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“出会いのかたち”って、これからどうなるの?『マッチアップ』編集長・伊藤早紀さんに聞いてみた!

  • 2020.2.5
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マッチングアプリに関する情報格差をなくし、世界で一番男女をくっつけるメディアを目指す『マッチアップ』。

今回はその編集長・伊藤早紀さんをお迎えして、マッチングアプリの歴史から攻略法、これからの恋愛観に至るまでお話しいただきました。

全3回でお届けするインタビュー企画、1回目の今回は、知っていそうで知らない「マッチングアプリ」について伺いました。

“出会いのかたち”って、これからどうなるの?『マッチアップ』編集長・伊藤早紀さんに聞いてみた!
『マッチアップ』編集長・伊藤早紀さん

出会い系とマッチングアプリの違い

――マッチングアプリは、いつの間にかブームになっていたというイメージです。ひと昔前の「出会い系サイト」とは、何が違うのでしょうか?

伊藤さん:
共通点として、どちらもインターネット異性紹介事業届を出さなければなりません。
利用するにあたって年齢確認をする必要があります。
年齢確認は「出会い系アプリ」も「マッチングアプリ」もどちらも行っています。
この二つの違いは何かというと、

【目的】
マッチングアプリ:真剣な恋活・婚活
出会い系アプリ:遊び

【料金体系】
マッチングアプリ:月額固定の定額制
出会い系アプリ:やり取り1通いくらの従量課金

【機能】
マッチングアプリ:マッチした人としかメッセージ交換できない
出会い系アプリ:掲示板で募集した人、誰とでもメッセージできる

……と、このような違いですね。

運営会社が「これは出会い系アプリだ。なぜならば従量課金をしているから」と言っているわけではなく、あくまでも私たちが分類しています。

利用する人には色々な出会いの目的があって、私は、たとえ利用する目的が「セフレ探し」でも、お互いが合意しているならばいいと思います。

でも、「セフレ探し目的」の人が恋活・婚活メインのマッチングアプリに来てしまうと、みんなが不幸になってしまいますよね。

当社のメディア「マッチアップ」では、マッチングアプリの情報格差をなくし、少しでも利用者同士のギャップを無くしたいと考えています。

今と昔、出会いのかたち

――今の若い世代の出会いについてなんですが、やっぱりマッチングアプリで付き合っている方も多くて、合コンでの出会いは最近あまり聞かないです。

伊藤さん:
合コン自体はあると思います。ただ……合コンって、限られた人しか参加できないものだと思うんです。

まず友達がいて、「こいつなら合コンに呼んでも良い」と思われて初めて参加できる、というものだから。
ヒエラルキーのある程度上にいないと誘ってもらえないんです。

いっぽう、マッチングアプリって、誰でも登録できますし、もちろん1人で参加するわけですから、とても手軽ですよね。

今と昔、出会いのかたち
伊藤さんが語るように、合コンのハードルはとても高い

しかも、合コンの機会は20代の前半から後半くらいまでが多くて、それ以降になってくると、周りはみんな結婚しますので合コンしなくなります。

これからも合コンの数自体は大きく変わらないかもしれないけど、いっぽうで、マッチングアプリの数はもっと増えて、出会いの形は変化するでしょうね。

ふつうの出会いとアプリの出会い、違いは?

――マッチングアプリを使って会った後、みんなどうしているのでしょう?
普通の出会いと何か違うところはあるのでしょうか?

伊藤さん:
会ったあとは、ふつうの出会いと、とくに変わらないと思います。
ただ、1対1でしか会わないから、ほかの出会い方とちがって、客観的な視点がいっさい入りません。
なので、ほかの人と一緒にいる彼のことがまったくイメージできません。

――共通の友人はゼロですからね、基本的に。

伊藤さん:
だから、もしピンとこなかったら友達と一緒に会ってみるとか、1回目のデートが良いと思ったら、つぎは2対2で飲んでみるといいですね。

前に私が相談に乗っていた方も「1対1だったらピンとこなかったけど、グループデートのときに、彼が他の女の子と話しているのを見て嫉妬して、素の自分にもどって『あ、私……彼のこと好きなんだ』って気付いた」って言ってました。

これからのマッチングアプリと恋愛

――今後、新しい出会いの方法が生まれると思いますか?

伊藤さん:
しばらくの間はマッチングアプリがもっと広まると思います。効率的な出会いがより求められるようになるので。

でも、最近思うことがありまして……。

“結婚は「別にしなくても良いじゃん」”という風潮になっていますよね。

これからのマッチングアプリと恋愛
「結婚はしなくてもいい」時代に、伊藤さんの考えは…

とにかく結婚ができればいいという人は、どんどん効率化すればいいと思うんです。
極端に言えば、『AIの指示に従って結婚する』とか。

そうではなくて、ドキドキするロマンチックな恋愛は、本当に限られた一部の貴族のものになるのかもしれません。
モテ男、モテ女のたしなみみたいな感じに。

結婚したい相手を探すひとと、ロマンティックに恋愛したいひと、2つの層に分かれる。ただ、その中間層に対して、どうアピールするかが鍵ですね。

特別企画第1回目は、『マッチアップ』編集長・伊藤早紀さんに、マッチングアプリの歴史や特徴について語っていただきました。

近日公開予定の第2回は、伊藤さん直々にマッチングアプリ攻略法をご紹介します。お楽しみに!

(愛カツ編集部)

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