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嵐の囲み会見ほぼ全文レポート!【ARASHI Anniversary Tour 5×20】

  • 2019.12.27
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異例の大規模ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」最終公演!

2019年12月25日(水)東京ドームにて「ARASHI Anniversary Tour 5×20」が開催。

ライブ中、ムービングステージで客席の前を移動する間、アリーナ席から2階席の上の方までしっかりと見つめながら笑顔で大きく手を振る5人。そんな5人の姿を目に焼き付けながら、精一杯に想いを伝えようとするファンのみなさん。2019年12月25日、東京ドームには心温まる光景が広がっていました。

メモリアルなツアー最終公演を控えた5人が登壇した、囲み会見の様子をレポートします!


2018年11月16日(金)札幌ドーム公演を皮切りに、全50公演、総動員数2,375,000人という偉業をなしとげた嵐の5人。会見中の言葉から公演本編の隅々まで、これまで支えてきてもらったファンやスタッフのみなさんへの感謝が溢れていました。

会見は、嵐のみなさんからの挨拶でスタート。2019年から2020年にかけての様々な取り組みについて、嬉しい報告が。

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囲み会見レポート、スタート!

ツアー49公演を経た、今の想いとは

【櫻井翔さん】
本日は師走のお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。およそ1年かけて、足を運んでくださったファンの方々、そうでなくても支え続けてくれたファンの方々のおかげでメンバー5人揃って50公演、走り抜けることができました。
本当にたくさんの人に感謝を伝えられるライブを見届けてもらえて嬉しく思っています。
どの公演もファンのみなさんの熱量がすごくて、毎回初日のような、熱を感じながらやってきた。1回1回が大きな思い出となったツアーでした。ありがとうございました。

櫻井 では、相葉さんお願いします。
相葉 あ、いいですか

と相葉さんへバトンタッチ。

【相葉雅紀さん】
ファンの皆さん、ファンクラブ会員のみなさん一人一人に見てもらおうってことで始まった50回だったんですけど。やってみると、素晴らしい景色を見せてもらったなというか。感謝しかない。20年間やってきて、20年目にこれだけ素晴らしいファンのみなさん、優しいファンのみなさんが支えてくれているんだということが嬉しかった。来年、僕らも新しいことにチャレンジしていきたい。来てくださったみなさん、ありがとうございました。

【大野智さん】
やったことのないことをやらせてもらって、本当にできるのかなと思うこともあった。1ヵ月半公演の間が空くこともあったけど、身体が動くかなと不安なこともあったけど身体が覚えてるし、ファンの方のパワーを感じました。表に立ってるときは疲れないし。この50回の中で感謝を伝えられたんじゃないかなと。精一杯、最後まで感謝を伝えたい。


【二宮和也さん】
最初、全貌をお伝えしていなかった部分がたくさんあって。それが東京ドームで発表したときの感性をすごく覚えていて。その気持ちに応えられる50回になったらいいなあと思ってやってました。僕ら史上最大のツアーになりましたし、数としても多く感じ取れるんですが、一回一回やっていくと本当にあっという間でした。そういう気持ちにさせてもらえたのも、毎回いろんな地方で応援してくださるファンのみなさんもそうですし、支え続けてくれたスタッフの皆様にも、あらためて感謝したいなと思っています。本当に、このツアーに関して感謝の一言だなと。あと1公演ありますが、その気持を大切にやっていきたいと思います。よろしくお願いします!

【松本潤さん】
ついに来たなあと。去年の11月からずっとやってきたので、もう終わっちゃうんだなあと寂しさもあります。何より、ファンのみなさまに直接届けられるコンサートという場で、50公演走ってこられたこと、感謝しています。ちょっと寂しさとやりきった達成感が入り混じっている、今の状況ですかね。たくさんの方たちに見ていただけて、直接感謝の気持ちを届けられてよかったなと思ってます。あらためてありがとうございました。

数々のビッグプロジェクトについて報告

5人の挨拶が終わると、「え~、続きまして、わたくしが進行していいですか?」と櫻井さんが進行役を担当しつつ、現在取り組んでいるプロジェクトについて順番に発表。

5大ドームツアーの完全保存版写真集をファンクラブ限定で販売することや、12月20日(金)より音源配信した『A・RA・SHI』のリプロダクション楽曲『A・RA・SHI:Reborn』、ONE PIECE × 嵐のコラボレーション、Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ「ARASHI’s Diary Voyage-」の配信、「日中文化・スポーツ交流推進年親善大使」への任命、などスケールの大きな話題ばかり。

大野さんが「ぜひ、お楽しみにしていてください。」と写真集の告知を話しきると、「すごい、ちゃんと喋れましたね。数字も完璧じゃないですか!」と松本さんが絶賛したり、相葉さんが「リプロダクション」を「リプロジェクト」と言い間違えた際には、

松本 残念でした、あの、リプロダクションです。
相葉 え、俺なんて言った?
櫻井・松本 リプロジェクト。
相葉 あの、もう一回言っていいですか?
一同 (笑)
二宮 もう伝わってるから、もう大丈夫です。
相葉 もうだめかあ、時間ないかあ。うわあ~。

といったやりとりも。

終始、5人の和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

「日中文化・スポーツ交流推進年親善大使」という大役について

櫻井 本当に大役すぎて何ががなんだかという感じですが、身の引き締まる思いで大役をつとめあげていきたいと思っています。日中文化交流の架け橋となれるよう、中国のみなさんに日本の文化の素晴らしさ、そして、本当に少しだけですけども我々のパフォーマンスも知っていただけたらなあと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

櫻井 えー、我々からは以上です。お時間頂戴しました!

2019年は「ずっと5人でいた」

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(インタビューに突入)
―あらためて、よろしくお願いいたします。振り返ってこの1年いかがでしたか

櫻井 ずっと5人でいましたよね。僕ら東京以外の場所に(ツアーで)回っても楽屋で一緒にご飯を食べたり。5人で回りきったなという感覚。

松本 久々にね、5人で海外行ったりね。本当に5人でいました。よく一緒にご飯食べて、よく一緒にお酒を飲みましたね。


―とにかく濃かったと思いますが、今年一年を漢字一文字で表すならば?

松本 漢字!? 漢字ですか。そんな時期ですね。それぞれですか……。

―もう決まっている人いらっしゃいますか?

松本 (間髪入れずに)いや、僕は……。
相葉 早いね!
松本 僕は感謝という意味で「感」。感動の感でもありますし。おかげさまで20周年を迎えられたということで一番最初にくるのは感謝ですかね。なのでわたくしは、「感」から始めていきたいと思います。
二宮 今大野さん小さい声で、「とられたなあ」って。
一同 (笑)

二宮 じゃあ私が。こういうのは早くいったほうがいいんだよ。「進」という漢字ですかね。本当にここまで5人で進んできましたし。20年という節目で、こんなにも大きいコンサートをやらせていただいて、その感謝を伝えられたということもそうですし。新しい分野に進めていけたなあとも思うので、「進」という漢字ですかね。本当にありがたいことに、この世界で生きていて、来年の事柄がこんなにも決まっているということが感謝でしかないし、こんな珍しいケースはないので、その目標に進むべく、来年にむけても「進」という一文字でお願いします。

大野 えっと、近づくの「近」。やっぱり50公演やらせてもらって、海外にも行って。アジアのジャカルタ、シンガポール、バンコク、台北……ファンの方と本当に近づけたなと思いました。なので、近づくの「近」。

二宮 完璧だ。

相葉 えー僕はやっぱり「五」ですかね。五人で本当に居たし、五人でひとつのことに取り組むってことをこの20年の中で一番したし、五人で一番話し合った年でもあったし。
なんと言ってもライブ50本やったし。その「五」ですかね。

櫻井 「恩」ですかね。恩返しの「恩」。この50本(の公演)でたくさんの方に今までの恩返しをしたいと思ってやってきたんですけども、その恩返しをできたとも思っているんですけど逆に、来ていただいたみなさんの、またこっちが来年2年かけて返していかなきゃならないな、と思うそんな温かい思いを受け取れた1年間だったので。この1年間で返せた恩と、来年かけてまたもっと返していかなければならない恩を感じた年だったかなあと。


―今日はツアー最後ですが、今の思いは?

松本 もちろんファイナルという意味でいつもと違う空気はあると思うんですが去年の11月にツアーが始まったときから同じ気持ちでファンの人たちに50本感謝の気持ちを伝えていけたらと思って。セットリストも基本的にいじってないですし。1回目から今日まで感謝の気持ちを伝えて、なおかつ、ファンの人と自分たちが楽しめるライブになったらいいなと思います。

20周年を迎えた5人に起きたハプニングとは?

―50公演の間に起きたハプニングや思い出に残っていることは?

「ハプニング……」と視線を漂わせながら、思い返す様子の櫻井さん・相葉さん・大野さん・松本さん。

二宮 あ、昨日、最後の曲のときに。着替えて出ていくんですけど、着替えて出ようと思ったら俺の靴が(片足の靴を脱ぎ、中を見せる二宮さん)こうやって名前が書いてあるわけですよ。二宮って書いてあるんですけど、なんでだか分からないけど、一方が大野になってたんですよ。

一同 (笑)

大野 僕の方が足が小さいんで、気づかなかったんですよ。
二宮 右足だけきつきつで(笑)、そういう、なんにも予想してない自然な間違いがあるなって。急なところでふり間違えちゃったり。この靴も絶対間違えるわけないじゃないですか。名前が書いてあるんだから(笑)。
大野 ぼく、全然わかってなかった。

―どの段階で教えたんですか?

二宮 アンコールのときに返してもらいました(笑)。


―昨日は相葉さんの誕生日でしたね

相葉 このツアーだけで2回祝ってもらって。そんなツアーないので本当感謝しかないですね。あと、昨日初めてやっていただけたのは、だいたいアンコールって「嵐! 嵐!」って言っていただいてアンコールが始まるんですけど、昨日は「雅紀!」って言ってくれて。まあ、松潤が言わせてたんですけど(笑)。
櫻井 奇跡的に母音が一緒だから同じ聞こえ方するんですよね。
相葉 いやー嬉しかったですね。嬉しいハプニングでした。


―今になって、新しく発見したことは?

相葉 みんな真面目ですよ。っていうのも、始まる前のルーティーンを崩さないですから、みんな! ねえ! 3時間前からみんなルーティーンが一緒だから。
櫻井 それを1年やってきたから、今日が一番不安だよね(笑)。
相葉 今日ね、これ(囲み会見)はルーティーンにないからね。
松本 いつもと時間の配分が違いますね。

―恒例のスイーツ部(大野さん、相葉さん、二宮さん)の活動は?

相葉 全部やってますよ、活動は。
二宮 今日スイーツ食べた?
相葉 食べてない。
大野 俺は食べた(笑)。
二宮 さすが部長!

公演前のルーティーンとは?

―今17時ちょっと前ですが、普段は今頃何をやっていますか?

松本 僕は今頃シャワー浴びてます。いつもは鍋食べて、身体動かして、ランニングして、ストレッチして、声出して、で、シャワー浴びて、メイクスタンバイして出てくるっていう。
相葉 多いな、ルーティーン(笑)。
松本 ルーティーンに縛られてる(笑)。ルーティーン中に疲れるっていう(笑)。
二宮 ぼくは、3人でマッスル部をやって、シャワーを浴びて、ケアして、で、メイクですね。
相葉 だいたい3人一緒で。少しずつずらして。
大野 そうですね。
櫻井 僕は、ケアして、メイクして、残りでピアノの確認して出ていってるかな。


―始まる前は5人で円陣?

相葉 はい!
松本 それは変わらないです。


―今までと変わったことはありますか?

松本 そうですね……。未だに、心配だったり不安に思ってる方がいらっしゃるのも、SNSを始めてメッセージをやりとりする中で感じてはいます。ただ、自分たちは1月に発表させていただいた通り来年いっぱいで一度活動を休止させていただくので、何ができるのかその都度考えながら、1年間、来年末まで走りきろうと思っているので。どうかこの1年を楽しんでたくさんの思い出を作っていけるように、僕らも一生懸命考えて色んなものをみなさんに提供していけるようにしたいと思っているのでどうか一緒に過ごしていただけたらと思います。


―発表されていないことが、まだあるということ?

松本 そうですね。現時点で発表させていただいていることだけじゃなく、来年いっぱいまで、その都度、何が一番ベストなのかみんなで話し合っていく1年になるのではないかなと。やりたいことだらけなんで!


―ワンピースコラボのイラストについて

松本 めちゃめちゃ嬉しいですね!(笑)先生にはああいうふうに見えてるんだなって。いろいろなものを見ているなかで、今年ワンピースのアニメーションが20周年と知り、僕らの20周年と重なっていることにすごく縁を感じまして。何か一緒にやらせていただけないかと提案したら、尾田さんをはじめ東映アニメーションの方に全力の協力をしてくださったおかげですごいコラボになりました。

二宮 20年前から見ていたアニメーションに、まさか20年後に自分が描かれるなんて思ってなかったんで本当に興奮したし、先生のコメントにもあったけど、写真に穴が開くぐらい見て描いたってことを読ませていただいて。本当にそんな仕上がりだったし。一味になった気分でものすごくテンション上がりました。

大野 先生、時間ない中で僕らのことを考えてもらって、描いてもらったことを考えると非常に申し訳なく感じるし、非常に嬉しかったですね。ただ個人的に、僕はちょっとオネエみたいになって……。

櫻井・松本 そんなことないですよ。
相葉 そんなことないよ!
大野 髪の色かなあ?(笑)。


―感想は尾田先生に伝えましたか?

大野 まだお会いはしてないので……。
相葉 ぼくも、漫画も見てたしアニメも見てたのでそんな中に自分が描かれると思ってもなかったので興奮しましたね。すごく。これは一生の宝ですね。


―すごい笑ってますよね

相葉 ね、口めっちゃでかいですよね(笑)。そう見えてるのかなあ(笑)。
櫻井 自分たちのミュージックビデオでアニメっていうのが多くないので、自分たちの音楽と共に先生の描く世界が動き出すっていうのが、1月にフルサイズが公開されるので、それを見ていただくと思うとわくわくしますね。

今回のツアーでは久しぶりに披露する曲も多数

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―今回のツアーで久しぶりに披露する曲について、何か苦労したことは?

松本 それでいうと振り付けビデオが、この20年で時代が変わりすぎているので、昔の曲とか粗いんですよ。細かいところが分かりづらくて、それは今回なりにアレンジしてやる、というのはありましたね。本当に細かく見てもなんだこれ、っていうのもあって。

相葉 なんだっけ。『Monster』とか今回合わせたよね。

松本 『Believe』とか、いろんなパターンがあったりして。どれが正解だっけ、みたいな。ビデオをベースにしながら、今回の振り付け担当と僕らでこっちの方がいいんじゃない?と合わせていきました。


―いよいよ、これから50回目ですね!

櫻井 50回駆け抜けてきて、総勢400名近いスタッフと一緒に回ってきたんですよ。今朝全員での全体集合写真を撮って、全員から寄せ書きを頂いて。そういった大きなチームが今日をもって、これにて一時解散になる。たくさんのスタッフたちと作ってきたこの5×20のファイナルをどうか見届けていただきたいなと思います。


―ライブビューイングで全国のみなさんが見てますね

松本 本当にびっくりしました。北は北海道から、南は沖縄まで。大きいところでいうと、僕もよく行くような都内の映画館とか。今、スター・ウォーズとアナ雪以外やってないらしいですからね。それ聞いてすごいなと思いました。なので、たくさんの人達に感謝の気持ちを伝えられるライブになると思うので、がんばります。

5人 ありがとうございました!


ムービー撮影中に松本さんが「メリークリスマス!」の一言も。

記者から「クリスマスということで、スイーツ部もクリスマスケーキなんでしょうか?」という問いかけを受けて

大野 チョコのクリスマスケーキ食べた。
相葉 あ、ほんと?

と、部長と副部長のおふたりが小声でやりとりする、微笑ましい姿も。


ムービー撮影を終えると、口々に「ありがとうございました!」とお辞儀をし、爽やかに会場をあとにした5人でした。

嵐が表紙のwith2月号(2019年12月26日より発売中)の嵐ロングインタビューに続いて、こちらのライブ本編のレポートをwith3月号(2020年1月28日発売)に掲載予定ですので、お楽しみに!
嵐5人とファンのみなさんの「ありがとう」で満ちた、あたたかな時間を誌面にてお届けいたします。



撮影/川田洋司

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