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『今の婚活に必要な要素が詰まったイモトアヤコさんの〝交際ゼロ日&逆プロポーズ婚〟』婚活アドバイザー、植草美幸(第73回)

  • 2020.1.9
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恋愛が無駄という人が増えている


こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

みなさん、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
年末の令和元年駆け込み婚に引き続き、元旦の結婚発表が相次いだ芸能界。意外な人や組み合わせに驚いたり、妙に納得してしまったり……。ハッピーなニュースは見聞きするこちらも幸せな気分にしてくれるものです。

たくさんのカップルが誕生した中で婚活アドバイザーとして興味を引かれたのは、昨年末のイモトアヤコさんの〝交際ゼロ日&逆プロポーズ婚。イモトさんの結婚までの一連の流れは、今の婚活事情を象徴しているともいえるの。恋愛をしてから結婚したい人がいる一方で、最近の若い人は男女問わず、無駄な恋愛をしたくないと思っている人が増えていて、お付き合いしたら結婚と考えているようなのね。イモトさんの場合はお仕事でのお付き合いが長かったようだけれど、マリーミーでも真剣交際を経ず、「3回会って結婚を決める」という会員もいるほど。

結婚につながらない恋愛が無駄という考えがいいかどうかはさておき、結婚生活は恋愛期間が長いからといって上手くいくとは限らないし、大切なのはお相手をきちんと見極められるかどうか。その点、イモトさんは恋愛を経ずともお互いをよく理解できたのでしょうね。


十分なコミュニケーションで魅力を発見!


もともとお二人は、2007年からのお付き合いで「世界の果てまで行ってQ」のロケで世界116か国以上を共に旅している間柄。仕事仲間という関係を超えて、衣食住をともにしていたのですから、表向きだけではない本来の性格や考え方などを徐々に知ることができたのでしょうね。ロケではお互い支え合い協力し合う、まるで「夫婦」のような関係がすでにでき上がっていました。

結婚するといいところだけを見せ続けることはできません。恋人なら外で会うことが多いので綺麗なところしか見せなくて済むけれど、イモトさんの場合は包み隠すことさえできず、逆に笑いをとるためにも思い切った醜態を見せることも。ありのままの自分を見せてきたのですから、今さらこれからお互いを知り合っていく必要がなかったのよね。

イモトさんのような濃密なコミュニケーションとまではいかずとも、婚活にはコミュニケーションが必要不可欠。「婚活が上手くいかない」「素敵な異性がいない」という人ほど、外面的な部分(顔・体型・話し方など)だけを見てイエス・ノーを決めていたり、内面的な人間性や自分をどう見てくれているのかといった肝心なことには目も触れずにいるの。これでは良いご縁も手からこぼれていってしまいます。


コミュニケーション力を高めるデート術


とはいえ、イモトさんのように何年も時間をかけて相手を知ることは婚活では現実的ではありません。だからこそ、婚活デートは遠足のような楽しいデートだけではなく、生活能力や人間性を知れるようなデートをすることが大事なの。たとえば、予想通りに行かないアウトドアデートや普段のデートでも小さな子やお年寄りに接する姿勢など、一歩引いた視点で相手を見ることが必要よ。

十分なコミュニケーションは、お相手の魅力を再発見できたり、自分の魅力を分かってもらうことにつながります。婚活するなら良いところも悪いところも見るのはもちろん、結婚相手を見定めるときは、「夫」として必要なものを持ちあわせているかどうか、聞いて、見て、知っていく。これが交際ゼロ日婚のお手本です。

運命の出会いはそうないもの。気心の知れた身の回りの男性を結婚相手として、改めて見直してみることも婚活には必要よ。そして、イモトさんの結婚の素晴らしい点がもうひとつ、それは逆プロポーズ! 男性に積極性がなくなった現代日本には、女性の積極性が結婚への後押しになります。これからの婚活は積極的かつ戦略的にね。



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