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育児休暇を取った人がいない職場。将来的に育児休暇を取るために、今からできることはある?

  • 2020.1.22
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Q.仕事は好きだから続けたい。仕事のやり方や周囲への根回しはどうしたらいい?
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出典:シティリビングWeb

今の職場ではいまだに妊娠するとみんな辞めていくので、育児休暇を取った人がいません。結婚していて子どもを考えているのですが、仕事は好きだし育児休暇を取って続けたいと思っています。仕事のやり方や周囲への根回しなど、今からできること、やっておいたほうがいいことはありますか?

A.就業規則を読み返し、人事部に相談してみましょう

前例は作るもの。働きやすい職場を作る気概を持って、今から準備を始めてみて

日本の企業で働く人は、憲法や法律でとてもしっかりと守られている安全な環境が整えられています。法定休暇としても以下の8種類があり、世界的に見ても非常に働きやすい仕組みが整えられています。(年次有給休暇、産前産後休業、生理休暇、育児休業、介護休業、子の看護休暇、介護休暇、裁判員休暇)

労働六法と呼ばれる働く人の義務と権利をまとめた法律を持ち出すまでもなく、正社員・非正規社員に関わらず、働く人を守るのも法律であり、会社ごとにまとめられている就業規則には、こうした法律についても細かく記載がある場合もあります。相談者さんが働く会社の規模や業種が分かりませんが、まずは、就業規則を熟読して育児休暇を取ることは「権利」であることを把握しておきましょう。

働く人の権利を守るためには、雇っている会社側にも相応の準備と対応が必要になります。妊娠すると辞めるという前例しかない場合、会社側も「そういうものだ」と思い込んでいる場合もあります。前例は作るものです。せっかくやりがいがあり、好きな仕事に就いているのですから、働きやすい職場を作る気概を持って、今から準備を始めましょう。

職場全体で“支え合う”雰囲気づくりを

具体的な準備としては、就業規則を熟読し、人事部に相談に行きましょう。長期間職場から人員が離れた場合、会社の業績や経営に支障をきたすことがあります。代わりの人員配置を検討したり、場合によっては新たに人を雇ったりすることも会社としては必要となるかもしれません。希望通りの期間育児休暇を取ることは、結局は会社からの助けが必要になるということです。人事部としては、会社で働く全ての人の権利をフェアに守っていくための仕組みや制度作りをしていく必要も生じるでしょう。

妊娠は授かりものです。産みたくても産めるものでもないし、タイミングもどうなるかは分かりません。社会全体から見れば、尊い一人の命を生み育てることは、会社の仕事同等に尊い仕事です。命の営みは太古から続く貴重な人間としての本能でもあるだけに、未来のために会社側にも相応の対応が求められている時代です。

会社で働く人たちの権利と義務の対立を少しでも緩和し、また、子どもを産みたくても産めない人の心象にも配慮しながら、職場全体で“支え合う”雰囲気づくりを、相談者さん自らが行ってほしいと思います。

好きな仕事を続けるための努力は惜しまず、“与えられる人”になる

やや話が大きくなりましたが、日常的には、職場で元気に働いているうちに困っている人のカバーを積極的に行うことや、仕事上の業務スキルを高めておくこと、人事部だけではなく、上司や同僚、社内の多くの仲間に「働かせてくれてありがとう」の気持ちを伝え、できる限り信頼関係を築き上げておくことが大切です。根回しという合理的な考え方からではなく、自然に、自分の心の中から湧き出るような感謝の気持ちをもって、多くのことを周りに“与えられる人”になっておくことが、本当に困ったとき、「助けてもらえる人」になると思います。

情けは人のためならず。人に親切にしておけば、やがて自分によい報いが戻ってきます。子育ても、親や多くの人の手を借りて育ててもらったから自分が親になれる「順繰り」の営みです。会社での仕事も同じです。雇ってもらえて、仕事があるだけでも感謝すべきことですよね。好きな仕事を続けるための努力は惜しまず、“与えられる人”になってくださいね!

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