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「1日分の野菜」ジュースを飲めば1日に必要な野菜の栄養素が摂れるってホント?【美容の常識ウソ?ホント?】

  • 2020.2.14
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日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は野菜ジュースについて管理栄養士に質問。よく、パッケージに“1日分の野菜”と書かれた野菜ジュースがありますが、あれを飲めば1日に必要な野菜の栄養素を摂取できるというのは本当なのでしょうか? 食のプロ、管理栄養士の関口絢子さんに疑問をぶつけてみました!

「1日分の野菜」ジュースで1日に必要な野菜の栄養素が摂れるってホント?

“1日分の野菜”とパッケージに書かれている野菜ジュース。あれを飲めば1日に必要な野菜の栄養素がちゃちゃっと摂れそうですよね。でもジュースじゃダメとかいう説もあるし……。 本当のところはどっちなの? 食のプロ、管理栄養士の関口絢子さんに真相を直撃してみました。果たして関口さんの回答は…?

≫正解はこちら!

A:半分ホント、半分ウソ

「野菜ジュースに書いてある“1日分の野菜”というのは、厚生労働省の推奨する、1日に必要といわれている野菜摂取量--およそ350グラムを加工したものです、という表示です。ですから1日に必要な栄養素を賄えるというわけではないんですよ。とはいえ、まったく摂れないわけではありません。商品にもよりますが、野菜ジュースから摂れる栄養素の目安としては、コップ1杯・紙パック1本で、居酒屋さんなどの突き出しに出てくる小鉢や小皿程度に盛り付けられた野菜料理1皿分の代替になるくらいはあるんです」(関口絢子氏・以下「」内同)

野菜ジュースには生野菜を凌ぐメリットも!

「ひとり暮らしの方や少人数の世帯では何種類もの野菜を購入しても使い切ることができなかったりしますから、野菜ジュースで栄養がとれるのは嬉しいですよね。それに野菜ジュースには生野菜にはないメリットもあるんですよ。

たとえば、野菜ジュースは生野菜では摂りにくい栄養素が凝縮されています。また、生野菜で食べるよりも栄養素の吸収がいいんです。多くの野菜ジュースは、作られるときに野菜を加熱して粉砕・濃縮します。なので、βカロテンやリコピンなどのポリフェノール、ミネラルなど、熱に強い栄養素でしたら生野菜よりも格段に多く、スムーズに摂取することができるんですよ。

一方、生野菜のメリットは酵素や熱に弱いビタミン(ビタミンCやB群)などのデリケートな栄養素をそのまま摂取できる点です。ただし、生野菜は栄養素が固い細胞壁に囲まれているため、咀嚼して消化吸収できる量にロスが生じます。そのぶん、量をしっかり食べないといけませんね」

野菜ジュースと生野菜は補い合うイイ関係

「野菜ジュースを飲むことはいいことです。しかし、それですべての栄養素を摂取できるわけではないことをしっかり理解しておいてほしいです。逆に生野菜も食べられる量が限られているため、加熱調理した野菜や野菜ジュースで補うことも大切。つまり野菜ジュースと生野菜はお互いに補い合う関係なのです」

野菜ジュースはいつ飲んでもいいの?

スムージーなどは朝飲むほうがいいと思って、毎日の習慣にしているという美意識の高い人も多いですが、野菜ジュースも朝に飲むのがいいのでしょうか?
「飲むタイミングはこだわらなくても大丈夫。ただ、食事と野菜ジュースを一緒の摂ると、野菜ジュースに含まれる脂溶性ビタミン(βカロテンやリコピンなど)の吸収がよくなりますよ。食事によって胃腸のはたらきもよくなるので、野菜ジュースに含まれるビタミンやミネラルなどの吸収力もアップしますよ。

また、飲む回数にも決まりはありません。ただ、野菜料理を多く食べた日などは省いてもいいと思います。野菜はβカロテンが必要に応じてビタミンAに変わるため、摂りすぎの心配はないんです。アンチエイジングなど気にする人は、抗酸化物質としてもはたらくため多めに摂ってもいいですね。ただし、甘味が強く感じるものは、カロリーも高い可能性もありますので、パッケージの表示をよく見て、自身の1日の消費カロリーと相談しながらが望ましいと思います」

 

管理栄養士・料理研究家・インナービューティスペシャリスト

関口絢子

川村学園短期大学食物学科卒業。米国栄養カウンセラー・ヘルスケアプランナー。企業やWEBサイト・各種メディアや媒体を中心に、レシピやコラム、 企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人 気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業 施設のフードプロデュースなど多岐に活動。毎日続けられる事をモットーに、簡単・おいしい・お洒落、そして美容と健康に直結したレシピを発信。
@ayakowellness

文/野邑みえ(all the way)

 

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