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「今は独身男性より結婚してる男と付き合いたい」独女があえて不倫の恋を選ぶ理由【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.54】

  • 2020.1.30
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「わたしは不倫をしたかったわけじゃないの……好きになった人がたまたま結婚していただけ」

……って、よく聞くセリフよね。

でも、ね、世の中には「たまたま」でなく、「あえて」不倫の恋に足を突っ込む女性もいるの。既婚者だからこそ魅力的に感じてしまって付き合ってしまうなんてパターン。

今回の神崎桃子の恋愛スパルタ塾では“独身女性が妻帯者との恋を選んでしまう理由”に迫ってみるよ!

束縛してこないからむしろラク!仕事も遊びも好きにできる!

・「奥さんのいる人はうるさいことは言わないけど、独身男性って『今度の休みの日は何してる?』『今日は何してた?』とアレコレ詮索してくるからウザい。休日に自分がやりたいことがあっても一緒に過ごさなきゃいけないのか、とか変に気を使ってしまうし……。今は仕事も遊びも好きにさせてくれる大人の男性のほうがいいんです」(33歳女性/旅行関係)

――付き合ってる男性が独身だと頻繁に「今、何してるの?」「まだ仕事してるの?」なんてLINEが入ってきたり、その日の行動をイチイチ報告しなきゃいけないなんてことも……。

「休みの日は基本一緒に行動する」なんてことも独身カップルのルールだったりするしね。

その点、相手が妻帯者なら週末にダラダラとお泊りデートすることもないし、拘束されることもない。

友達付き合い、趣味に習い事と……休日も気兼ねせず思い切り自分のために使えるし、好きにさせてくれるのダ。

【神崎桃子の恋愛説法】……といっても、彼が束縛せずに自由をくれるのは、自分がアレコレ求められても困るからだけなんだけどね。

奥さんのお墨付きをもらってるからむしろ安心、他の人が選んだだけのことはある!

・「自分が『この人、好きだな』って思う人ってやっぱり結婚してる男性なんですよ。それにいい歳して独身の男性だと性格やなんらかに問題あるんじゃないかって思っちゃう(笑)本当にダメな男だったら奥さんだって相手にしなかったはずでしょ?むしろ自分が好きになった人が全くモテないなんてことはない。だから『他の人が選んだだけのことはある』って目で見てしまう」(35歳女性/総合商社)

――既婚男性というのは実際奥さんがいるという事実から誰もが見向きしないような男ではないってこと。

人のものが魅力的にみえてしまうのは、他にも選んだ人がいるから……ともいえるかもね。

「自分が好きになった人が全くモテないわけがない……むしろかぶって当たり前!」って開き直ったりして。

実際「いいな~」と感じる男性が妻帯者と知るとショックを受けるどころか「やっぱりな~」と妙に納得してしまう女性もいるのよ。

奥さんのお墨付きをもらってるからむしろ安心~なんてね。

【神崎桃子の恋愛説法】……でも、ホントのところ、結婚してることでその男性が魅力的に見えるなんて “トリック”だからね!

四六時中ず~っと一緒にいる訳ではないから、彼も良いところしか見せないだけ……むしろ魅力的にみえて当たり前なの(笑)

女性に絶対的に優しい、女性が感情的になっても余裕がある!

・「彼はわたしがイライラしてたり、拗ねていたりするとすぐにフォローしてきますね。女性の扱いや喜ばせ方を知っているからこっちもすぐ機嫌がよくなっちゃって……(笑)独身男性だと『面倒くせえ』って逆ギレしちゃうシチュエーションでも、不倫の彼はご機嫌とりに徹してくれます。それに女の気落ちをくすぐってくれるとエッチも燃えるし……」(33歳女性/医療事務)

――恋が続かない、1,2回デートして終わってしまう短命恋愛が多いさなか、結婚に至るまでの行程を経験してきた男性というのはやはり女性に対しての忍耐力が培われているもの。

加えて結婚生活のゴタゴタも味わってきてるから「女の面倒くささ」もちゃんと学習して

「女にはこうしといたほうがいい」という悪知恵もつけてるもんだよ(笑)。

女が拗ねて機嫌を損ねても放置したりしないし、女が泣こうが喚こうがオロオロしてうろたえたりしない。

ちょっとやそっとのことでは動じない……どころか、優しくフォローしてくれる余裕さえある。

女はそういうのに一番弱いからねぇ。

【神崎桃子の恋愛説法】……と、いっても、女のワガママを包み込んでくれる男のその優しさなんてすべてはエロ心からきているんだけどね。不倫男の“優しさが映る”のは下心満載だからなんだよ。

オイシイ餌をまいてくれる、奢ってもらえる

・「相手が妻帯者の場合はほぼ丸おごり!!……というか、向こうが誘ってきた時点で奢ってもらえて当たり前って感覚ですね。金銭的に余裕がないとなかなか不倫なんてできないでしょうし。私の知り合いの女性は相手に家賃を半分出してもらってますよ。甲斐性のある男の人って最高」(37歳女性/建築関係)

――奥さんに家計をガッツリ管理されていて乏しいお小遣いでやりくりしなきゃいけない男性は女性のことをなかなか誘いにくいもの。

女に平気で金を出させることができるヒモタイプならともかくとして、男性に“ある程度自由に使えるお金”がないと不倫はそうそうできるものではない。

さらにそれが年齢的に上ともなれば同世代の男性なんかよりいい店は知ってるし、舌も肥えているからデートも充実するだろうね。

「うまいもんでも食いに行こうよ。金は出すからさ」

「俺が全部持つから、温泉にでも行こうよ。いい旅館があるんだ」

……彼らはそんなふうにおいしい餌をまき、女は飛びつく(笑)

「金は払っとく」「金は出すよ」は独身女性には大きなポイントなんじゃない?

お金のことなんて心配しないで楽しめるんだから……。

【神崎桃子の恋愛説法】

……っても、彼が金を気持ちよく使ってくれるのは自分が結婚してるという負い目があるから。実際は釣った魚に餌はやらないんだよ!

不倫相手との恋愛は、こんなふうに「いいとこ取り」

「相手が結婚してるんだから別に本気になんてならないし」

「こっちに本命ができるまでのつなぎ」

「まだ結婚したくないし、今を楽しみたいだけ……」

……そんな軽い気持ちから「不倫の恋」に踏み込んでしまった女性も少なくないよね。

しかし、「相手のいいところだけしか見ない」「いいとこしか見せない」という「いいとこ取りの恋」をしていると、あとあと苦労することに……。

その先の、男を見る目が狂ってしまい真面目な男性との恋愛が難しくなるだろうね。

イザ、付き合ってみても物足りなくなり、「この人といてもつまんない」「ぜんぜんときめかない」「ちゃんとリードしてくれない」と相手へのダメ出ししかしなくなる。それまで不倫相手のいいとこしか見てこなかったから、他の男性のアラばかりが目立つように……。

マトモな男性とマトモな結婚を望んで婚活しようともなかなかうまくいかない。

妻帯者との恋はその場では甘美なものにみえても、後に毒に変化するってこと。

不倫相手との情事に慣らされてしまうと、女はそのあとの男選びに苦労しもがき続けることになるんだよ。

あなたにさんざん“オイシイ毒”を流しこんだ男は家庭に戻り何食わぬ顔でピンピンしているっていうのにね……。

(恋愛事情専門家/恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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