彼の本気度を見極めるポイント「彼女になれるorなれない」の境界線

何となくいい感じだけれど、彼が本気なのかどうかわからない。

そんなときは、やたらと駆け引きを仕掛けるより彼の言動を冷静に観察することが大事。

彼の自分に対する態度を客観的に見つめると、“自分が本命彼女になれるorなれない”がわかるんです。

彼が「忙しい」を理由にLINEを返信してくれないとか、なかなか会えないといった話をよく聞きます。

同じ職場に勤めでもしない限り「忙しい」の真偽は判断しづらいところでしょう。

とはいえ、男性は本気で好きな女性には忙しくてもちゃんと連絡します。

仕事中にスマホを一切触れないシチュエーションは結構あるものです。

私が昔付き合っていた彼はセキュリティの都合上、業務中はクライアントにスマホを預けなければいけないというルールで動いていました。日中は何をLINEしても当然未読。

でも、夕方や夜にはたとえ下らない内容のメッセージにも、必ず返事をくれたものです。

また、彼が「忙しいから、既読スルーしてもしょうがないだろ」と言い訳をするなら、気がない証拠。

本気で好きなら遅れても返事をしますし、彼女のメッセージに応じた内容を返信するはずです。

どんなに真面目な男性だって、いい思う女性とは「身も心も一つになりたい」と願うものです。

でも、本気で好きな女性に対しては、軽率にホテルに誘うようなことはしません。

デートが盛り上がってどんなに時間が遅くなっても、必ず終電で返そうとします。

男性からすればそれが誠意であり、「本当に好きだからこそ、雑に扱いたくない」という本音なのです。

いっぽうで、「いいな」とは思うけれど本命彼女には見ていない女性には、「あわよくば……」とよこしまな想いを抱くはず。

終電や終バスをうっかり逃したふりをして、お泊りに誘い込むかもしれません。

好きな人には何度でも、いつでも会いたい。これは男性も女性も同じでしょう。

お別れする前に次のデートの約束を取り付けようとする男性は、間違いなく本気で好いてくれているはず。

また、二人で食事やお出かけをするだけのデートでも繰り返し会ってくれるなら、本気度が高いと見ていいでしょう。

とはいえ、すでに肌を合わせるような仲なら、体目的で会いたがっている可能性も。そのあたりは、関係の進展具合と合わせて判断すると良さそうです。

忙しい彼とは一ヵ月に一度会えるかどうか……という場合、彼氏が本当に激務だとか、あちこち出張して一カ所に落ち着かないという事情でもない限り、本命視はしていないでしょう。

「忙しいから会えない」の本音は、「気が向いたら会うけど、今はその気になれない」なのです。

でも、本気で好きな女性に対して、男性は多忙であっても時間を作ります。

これも私の実体験で恐縮ですが、かつて週末しか家に帰れない激務の男性と付き合ったことがあり、確かにあまり頻繁に会えませんでした。

でも、彼は有休を取って時間を作り、新幹線で会いに来て数時間後にまた新幹線で仕事の現場に戻っていく……ということをやってのけたのです。

その元彼だけでなく、男性なら誰もが本気で好きな女性のために時間を作るでしょう。理由は「好きだから会いたい」。それしかありません。

女性に比べると、男性の思考や欲はシンプルでわかりやすいといえます。

言葉の裏を読んだり、何気ない態度に意味を求めたりするより、冷静に彼の行動を観察するといいでしょう。本気で好きなら、そうとわかる言動しか取らないはず。

そのため、男性が本命視していない場合は「好きじゃない」という気持ちが行動にあらわれるのですが、女性はそれを「駆け引き？」「本当は何を考えているの？」と難しく捉えがち。

自分が好かれていない事実を認めたくないのもあり、無意識にややこしく考えてしまうのでしょう。

恋心が募る最中に冷静な視点を持つのは難しい……というのは確かなのですが、「もし自分が好みではない男性から言い寄られたらどうする？」と考えたときに、彼の行動の意味が見えてきます。

あるいは、本気で好きな人に自分はどんな態度を取るのかを振り返ると、彼の本気度がわかるはずです。

（沙木貴咲／ライター）

（愛カツ編集部）