1. トップ
  2. 恋愛
  3. 義理の両親に好かれる女性とはどんな女性?【ひとみしょうの余談ですみません】

義理の両親に好かれる女性とはどんな女性?【ひとみしょうの余談ですみません】

  • 2019.12.26
  • 10788 views

さて、今年も残りわずかとなり、お正月の予定とか、来年の抱負なんて言葉が脳裏をよぎるシーズンになりましたね。

ということで、今回は、お正月に旦那さんの実家に帰省する人に向けて、義理の両親に好かれる女性とはどのような女性なのかについてお届けしたいと思います。

「息子」を大事にする女性

義理の両親に好かれる女性とは、言うまでもなく、旦那のことを大事にする女性です。

あなたにとっての旦那は、義理の両親にとって、とてもかわいい息子ですよね?

その、とってもかわいい息子に「おい、こら!」なんて言っているようではちょっと……ということです。

不思議なことに、「息子が嫁に大事にされている感じ」を、義理の両親は雰囲気で敏感に察します。なので、義理の両親の前だけで彼のことを大事にしても無理です。ふだん超仲の悪い夫婦は、義理の両親の前でどんなに仲のいいふりをしても無理。「息子の嫁はなにかが足りていない困った嫁だ」と思われてしまうのです。

だから、ふだんから旦那と仲の悪い夫婦は、なんだかんだ理由をつけて、お正月に彼の実家に行かないというのも方法かもしれません。

義理の両親を大事にする嫁

2つ目は、これまた言うまでもなく、義理の両親を大事にする嫁です。

義理のご両親にお中元やお歳暮をするというのはマストですと書いても、とっくにお歳暮の時期は終わったので困りましたね……。でも、来年のお中元から贈り物をするといいです。

身内なのだからお中元とかお歳暮はやらないようにしようという家族もありますね。その場合は、旅行に行ったときなどに、義理の両親の好物を買ってきて、お土産として渡してみては?

今の世の中って、仕事においても贈り物を廃止する会社がたくさんありますね。経費削減とか、「李下に冠を正さず」的なことを気にしているとか……。

でも、贈り物って気持ちだから、贈り物をしないと義理の両親に気持ちが伝わらないとも言えるのです。気持ちって、自分で持っているだけでは相手に伝わらないから。なにか具体的に相手に示さないと伝わらないから。

相性と思ってあきらめるしかない家庭もあるはずです

彼のことがどんなに好きで結婚して、彼のことを大事にしても、義理の両親とどうも馬が合わないということもありますよね。

反対に、義理の両親に恵まれて、自分の親より親密になれるケースもありますよね。

そういうのは、もう、運だと思って割り切るしかない(運だと思って神に感謝するしかない)ことです。

なぜなら、彼の両親がどのような人なのかというのは、選べないことだからです。

選べなさに対してグズグズ文句を言うのがもっともよくないことです。

だって、あなたも選べなさに文句を言いたければ、義理の両親だって文句を言いたいからです。お互いに選べなさを前にグズグズ文句を言っても、なにも始まらないでしょう?

なので、偶然にも馬が合わない義理の両親だった人は、運が悪かったと思ってあきらめることです。ほかに方法はありません。

もちろん、義理の両親に好かれる方法はネットにたくさん出ています。

たとえば、(馬が合わなくても)ニコニコと挨拶することとか、こまめに連絡することとか、会話を楽しむことなどと書かれています。

が、馬が合わない他人とどうやって会話を楽しめと言うのか!

そんなの無理でしょう?

無理なことをぼくは読者に押し付けたくないので、端的に「運が悪かったと思ってあきらめましょう」と書きました。言い方を変えるなら、選べなさを認め、受け入れられるように努力しましょう、ということです。

おわりに

義理の両親や彼の親戚に好かれたら、超ラッキーです。あなたの世界は倍以上に広がります。甥っ子や姪っ子の「おねえさん」として、また、すばらしい経験をなさってきた義理の両親やその親戚からものを教わる者として、あなたの人生は加速度的に花開きます。

反対に、義理の両親と馬が合わないと、「選べなさを受容する訓練」を強いられることになります。こんなの、はっきり言って運です。あなたは、運が悪かったのです。義理の両親も「運が悪かった」と思っています。

運の悪さをお互いに隠して、社交辞令的にうまくやるふりをしても、それはいずれバレます。それに表面だけとりつくろうと、お互いに肩が凝りますしね。

反対に、運が悪かったと思ってあきらめ、割り切ったら、そこから新たな地平が誕生します。そこが、あなたと義理の両親との、新しい世界の始まりの地点です。

無理をせず、運の悪さをまずは受容する。運の悪さにぶー垂れるのではなく、淡々と受容する――これが大人としての、義理の両親との付き合い方ではないでしょうか。

(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

元記事で読む
の記事をもっとみる