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英女王、ヘンリー王子夫妻の王室離脱を「家族」として支持

  • 2020.1.15
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記憶にある限り最も異例の英王室の「家族会議」が行われた様子。メディアの注目が集まるなか、ヘンリー王子とメーガン妃の今後について話し合うために行われたこの緊急会議には、王子のほか父のチャールズ皇太子、兄のウィリアム王子が出席。カナダに滞在中のメーガン妃は、電話で参加したと報じられている。

ノーフォーク州にある女王の私邸サンドリンガム・ハウスで1月13日(現地時間)に行われたこの“サミット”の結果は、長い将来にわたって英国とその君主制、王室一家に影響を及ぼすものになりそう! ヘンリー王子夫妻の経済的な問題、護衛の問題など、王室が検討すべき重大な問題は幾つもあるが、それらをどのように解決していくのかについて、まだ明確な答えは出されていないとか。

エリザベス女王は会議の後、非常に個人的で、心が痛む声明を発表。そのなかで、「王室一家はヘンリー王子とメーガン妃の決断を支持する」こと、「夫妻の希望の実現は、非常に複雑な問題である」ことを明らかにした。

女王の声明はまた、その他のロイヤルメンバーもヘンリー王子夫妻に「フルタイムで公務にあたる王室メンバーでいてほしいと望んでいた」ことも明確にした。

もう1つこの声明について注目すべき点は、女王がヘンリー王子夫妻を「サセックス公爵夫妻」ではなく「ヘンリーとメーガン」と呼んでいること。ファーストネームを使ったことは、この声明が主に、祖母としての女王が家族の今後の幸福を願って書いたものだということを表している。そのほか女王は以下のようにコメント。

「大切な家族の一員であり続けると同時に、(独立した)家族としてより自立した生活を送ることを支援したい」
「ヘンリーとメーガンは彼らの新たな生活において、公費には依存しないことを明らかにしています」

夫妻は新たに開設した公式ウェブサイトですでに、この問題や、これから担っていきたいと役割などについて詳しく説明している。

夫妻は今後、いわゆる「王室記者制度(ロイヤル・ロータ)」とは関わりを持たず、メディアと新たな関係を築いていくことも可能になると考えているそう。ただ、英国を代表する立場での活動を国外で行っていくなかで、それが実現可能なことかどうかは不明な様子。

いずれにしても明らかなことは、ヘンリー王子夫妻が今後、英王室と距離を置くということ。夫妻がどれだけの時間を国内で費やすことになるのかは不明だが、自分たちで決めた道を進んでいくことは確か。護衛に税金が使われるようになるともいわれるカナダ国民は、これをどのように受け止めているのだろうか?

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Hearst Contents Hub

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