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筋肉だけでなく肌にもマグネシウムが必要な理由

  • 2020.1.23
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マグネシウムをスキンケアに使うなんて考えたこともなかったけれど、最近ふと疑問に思う。回復促進作用のあるマグネシウムは、顔の炎症も同じように鎮めてくれるのかな? アメリカ版ウィメンズヘルスビューティディレクターが気づいたこととは?

初マラソンの完走を祝して、友人が特大サイズのエプソムソルトをくれた。エプソムソルトは筋肉と関節を落ち着かせるマグネシウムを含んでおり、お風呂に入れると体に吸収されやすいので絶対使うべきなのだとか。マグネシウムをスキンケアに使うなんて考えたこともなかったけれど、最近ふと疑問に思う。回復促進作用のあるマグネシウムは、顔の炎症も同じように鎮めてくれるのかな?

そんなとき、韓国のコスメブランド『Glow Recipe』がバナナ・スフレ・モイスチャークリームという新商品を発売した。これには私も興味津々。主成分はマグネシウム、バナナ(水分補給を助けるマグネシウムとカリウムがもともと豊富)、ターメリック(抗酸化物質がたっぷり)、シカ(乾燥肌を潤す)。まず私を虜にしたのは、出来立てのバナナプディングを彷彿させる美味しそうな香り。しかも、プルプルした質感が真冬の肌をしっかり潤してくれそう。実際に試してみると、室内の暖房と屋外の冷気にさらされてカサカサになった私の肌が見事にしっとり!

首にできた赤いパッチが消えていることに気付いたときには二度見するほど驚いて、ますますこの商品が好きになった。あれほどヒリヒリして痒かったのに! 虫刺されだったのか、新しいネックレスに対するアレルギー反応だったのか、いまとなっては分からない(キスマークじゃないのは確か)。でも、バナナ保湿液をひと塗りすると、スーッとして不快感が和らいだ。そしてわずか数分後には、赤みが完全に引いていた。

すごいでしょう? これはマグネシウムが肌を驚くほど落ち着かせる成分だから。「マグネシウムは赤みを抑えてニキビや酒さを目立たなくしてくれます。全体的に肌が明るくなることもありますよ」と話すのは、皮膚科専門医のマーニー・ナスバウム医学博士。「マグネシウムはホルモンバランスを安定させ、コルチゾールを減らし、細胞機能を改善します。その結果、肌の炎症と赤みが緩和するのです」

マグネシウムは局所的に使うのがベスト。「マグネシウムのサプリメントはたいてい下剤作用があるので敬遠されますし、肌に対する効果のほどもハッキリしません」とナスバウム博士。「局所的に塗った方がマグネシウムは肌に吸収されやすいですよ。炎症を抑えてくれるので、酒さやニキビに対する効果も期待できます」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Kristina Rodulfo Translation: Ai Igamoto

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