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映画『スキャンダル』マーゴット・ロビー、「この作品はセクハラ問題の複雑さを描いてる」【インタビュー映像】

  • 2020.1.31
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実際に起きたセクハラ事件の裏側を描いた映画『スキャンダル』で新人キャスターのケイラを演じる、マーゴット・ロビーのインタビュー映像が到着!(フロントロウ編集部)

マーゴットが映画『スキャンダル』を語る

2016年、アメリカのニュース放送局で視聴率ナンバーワンを誇るFOXニュースで実際に起きたセクハラ事件の裏側を描いた映画『スキャンダル』より、新人キャスターのケイラを演じるマーゴット・ロビーのインタビュー映像が解禁になった。

シャーリーズ・セロンが演じたメーガン・ケリーやニコール・キッドマンが演じたグレッチェン・カールソンのような、実際にFOXニュースのキャスターだった人物とは対照的に、架空のキャラクターを演じたマーゴット。FOXで働いていた2人の女性の実際の体験談を組み合わせたキャラクターで、ロジャー・エイルズから現在進行形でセクハラを受けている対象として登場する難しい役どころに挑戦した。

画像: マーゴットが映画『スキャンダル』を語る

上のインタビュー映像で、マーゴットは最初に脚本を読んだ時の印象について、「自分の道徳的な深い部分に響いて、この物語の一部になりたいという衝動にかられたの。職場でのセクハラに関する内容だけれども、とても複雑に描かれていた。この革命がついに軌道に乗り始めたと思った。私たちには、この問題の曖昧なグレーゾーンについて深く追求する機会が無かったと思う。そしてこの物語は決して、単に犠牲者を擁護するものではない。それよりももっと複雑で、脚本を読んだ時、チャールズ・ランドルフが非常に複雑な登場人物を用いて、問題の複雑さを見事に描いていると思った」と、本作のテーマの複雑さを語っている。

また、本作でプロデューサーも務めたシャーリーズについて、「本当に最高!カッコ良い!」と笑顔を見せると、さらに「彼女は真のプロデューサーだと思う。名ばかりのプロデューサーとは比べものにならない。彼女は現場に居なくてもいい日でも、必ず現場にいる。この企画が始まった頃から、この作品に身を注いできたのが分かるの。彼女は、(監督の)ジェイや(脚本家の)チャールズと同じくらいこの映画に相当なエネルギーを注いできたんだと思う」と、本作に対するシャーリーズの並々なら熱意と情熱について明かした。

映画『スキャンダル』あらすじ

「TVは視覚メディアだ。スカートは短く」と傍若無人に女性社員たちにセクハラやパワハラともとれる発言を浴びせまくるのは、米FOXニュースのCEOでTV業界の帝王であるロジャー・エイル(ジョン・リスゴー)。

画像1: 映画『スキャンダル』あらすじ

ベテランキャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)には「更年期の汗だくは醜い!」と暴言を吐き捨て、「メインを張りたい」と切望する新人キャスターのケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)に対しては、願いを叶えてほしいなら「忠誠心をみせろ」と言い放つ。その言葉の意味に困惑しながらも、これまで夢のために努力を積み上げてきたケイラは言われるがまま、ついにロジャーの前でスカートをまくり上げ脚を晒すのだった…。

そんななか、我慢の限界に達したグレッチェンがロジャーを提訴。

画像2: 映画『スキャンダル』あらすじ

怒りを抑えられず怒鳴り散らすロジャーに、社内は騒然とした雰囲気に包まれる。巨大な権力に立ち向かうグレッチェンと、電話口で涙ぐむケイラ。そして「訴えても誰も信じないわ」と冷静に話しながらも、何か考えがある様子の人気キャスター、メーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)。立場も年代も違う3人のキャスターがプライドをかけ放つ真実とは…。

画像3: 映画『スキャンダル』あらすじ

ちなみに、現地時間2月9日に授賞式が開催される第92回アカデミー賞で、グレッチェン役のシャーリーズが主演女優賞、ケイラ役のマーゴットが助演女優賞、さらに映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でオスカーを獲得した辻一弘(カズ・ヒロ)氏が率いるチームが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされている。

映画『スキャンダル』は2月21日(金)より公開。(フロントロウ編集部)

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