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竹内涼真「僕にもある、人間の〝泥臭い〞部分が出たらいいなと思って」ドラマ『テセウスの船』

  • 2020.2.17
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5度目となるTBS日曜劇場で初主演&本格ミステリーに挑む

今回で5度目になるTBS日曜劇場への出演は堂々の主演! 主演としての重責に加え、精神的にも追いつめられる役柄に挑戦する竹内さんに作品への思いや、撮影現場の様子を話してもらいました。

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【PROFILE】竹内涼真

1993年4月26日東京都生まれ。2020年5月、映画『太陽は動かない』が公開予定。また同作品の連続ドラマ版もWOWOWで放送を予定している。2020年版カレンダー(壁掛け、卓上の2タイプ)がハゴロモより好評発売中。

ミステリーだけど家族の物語。いろんな側面から観てほしいです

「毎シーン、とても集中して撮影しているので、気持ちがクタクタです。でも自分にとってはとてもいいことだと思っています」と語るのは、現在放映中の日曜劇場『テセウスの船』で主人公・田村心(しん)を演じている竹内涼真さん。

父親が殺人犯という十字架を背負ってきた主人公が、その殺人事件のあった平成元年へとタイムスリップ、事件の謎を追うという本格ミステリー。初回放送以来「謎が謎を呼ぶ!」とすでに大きな話題となっている作品だ。殺人犯の息子、さらにタイムスリップをするという難しい役と、竹内さんはどう向き合っているのだろうか。

「正直、原作を最初に読んだとき〝これは演じるのが大変だな〞と(笑)」と竹内さん。もちろん主人公とはまったく別の生き方をしてきた竹内さんだが「役と自分との間に共通点を見つけて、自分に落とし込む作業はどの作品でも大事だと思っています」と続けた。

「人間誰でも嫌な記憶や苦手な感情に触れると、心のようにネガティブになったり、逃げたくなりますよね。そういう感情は、もちろん僕にもあって……。そういう人間の〝泥臭い〞部分が出たらいいなと思って演じています。背負っているものはツラいけれど、結婚して子供もいる役だから、暗いだけではなく幸せも知っているはず。その機微も出していきたいですね。そんな主人公がタイムスリップして、事件前の自分の父親に会う――。迫ってくる運命にとにかく全力で、必死に立ち向かって未来を動かすというのがこの作品の一番の見どころです」

撮影の裏話を聞いてみると「子役さんたちが素晴らしくて!」と竹内さん。「僕が先生で、彼らは僕の生徒役になるのですが、子供たち全員が表情もセリフも完璧。僕も負けてられないな!って、彼らから学ぶことが多い反面、疲れたときにはみんなの笑顔と元気に助けられています(笑)」

INFORMATION

日曜劇場『テセウスの船』(TBS系・日曜夜9時~)

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殺人犯として逮捕された父を持つ田村心(竹内涼真)。しかし、突然事件直前にタイムスリップした心は、笑顔と愛に溢れた31年前の両親(鈴木亮平と榮倉奈々)の姿を見て、父の無実を証明しようと立ち上がる。果たして奇跡は起こるのか?

撮影/花村克彦 スタイリスト/徳永貴士 ヘア&メイク/佐藤友勝 取材・文/前田美保 ※再構成 with online編集部

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