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JUNYA WATANABE MANが描く「イタリア男」に注目! 多くの車ブランドとコラボ。【パリメンズ速報】

  • 2020.1.21
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シーズン毎にユニークなコラボでランウェイを彩ってきたコム デ ギャルソン ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)。過去にもタッグを組んだカーハートやリーバイスに加え、“異色”のコラボレーターたちがコレクションをより印象深いものにした。

ファーストルックには、ブレザーの上にキャメルのコートを羽織りハットを目深に被ったモデルが登場。ジーンズにブローグシューズを合わせた粋なイタリア男だ。テーマ「CLASSICO」からも読み取れるように、イタリアンスタイルの紳士的な装いを再考している。ジュンヤ ワタナベといえばデニムのパッチワークが有名だが、今回はウールの継ぎはぎや、異なる柄や素材を組み合わせたアイテムが新鮮に映った。

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チェスターコートやテイラードジャケットのようなユニフォームには、カーレースやライダースジャケットをドッキング。そして胸もとには大手タイヤメーカー「ピレリ」をはじめ、ブレーキメーカーの「ブレンボ」、自転車のパーツメーカー「カンパニョーロ」、自動車の「アバルト」、メンズスーツの「カルーゾ」といったイタリアを象徴するキャッチーなロゴをふんだんに起用した。まるでランウェイがサーキットになったかのように、ピットクルーやファクトリーチームが着用するユニフォームがイタリアンクラシックと見事に融合していた。

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やんちゃで遊び心あふれる着こなしも楽しい。タートルネックにゴールドチェーンをレイヤードしたり、ペイズリー柄のスカーフを首もとにキュッと結んだり。ドットやストライプのソックスをクロップド丈のパンツからチラリと見せるなど、細部も抜かりない。

「イタリアのテキスタイルカンパニーのCEOからインスピレーションを受けました」と語る渡辺淳弥。すると、彼のアシスタントが携帯に入っている集合写真を見せてくれた。渡辺は、そこに映るスリーピースを纏ったオールバックのグレーヘアの男性を指差し、「彼はレクサスのスポーツタイプのオープンカーを乗っていたんですよ」と付け加えた。

男性像の解釈が多様化する中、ユニークさが成熟したコラボと一貫したマスキュリンなアイデンティティの提案で締めくくった。

Photos: Gorunway.com Text: Aya Tsuchii

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