【スナップ in Paris】ボーイフレンドと参考にしたい！パリコレで出会ったカップルコーデ

1月14～19日に2020-21年秋冬コレクションのパリ・メンズ・ファッション・ウィークが開催されました。世界中から業界人が集結するパリコレ期間はただでさえ渋滞＆混乱が通例なのに、今回は12月から続いている公共交通機関のストライキによって、会場から会場への移動にすこぶる苦しめられました。ショーやアポイントメントに間に合わず、何度ヒールで猛ダッシュしたことか…。ともあれ、無事に終われたので良かったです！

メンズ・ファッション・ウィークはもちろんメンズのコレクションが中心ではありますが、最近のショーではウィメンズのプレコレクションをランウェイに登場させるブランドも少なくありません。そのためウィメンズ担当の女性のプレスやバイヤーもショー会場で多く見かけます。今回はオフランウェイで出会った、カップル風の男女スナップをお届けします！

モード界でカップルコーデのお手本といえばフランス人カップルのインフルエンサー、アリス＆JSではないでしょうか。J’aime tout chez toi というタイトルのブログ、インスタグラムでファッションやライフスタイルを発信しています。「ロック」のコート風のレザードレスのアリスに、「メゾン・マルジェラ」のスーツセットアップのJS、バッグは2人とも「ルイ・ヴィトン」のロゴバッグでマッチさせています。

別日は2人とも「アクネ・ストゥディオズ」のパステルカラーでマッチング。カラートーン、シェイプ、アクセサリー使い、絶妙な2人のバランスはパズルがばっちりハマったように、完璧な組み合わせ！

「リック・オウエンス」の会場では、同じレザーのジャンプスーツを着用した2人の女性を見かけました。隣で彼女の背中に手を添える別の2人の男性は、彼女に合わせて（？）か全身ブラックのワントーンコーデ。

トーンを合わせるだけでなく、ほぼペアルックなカップルもキャッチしました。スーツセットアップにネックレスの重ね付け、ブラックの帽子にホワイトのスニーカー。“彼氏の洋服借りちゃいました”風の、女性のオーバーサイズでマスキャランなスタイリングはとても今っぽいですね。

「バーバリー」チェックでマッチさせた2人は、いい感じで肩の力が抜けたストリート風のコーデ。男女の性差がない“ジェンダーレス”の言葉はすでに聞き慣れて久しいですが、このカップルは強いまなざしの女性に色気のある男性、ジェンダーを超越した新世代カップルの2人だなと感じました。

その他、私が気に入ったカップルコーデの写真をご覧ください。カップルによって歴史は違いますが、男女それぞれ互いに似ている気がしませんか？洋服やスタイルの好みはもともと似ていたのかな、それとも時間を重ねるごとに似てきたのかな…。人は類似性に惹かれるとも言いますし、夫婦というのは似てくるものだとも聞きます。うーん、自分の経験上ではどうだっただろうか……？みなさんはいかがでしょうか？そんな風に、パリコレが終わってからはカップルの類似性について考える日々でございます。

Photo by YURI IWATSUKI