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30年経っても忘れられない…【私が子どものころ受けた性被害(2)】【いまじん男児育児 Vol.7】

  • 2020.1.22
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前回に引き続き、私が子どものころに体験した「性被害」のお話です。
今回は年長のときに起きた事件について描きたいと思います。


私が通っていた保育園は、今ならニュースになるようなブラック保育園でした…。


保育園で保育士たちから受けた嫌がらせをキッカケに 年長のときに言葉が出なくなってしまいました。場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)は、極度の緊張や不安から人前で声が出なくなる、幼児期に発症するケースが多い疾患です。
声が出せなくなるだけじゃなく、体も動かなくなる緘動(かんどう)を伴うこともあります。

保育園時代のトラウマで発症した場面緘黙症は、5歳から中1まで続きました。
(緘黙症は虐待やトラウマが原因だけではなく、もともとの気質で発症することもあります)

保育士がいじめている子は「いじめていい子」と子どもからも認識され、同級生からもいじめられました。



私が暗黒の保育園時代で一番辛かったのは男子からの性的な嫌がらせです。(本人は性的であることを意識できてなかったかもしれませんが…)



恐怖と不安からしゃべれない緘黙(かんもく)と体がフリーズする緘動(かんどう)で抵抗できないので、毎日続きました。保育士も他の子どもたちも気付いていたのではないかと思うのですが、止めてくれる人はいませんでした。



ある日私の弟(4歳)がその現場を見て、話しかけてきたのですが…




この時の男の子の顔を私は30年経っても忘れられません。




5歳で性的な嫌がらせをしたこの男の子が特別な存在というわけではなさそうです。
同じような経験があると60件以上のDMをいただきましたし、昔も今も起きていることのようです。

私が場面緘黙症でしゃべれなかったことがターゲットにされた原因としてあると思いますが、繰り返し被害に遭いやすいのはおとなしい子どもだけではなく性教育を受けていない子どもだと思います。

プライベートゾーンを触るのも触られるのもいけないこと
もし触られたら逃げること
何かあったとき必ず大人に話すこと


子どもが小さいうちからしっかりと性教育として教えることで子どもの性的な問題行動は減らすことができると私は思います。

次回は、子どもが性的な問題行動を起こしてしまう身近にある原因や、親としてできる心構えをお話ししたいと思います。

(今じんこ)

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