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パッサージュ・デ・パノラマの気軽なイタリアン、Zola!

  • 2020.1.17
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ゾラと聞いたらフランスでは誰もが作家のエミール・ゾラを思う。新しいレストランのオープンが続くパッサージュ・デ・パノラマに1月にオープンした「Zola(ゾラ)!」もまた、このエミール・ゾラからとった店名である。なぜゾラか?というと、彼が1879年に発表した小説『ナナ』に由来している。ナナはパッサージュ・デ・パノラマに隣接するヴァリエテ座の舞台女優。このパッサージュをとても気に入っていた彼女にとって、若き時代の情熱が宿る思い出の場所なのだ。ゾラは小説『パリの胃袋』(1874年)では現在のフォーラム・デ・アールにかつて存在した中央市場について詳しく描いている。19世紀のパリの街、パリの人々について知りたい時はゾラの小説を手に取るのがおすすめだ。

ゾラ!雨降りでもテラスで食事ができるのは、ガラス屋根に覆われたパッサージュの特権では?

エドゥアール・マネが描いた娼婦の『ナナ』(1877年)が文庫本のカバーに使われている。

レストランのゾラに戻ろう。レストラン内でも読み取れるように “ピザ、パスタ、エ、バスタ !” これが謳い文句の店である。つまりパスタとピザ、そして前菜、デザートとメニューはいたってシンプルでカジュアル。クオリティ高い素材を用い、パスタはフレッシュ、ピザももちろん生地からホームメイドで、かつボリュームもあって価格はそれほどじゃない……と、食いしん坊たちを喜ばせるのだ。

ピザ、パスタ、エ、バスタなゾラ!1階の右手奥には、カップルが長居しそうなこぢんまりとした席がある。

前菜のスペシャリティはアーティチョークのフライ(10ユーロ)。チョイスに迷ったり、大勢いる時は盛り合わせ(13ユーロ)を。ピザはマルゲリータ(8ユーロ)など8種。

ジャンボン・ド・パルムをたっぷりのせたゴルゴンゾーラのニョッキ(12ユーロ)はお店のスペシャリティのひとつ。

フレッシュパスタばかりなので、スパゲッティはメニューにない。

ティラミス、アフォガートといった定番デザートもあるけれど、ほかのテーブルにこのデザートが運ばれたら絶対に気になる!!

ゾラでは陽気な食器やポップなインテリアが、食べる愉しみをより大きなものにしている。地下に下りると巨大なブーケがうつわからあふれて天井を覆うスペースがあり、また大テーブルを中央に置いたブルーの部屋“マジョレル”の“限りなく本物に近い”グリーンが森のように生い茂るといった遊びは、グループの食事の雰囲気を盛り上げるに違いない。ひとりの食事にはパッサージュの往来を眺められるカウンター席が用意されている。ここで退屈知らずのイタリアン・タイムを!

ネオンとグリーンで1階席はポップに。

ここは10名まで貸切(要予約・チャージ無料)が可能な空間。もしパリで仲間と集う機会があるなら、ぜひ!

地下はブルーの世界。

パッサージュに面したカウンター席。

パッサージュ内、すでにビストロのCanard et ChampagneとAstairを持つ若者3人のグループによるゾラ。この勢いで今後も新しい店を開いてしまうのだろうか。1800年に建築されたパリ最古のパッサージュという歴史ある場所に旅をし、ついでに空腹を満たす快適な店のチョイスが豊富なのは、観光客にはうれしい限りである。

Zola!Passage des Panorama75002 Paris営)12時〜14時30分、19時〜22時30分休)なしwww.instagram.com/zola.paris

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