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アカデミー賞で「ファイト・クラブ」を設立!? 女性ヒーローたちが映画界にジャブ

  • 2020.2.10
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第92回アカデミー賞作曲賞の受賞者の発表前に、プレゼンターを務めた俳優3人からのある提案が会場の拍手喝采を集めた。(フロントロウ編集部)

アカデミー版ファイト・クラブのルールとは?

画像1: アカデミー版ファイト・クラブのルールとは?

2020年度のアカデミー賞で作曲賞のプレゼンターを務めた、映画『エイリアン』のシガニー・ウィーバー、映画『ワンダーウーマン』のガル・ガドット、映画『キャプテン・マーベル』のブリー・ラーソンから、ある提案があった。

シガニー:「バックステージで決めたのですが、授賞式のあとにファイト・クラブを設立することにしました」ガル:「男性のみなさん全員を招待しますが、短パンは禁止です」ブリー:「ごめんなさいね、これがハリウッドですから。勝者には、一生分のデオドラントと、寿司と、テキーラが与えられます」ガル:「そして敗者には、記者のみなさんからの、女性としてハリウッドで活躍するのはどんな気持ちかという質問に答えていただきます」シガニー:「きっと負けたくないですよ」

この提案には、会場からは拍手喝采が。3人のこのやり取りには、給与や雇用機会などあらゆる面において男女格差が問題視されているハリウッドへのジャブという以外に、女性ばかりが「女性の活躍」について聞かれる実情への皮肉が込められている。

画像2: アカデミー版ファイト・クラブのルールとは?

映画『ファイト・クラブ』の主演俳優であるブラッド・ピットをはじめとした観客が3人の皮肉の込められた提案に爆笑するなか、シガニーが、スーパーヒーローを演じるガルとブリーをギュッと抱き寄せ、「すべての女性がスーパーヒーローです」と宣言。そして最後に、「アカデミー賞の92年の歴史においてはじめて、女性コンダクターがこのパフォーマンスのオーケストラを指揮します」とシガニーが言うと、ガルが「やっとです!」とシャウト。会場中から拍手喝采が挙がった。

2020年度アカデミー賞作曲賞は、映画『ジョーカー』のヒドゥル・グドナドッティルが受賞した。(フロントロウ編集部)

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