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「白人のみ」のノミネートに英国アカデミー賞の会長が怒り心頭

  • 2020.1.9
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2月2日(現地時間)にイギリスで開催される、BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)主催の映画賞「 BAFTAアワード2020(英国アカデミー賞)」。今年度のノミネーションが発表になったところ、女優賞や俳優賞にノミネートされているすべてが白人であることが明らかに。あまりに多様性に欠けた選出に、BAFTA映画委員会の会長が異例の怒りコメントを発表。

日本でも大ヒットとなった『ジョーカー』を11部門にわたってノミネートした、英国アカデミー賞。その後を『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と『アイリッシュマン』が追っており、女優賞や俳優賞は大物同士の対決になる模様。

主要部門である主演女優賞、主演俳優賞、助演女優賞、そして助演俳優賞の合計20の枠にノミネートされているのは、重複している人も含めて18名。今回議論を呼んでいるのは、そのすべてが白人であるということ。ちなみにこの選出を行っているのは、映画界に関わっているBAFTA会員6700名。

この結果に、BAFTA会長のマーク・サミュエルソン氏は、<Vareity>を通じて怒りのコメントを発表。

「俳優のカテゴリーでは、腹立たしいほどダイバーシティが見受けられません。この業界が、BAFTAのチームが望んでいるスピードで進歩していないところが本当に悔しいです」

サミュエルソン氏はまた、「我々が業界を無理やり変えることはできないけれど、新たに業界に入ってくる人々を手助けし、さらに業界をインスパイアすることはできる」ともコメント。

ダイバーシティに欠けた選出は女優・俳優賞にとどまらず、残念ながら監督部門にも…。監督賞にノミネートされた5名すべてが男性で、7年連続の男性独占に。そんなこともあり、次回開催されるキャリアのステップアップを手助けするためのプログラム「BAFTA Elevate」では、女性監督たちが招待される予定なんだそう。

BAFTAのアワード&メンバーシップ理事長は、今年度のノミニーを称えながらも、今後の改善を約束。

「これは業界中の問題ですよね。もっと多様性のあるノミネーションが見られるよう、我々はさらに努力をし、業界を前進させたい。でも、今年ノミネートされた人々の喜びを奪うべきではないとも思います」
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