1. トップ
  2. 「ロバート秋山のウソ枠」秋山竜次インタビュー(前編) 「人のバイタリティーと毛量は繋がっている気がします(笑)」

「ロバート秋山のウソ枠」秋山竜次インタビュー(前編) 「人のバイタリティーと毛量は繋がっている気がします(笑)」

  • 2020.1.15
  • 307 views

日本テレビでは、ロバート・秋山竜次が出演するバラエティー「ロバート秋山のウソ枠」の第4弾を、1月17日(金)深夜24:30より放送する。

【写真を見る】「アスリートCMアカデミー」藤子校長(秋山竜次)が、山﨑賢人に「抜き」の演技を指導!

秋山が「ニッポンのテレビ番組」をまるごとパロディーにした“全部ウソのニセ番組”を展開する同番組。過去3回の放送では、「歴史ドキュメンタリー」「音楽」「アニメ」とさまざまなジャンルを秋山流にアレンジしてみせ、放送を見た視聴者からは絶賛と困惑の声が相次いだ。

また、菅田将暉、佐藤仁美、泉里香、二階堂ふみ、吉岡里帆など、毎回多彩なゲストが登場。細部まで作り込まれた“ウソ番組”の世界観が大きな話題となっている。

今回、第4弾の放送に先駆けて秋山への独占インタビューを敢行。前編となる今回は、自身が演じたキャラクターや、数々のキャラクターを形作っていくプロセスなどについて語ってもらった。

これまでのシリーズは「『何だあれは?』ってよく聞かれていました(笑)」

スポーツ番組「スポーツ熱中人」にゲスト出演した藤子校長(秋山竜次)
撮影=龍田浩之

――今回で4回目の「ウソ枠」となりましたが、まずは約1年ぶりの復活となった現在の心境をお聞かせください。

秋山:もう4回もやらせてもらっているんですね。すごいなあ。本当にこのご時世、30分間これだけふざけ倒せる番組というのはなかなか無いと思いますので。情報がもう、ゼロなんで、まったく(笑)。何かそういうタメになることがまったくもって入ってないという…。ただただウソでやり続けている30分なので。

まあ、僕としては楽しくて仕方ないですけどね。シリーズ4回目の今回も楽しかったです。「ウソ枠」って言っているくらいので、徹底してウソですね。ゲストの山﨑賢人さんが告知してくれた映画の情報以外、全部ウソですから。1秒も本当のことが入っていないので(笑)。

一同:(笑)。

――過去3回の放送の反響などはいかがでしたか?

秋山:(2018年2月24日放送の) スーパーマーケットの時(※スーパーマーケットで流れるBGMを専門に制作する“スーパーマーケットミュージシャン”時江田佑に扮した回)くらいから、だいぶ「あれ?」っていう感じに言われ始めましたね。

やっぱり見ていただいた方は、「(番組の中の)一つの、大体10分くらいのVTRかな」って思ったら30分間あれで終わってしまうので、驚かれるんでしょうね。「何だあれは?」っていう感じでよく聞かれていました(笑)。

前回、一年前にやったアニメのやつ(2019年1月26日放送のアニメ監督に扮した回)は、たくさんの方から「笑ったわ」と言われましたね。密着も結構絶妙に本当のような感じに作っていて。でもいざ(アニメ本編が)始まったらもう…、クソ中のクソのようなアニメが流れてくるので(笑)。本当に皆さん、夜中どういうテンションで見てくれたんだろうなって。

スタッフ:大変でしたよね、あれ。「下手に作ってくれ」って直してもらいましたもんね。上手にできすぎちゃって…。

秋山:そうなんです。本当にちゃんとしたアニメを作っているプロの方たちに、下手に作ってもらいましたので。注文も難しいですよね。あえてクオリティ落としていただくっていう。

「コントのネタがこの番組で広がるんだというやりがいがあった」

藤子校長の指導の様子に密着したVTRも必見!
撮影=龍田浩之

――「テレビの親」から始まり、「スーパーマーケットミュージシャン」「アニメ監督」と、さまざまなキャラクターをやってこられた中で、今回は「アスリートCMアカデミーの校長」藤子康男というキャラクターになりましたが、その人物について教えてください。

秋山:(この番組で)キャラクターを選ぶ基準については、「ロバート秋山のクリエイターズファイル」でやってきたこととの線引きとして、「存在しない職業」みたいなものがあるんです。スーパーマーケットのBGM専門のミュージシャンもそうですし、存在しないものをやるのが楽しいなと思っています。

このアスリートCM専門の先生って、多分実際にはいないと思うんですよ。でも、「いてもおかしくないな」とも思っていまして。やっぱりテレビで(アスリートの方が出ているCMを)見ていたら、「みんなトーンが似てるな」と若干不思議に思うことがありまして。「もしかしたらみんな教わっているんじゃないか、あれを教える人がいたら面白いんじゃないか」っていうところから始まりましたね。

このキャラクターは以前ロバートのコントでもやったんですけど、そのコントの題材を新たに映像化するというのも楽しいですね。「自分たちのネタがこっちで広がるんだ」というか。ネタではなくて、テレビ番組としての一つの「ウソドキュメント」で広がったので、ものすごくやりがいありましたね。

アスリートCMへの思いは「言わないだけでみんな持っている」!?

1月17日(金)深夜放送の「ロバート秋山のウソ枠」にて、アスリートCMアカデミー・藤子康男校長に扮した秋山竜次
撮影=龍田浩之

――秋山さんの中で、「アスリートCMに対する思い」というのは以前からありましたか?

秋山:みんなあるんじゃないですかね、はっきり言わないだけで(笑)。みんな(の中に思いが)あるからこそ、ネタでやったものがウケたんだなと思っています。共感できなかったら「なんだあれ」ってなるんですけど、コントの反応も良かったので。「あ、僕だけじゃなくて世の中の思っている方も結構いるのかな」みたいな。

何もアスリートの方が悪いわけじゃないんですよ。ただみんな似たトーンになってきてるなって。それが「何でだろう?」と思って。やっぱりCMの現場の監督さんとか、そういう方は(言い方などを)直さないのかな? って。

一同:(笑)。

――確かに、普通だったらもっと感情を込めて言ってもおかしくないですよね(笑)。

秋山:監督さんとかも言っているんでしょうけど、アスリートの方は本当に限られた時間で、CMに力を注いでいらっしゃるんだと思いますし、もちろん(せりふの)練習をするような時間もないでしょうから。

「だからそういう風(=棒読み風)になってもオッケーしちゃったのかな」みたいなことを推測しながら見るのが楽しいんですよね。本当悪いですよね、そういうの(笑)。普段からYouTubeでアスリートのCMを探してよく見てるんですけど、今回はそれを「抜く」「抜いてる」っていう言葉でちょっと広げてみました。

「キャラクターの毛量は結構大事です(笑)」

“胡散臭い人”の毛量はスゴい!?
撮影=龍田浩之

――今回収録を拝見していて、その「抜く」という言葉がとても印象的だったんですが、ビジュアル面も含めて、キャラクターを一から作り上げていく作業はご自身の中でどのようにされているのでしょうか?

秋山:最初は何となく、「こういう学校をやっている人ってどうなんだろう?」と思って。ありえない学校をやっているんで、「やっぱりちょっとインチキ臭さはあるだろうな」とか、「学校の生徒たちのお金を独り占めしていい時計買ってるんだろうな」とか。まずは「胡散臭いか胡散臭くないか」みたいな、大まかなジャンルから攻めていきますね。

その上で、やっぱり自分で学校開いてるっていう部分で胡散臭い方にはなっちゃいますよね(笑)。そうなった場合、今度は「髪の毛はどういう感じかな」とか。こういうちょっとぶっ飛んでいる人って、僕のデータなんですけど…毛量が多いんですよ(笑)。

一同:(笑)。

―― “スーパーマーケットミュージシャン”の時江田佑も、ロン毛の怪しいビジュアルでしたね(笑)。

秋山:やっぱり毛量は結構大事で。すごいおじいさんになってもギラギラしているというか、「全然まだ女いくぜ」みたいな(笑)、そういうことを言ってるバイタリティーのある人って毛量がすごいんですよね。街にいるヤバい人の中にも、たまに毛量がすごい人いるんですよ。このバイタリティーみたいなものが、何か髪の毛の方に繋がってるんじゃないかと思って。

なので、そういうのも含めて「こいつは毛量が多いかな、少ないかな」とかって考えていたら、「多分このキャラは異常に多いぞ」と思って(笑)。で、生徒に手を出すとか、なんかそういう部分も無くはないな、とか。そういういろんなことを想像しながら膨らませていますね。存在しない職業なので、ただただ本当に想像しているだけですね。

「山本の代わりにお茶の間でツッコんでください」

――先ほど、「もともとはロバートのネタの中に登場したキャラクター」というお話がありましたが、ツッコミがない中でこのキャラをやるというのも新鮮なのではと思いました。ネタとは違う枠組みの中で今回やられてみて、その違いはいかがでしたか?

秋山:僕らのネタでやった時は、もうガンガン山本(博)がツッコミますからね。「おかしいだろ!」的なことはいっぱい言うんですけど、今回は一言も「おかしい」って言うことがないので。その中でどういう感じで見せていくかは、ちょっと考えますよね。

でも、これまで「ウソ枠」を見てくれている視聴者の皆さんは(ツッコミが無い番組のスタイルにも)慣れているんじゃないですかね? あんまりツッコミらしい言葉を入れなくても(成立していますし)、こういった感じの動画は逆にツッコミすぎない方がいいかな? とは思うので。

見方はそれぞれですよね。マジだと思っている方もいるかもしれないですし。それぞれお茶の間で小っちゃくツッコんでください。「何?この学校」とか言っていただくといいですよね。「いや、毛量すごいな!」とか(笑)。皆さんのために(ツッコミの余地を)とっておいています。

【写真を見る】「アスリートCMアカデミー」藤子校長(秋山竜次)が、山﨑賢人に「抜き」の演技を指導!
撮影=龍田浩之

――2回目の二階堂ふみさん、3回目の吉岡里帆さん、今回の山﨑賢人さんと、共演される方々が役を背負わずフラットな立場で、本人役で来られていますが、そういう役を背負ってない相手と、演じるキャラクターとして絡む難しさなどはありますか?

秋山:いや、僕はそっちの方が楽ですね。普通に絡むと逆に「どういう会話をしたらいいんだろう」とか、僕自身はちょっと人見知りな部分もありますし。そんなにグイグイ、別の畑の人と飲んだり食べたり一緒に遊んでいるわけではないので。何かキャラを背負ってしゃべる方が盛り上がりますね(笑)。

正直その方が全然やりやすいんです。役者さんが相手だと、必ずいい感じで乗ってきていただけるので。向こうも(役が)入ってないようには見えますけど、コイツ(=自分が演じるキャラクター)を当たり前のように捉えてしゃべっている時点で、扮装していないだけで入ってくれているんですよね。なので二人でやっているコントのような感じがします。

(後編に続く)(ザテレビジョン)

元記事で読む