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偏食は突然に! 子どもが食べ物の好き嫌いを克服した方法【子育てログ!リンゴ日和。 第25話】

  • 2020.1.29
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次女がまだ保育園に通いはじめたばかりの頃のこと。今まで好きでよく食べていた人参を、急に食べなくなってしまったことがありました。


ほんの数日前までは美味しそうに人参を食べていたし、とくに料理の味付けが劇的に変化したというわけではないと思うのですが、なぜか人参を食べなくなってしまいました。

食べられていたものが、急に食べられなくなることがあるなんて…とショックでした。

そして、そのとき私が考えた方法は、すりおろして料理に混ぜてみることでした。


そこで、すりおろした人参を入れたカレーを娘に出してみたところ…

すごく美味しそうに食べるではありませんか!


人参をすりおろしたせいで、ルーによく溶け込み、カレーの味に深みが出たのかもしれません。人参が入っていると気づかず、満足そうにカレーを完食した娘でした。


味をしめた私は、人参を入れたことを秘密にしたまま、しばらくはこの方法で人参入りのカレーを作っていました。


そして、毎回美味しそうに娘はそれを食べてくれました。…でも、何度か作るうち、秘密にしていることにだんだんと罪悪感がめばえてきました。

それでとうとう「実はこのカレー、人参が入っているんだよ」と、娘に打ち明けました。


娘はびっくりしていました。それから、私はもう人参をすりおろしていれることはやめ、正々堂々と普通に切った人参をカレーに入れることにしました。

その後、普通に切った人参入りのカレーを出すと、いやがることもありましたが、「あのとき食べられたんだから、食べられるよ」と言うと、一口、二口と食べてくれるように。


以前はまったく食べない状態だったのだから、これは大きな進歩なのではないだろうかと思ったのを覚えています。嫌いな食べ物がある場合、ひょっとしたら味ではなく、形、見た目が苦手な場合もあるのかも。そういう場合は、形を変えてみたり、何かに溶け込ませてみたりするのもいいのかもしれません。

(ひーたむ)

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