こじらせ女子からの卒業！自分を好きになったら、楽しい恋もついてくる？

こじらせ女子の特徴については、いろいろなことが言われているようでが、ここでは「自分の生き様に自信がもてないから、恋愛がうまくいかない女子のこと」とします。

逆説的にいえば、「自分の生き様に自信を持つ」ことさえできれば、こじらせ女子を卒業できて、楽しい恋愛もできる、ということになります。

自信を手に入れるのは、じつはとても簡単。コンビニでおにぎりを買うくらい簡単です。

どうすればいいのか、以下で解説します！

自分の生き様に自信のない人の多くは、心のどこかで「別の人間になりたい」と思っています。

たとえば、「『自分の生き様に自信があって、やりがいのある仕事をしていて、ステキな彼氏がいて、それなりに自由に使えるお金をもっている私』になりたい」と思っているということはつまり、「別の人間になりたい」と思っているのとそう違いません。

今のあなたは、『』の中に書いた人物とはちがう、ということになるからです。

「別の人間になりたい」と思うだけなら別にかまわないのです。

しかし、「別の人間になりたい」と思っている気持ちを他人に隠そうとするところから、自信は逃げていきます。

別の人間―――言い方を変えれば「なりたい自分」。そういうのを持つのはいいことです。

そういう理想というか目標がないと、毎日自分なりに努力することが困難でしょう。

でも、なりたい自分像を、他人に隠そうとするというのは、今の自分を他人に隠そうとするということで、そんなことをすれば、どんな努力も実りづらくなってしまうでしょう。

隠すというのは、次のような感じです。

たとえば、自分に自信のない自分を他人に隠そうとする人の中には、着飾る人がいます。生き様に自信が持てないという弱くてさみしい内面を、着飾ることで粉飾する人。

あるいは、自分に自信がない人は「漠然としたさみしさ」を抱いているものですが、その漠然とした「なんとなくさみしい」という感情を、他人に対して隠そうとする人もいます。

他人に「あの子、さみしいらしいよ」と言われるのが怖いから隠すんですね。人に「さみしい子」と思われるのって、ダサくてイヤですもんね。

でもそうやって隠す、つまり、自分で自分の気持ちに嘘をつくところから、生き様に対する自信がどんどん失われてゆくのです。

自分の生き様に自信を持とうと思えば、隠さないことです。

最近、インスタで「尻トレ」なんてワードが流行っています。美尻を手に入れるためにトレーニングする様子を他人に見せるあの男前っぷり！それでいいんですよ。

同様に、自分の生き様に自信がない人は、「今日はなんかさみしかったから朝までひとりカラオケしてました」と載せてもいいんです。

「他人に良く思われるための行動」はすべて、「自分の気持ちに嘘をつく行動」です。

自分の気持ちに正直に暮らしていれば、すぐに「こじらせ」を卒業でき、キラキラした恋を楽しめるようになるのです。

※参考キルケゴール・鈴木祐丞訳（2017）『死に至る病』講談社

（ひとみしょう／作家・コラムニスト）

（愛カツ編集部）