を付けて!

定義1. 数値だけの判断はNG!

まずひとつめは、数値“だけ”で判断する体型維持について。
気軽に体型をチェックできる体脂肪計や健康診断アプリなどが家庭にも普及する時代になりました。
参考にするのはもちろん良いことですが、表示される数値“だけ”を基準に体重を減らしたり、ご飯を食べる量を調節したりするのは注意が必要だと思います。なぜなら、体には個人差があるからです。

〈個人差の例〉
・体重=骨太の人、手足が長い、頭が大きい、筋肉が多い人は重くなる
・体脂肪=胸やお尻の大きい人は増える
・BMI(ボディ・マス・インデックス/肥満度指数)=身長と体重のみで割り出すため不確定要素が多い
※内臓脂肪=これは、気にしたほうが良いかも。

多くの人は身長に対しての体重を気にしがちですが、例えば、脂肪より筋肉は重たいので、筋肉で引き締まった体の人は自然と体重が重たくなります。

また、骨格がしっかりしている、肩幅が広い、手足が長いなども、そうでない人に比べて体重は増えますが、該当する人がその体重を気にして、自分は太っている、と判断すべきではありません。

体脂肪に関しても、胸やお尻は女性らしい丸みのある部分ですし、太ももや二の腕などもガチガチ筋肉ではなく柔らかい脂肪のままで十分健康です。脂肪はあって然るべきものなのです。

Pointちょこっと美容マメ知識
数値“だけ”で一喜一憂しないことが大事!

定義2. メンタル不安定はNG!

次は、メンタルバランスが崩れてしまう体型維持です。

痩せたい気持ちが先行し、過度な食事制限やある特定のものしか摂取しない置き換えダイエットなど「栄養が足りない状態」を作ってしまうと、女性ホルモンの分泌周期やPMS(月経前症候群)に影響が出てしまったり、ストレスで過食したり……と本末転倒になる可能性があります。

リバウンドの原因もこれらに関係していて、“ある一定期間”はストイックにやるけれどストレスを溜め込んで一気に戻る! なんてことも。また、人間に必要な栄養が一日にどれくらい必要なのか?というデータ(※)が、厚生労働省から出ているので、ぜひ参考にしてみてください。

Pointちょこっと美容マメ知識
自分に自信が持てて笑顔になれるのが!

定義3. 体の先端がボロボロはNG!

最後は、肌や髪の毛、爪など体の先端部分がボロボロになる体型維持です。

健康のバロメーターは、体の先端に出ると言われています。体の中は目に見えないので、鏡や数値で見た時に「前より痩せてきた」と嬉しい気持ちになることでしょう。しかし、爪が割れやすくなったり、髪の毛先がボロボロになったり、肌の乾燥が目立つようになったりと表に出始めたら、無理なダイエットをしている可能性があります。

シルエットとして見た時に、痩せて見えることだけにフォーカスするのは注意してくださいね!

Pointちょこっと美容マメ知識
体、特に先端の潤いに注目しよう!

——数字だけで一喜一憂しない、メンタルの安定を心がける、体の潤いを保つ。これらを意識して健康的なカラダ、「#ヘルシーポジション」を目指しましょう!

©Luis Alvarez/Gettyimages
©Tara Moore/Gettyimages
©Fabrice LEROUGE/Gettyimages

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