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ヘンリー王子、メーガン妃との結婚以前に「ロイヤルを辞める」ことを考えていた

  • 2020.1.10
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妻メーガン妃とともにイギリス王室の高位王族としての立場を退く意向を明らかにし、世界中に衝撃を与えたヘンリー王子だが、じつは、メーガン妃との結婚よりもずっと以前に、王族としての地位を捨てることを考えていた。(フロントロウ編集部)

ずっと以前に王室からの離脱を検討していた

日本時間の1月9日に、公式インスタグラムアカウント「@SussexRoyal」を通じて、高位王族の座を退くという意向を表明し、今後は、経済的に自立するとともに、イギリスと北米の2ヵ国を行き来する生活を送る予定だと発表したヘンリー王子メーガン妃

その理由について、夫妻は、現在計画中の新たなチャリティプロジェクトの発足に有利であることや、長男アーチーの成長や家族としての将来を考慮したうえだと声明の中で説明したが、ヘンリー王子が英王室の歴史において前例のない決断を下したことに、一部では、「メーガン妃に洗脳されている」、「メーガン妃との結婚したのが運の尽きだった」という憶測や非難が飛び交っている。

画像: ずっと以前に王室からの離脱を検討していた

しかし、じつは、ヘンリー王子がロイヤルファミリーからの離脱を考えていたのは、今に始まったことではなく、メーガン妃と出会い、結婚して家庭を持つ、ずっと以前からだったという事が分かる、過去のインタビューでの発言が再び注目を集めている。

過去のインタビューに再注目

2017年6月に行なわれた英Mail on Sundayとのインタビューの中で、ヘンリー王子は、2015年に陸軍を除隊した後、ロイヤルファミリーとしての地位を手放して、普通の生活を送りたいと考えていたと告白。

軍隊に所属し、アフガニスタン前線にも2度派遣された経験を経て、ロイヤルファミリーという狭く特殊な世界に囚われるのではなく、もっと世界に出て、自分にできることを探したいと考えていたというヘンリー王子は、「(ロイヤルファミリーから)離脱したいと感じていました。でも、留まることに決めました。(ロイヤルファミリーという枠組みの中で)自分自身の役割をつくり出すことにしたのです」と、エリザベス女王の助言もあり、考え直したことを明かしていた。

画像: 過去のインタビューに再注目

同インタビューで、兵役中が最もロイヤルファミリーの一員としてのプレッシャーから「解放された時間だった」とも明かしたヘンリー王子は、「実際に自分が何かを成し遂げていると感じました。異なるバックグラウンドを持つたくさんの人たちについて深く知る事ができましたし、自分もチームの一員だと感じられました」と語り、「そこでは、僕は王子ではなく、ただの“ハリー”(※)でした」と、自分が王室の人間ではなく、1人の人間として扱われたことが嬉しかったとも口にした。

※ヘンリー王子の海外での愛称。

画像: 2012年英陸軍航空隊の一員としてアフガニスタンに派遣されたヘンリー王子。
2012年英陸軍航空隊の一員としてアフガニスタンに派遣されたヘンリー王子。

自分にできることは何か

さらに、「私たち(ロイヤルファミリー)は、単なるセレブリティの集団でありたくはないのです。自分たちの立場を善い事に活用したいのです」と、著名人として大衆の注目を集めるだけの存在ではなく、自らの影響力を使って、世の中に良い変化をもたらしたいと熱弁していたヘンリー王子。

このインタビューが行なわれたのは、メーガン妃との交際をスタートした後のことだが、婚約を発表する約半年前のこと。

軍隊での経験を経て、独身時代から、王位継承位第6位という立場の自分にふさわしい社会貢献の仕方とは何かを考えていたヘンリー王子が、結婚して夫となり、父となるなかで、このままロイヤルファミリーの高位王族としての立場を継続することに、さらに疑問を持つようになったというのは、ある意味、自然な流れだったのかもしれない。

画像: 自分にできることは何か

そして、自身が生まれ育ったロイヤルファミリーとは少し距離を置き、新たな挑戦を始めることを決意したヘンリー王子の心の中には、最愛の母、故ダイアナ妃から幼い頃に受けた“宮殿の外で何が起きているか知って欲しい”という教えが深く息づいていることも影響していると考えられる。

米ABCによると、高位王族の座を退いてもヘンリー王子とメーガン妃の地位が変わることはないといい、ヘンリー王子は今後も「王子」。現在の王位継承順位にも変動はないというが、今後の意向について発表した翌日には、夫妻の今後の活動を明確にする新たな公式ホームページ「sussexroyal.com」もローンチするなど、早速、ロイヤルファミリーからの離脱準備を進めているようす。
ちなみに、このホームページの運営・管理を行なうのは、メーガン妃が女優時代に運営していたスタイルブログ「The Tig(ザ・ティグ)」を手がけたのと同じ会社。(フロントロウ編集部)

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