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Netflixのドラマ『ドラキュラ伯爵』の看板やCMがセンスのかたまり

  • 2020.1.10
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英BBCとNetflixが共同制作にあたった古典ホラードラマ『ドラキュラ伯爵』の宣伝のために作られた看板やCMの斬新さが、世界中で評価されている。(フロントロウ編集部)

大好評の斬新な古典ホラー

ドラマ『ドラキュラ伯爵』は、英BBCとNetflixが共同で制作にあたった、全3話のオリジナルドラマ。人気ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』の制作チームが再集結し、マーク・ゲイティスとスティーヴン・モファットが脚本・製作総指揮を務めたことでも話題を呼んでいる。

本作は、1897年にクリス・バングによって書かれた有名な怪奇小説『吸血鬼ドラキュラ』をベースに、斬新なアイデアを加えたハラハラドキドキの全く新しいドラキュラ物語。

ゴシックホラーの要素も多いためコワい映画が好きな人にもピッタリで、そこにミステリー要素も加わり全く先が読めない展開に。

ドラキュラ伯爵役には映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のクレス・バング、修道女アガサ役には映画『さざなみ』のドリー・ウェルズを招いた本作は、思わぬところで注目を浴びている。

それは、制作チームが本作の宣伝のために建てた看板。

昼と夜とで見え方が違う看板に絶賛の声

注目の看板は、イギリスのロンドンとバーミンガムに設置されている。

この看板は、昼間に見ると杭がたくさん刺さっているようにしか見えない。

しかし、日が沈むと徐々にドラキュラの邪悪なシルエットが浮かび上がるという、誰も見たこともないような驚きの仕組みになっている。

これは、夜間しか活動できないドラキュラの特性をうまく利用したもの。

看板の下には『ドラキュラが逃げ出した場合』と書かれたボックスも設置されており、中にはドラキュラにとどめが刺せるとして知られる定番アイテムである鋭い杭が入っている。

この看板に対し、英BBCは「古典的な『ドラキュラ』という物語を、新鮮で予想外な形で楽しめることを観客に期待させるため」に考えた結果だと公式コメント。

この看板はツイッターなどによって世界中に拡散され、驚きと感動を呼んでいる。

CMもセンスのかたまり

英BBCのクリエイティブチームがこだわったのは看板だけではない。

『ドラキュラ伯爵』をさらに革新的にするために考えたのは、粋な“ロックスター”のような演出。

予告編の曲には、イギリスの退廃的な映画『トレインスポッティング』冒頭で流れているイギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」を使い、遊び心も加えたそう。

英BBCとNetflixが共同制作したドラマ『ドラキュラ伯爵』はNetflixで配信中。(フロントロウ編集部)

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