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同級生のために命を落とした大学生が『スター・ウォーズ』に登場

  • 2019.12.27
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2019年4月に、ノースカロライナ大学シャーロット校で発生した、2名の命が犠牲になり4名が負傷した発砲事件。事件の最中、他の学生たちが逃げられる隙を作ろうと勇敢にも犯人に立ち向かったのが、犠牲者の一人である青年ライリー・ハウエルさん。そんな彼が、正式に『スター・ウォーズ』のジェダイマスターとして認定されたことが明らかに。

犯人に力強くタックルをし、クラスメイトに逃げるよう訴えたライリーさん(当時21歳)。その勇敢な行動がなければ「確実に死者は増えていた」と警察も明かしており、また彼が立ち向かったことで犯人拘束に繋がり、さらなる大事件に発展しなかったとも言われている。

全米でヒーローとして称えられているライリーさんは、生前に『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンだったそう。それを知ったルーカスフィルムが、新作映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開に合わせて発売されたビジュアル辞典にライリーさんのキャラクターを登場させることに。彼のキャラクターはジェダイ・マスターかつジェダイ・オーダーの歴史家。

ライリーさんと6年近く交際してきた女性によると、彼は子どもの頃から『スター・ウォーズ』の大ファンで、同シリーズの作品を分析してきたという。ビジュアル辞典も読み込み、どんな質問も答えられるほどの知識があったそう。

彼女のTikTokにはジェダイの格好をしている幼少期のライリーさんの写真などが投稿されているほどで、今回のキャラクターはまさにライリーさんにぴったりだとも話している。

「これ以上彼に相応しいキャラクターはありません」「とても幸せな気持ちになりました。だって、彼が喜んでいるのを感じるから。彼にとっては夢のようなことなんです。子どもの頃のライリーと同じように、大人のライリーも喜んでいます」
「しばらくほろ苦い気持ちだったんですが、事件がきっかけで起きたこのポジティブな出来事が、悲しい気持ちを少しだけ上回ったんです。良い息抜きになりました。落ち込むことが多かったんですけど、この出来事だけは私たちを元気付けてくれました」
「現在の私たちにとっては、これ以上にない素敵なクリスマスプレゼントになりました」

ルーカスフィルムはまた、彼の勇敢さについて綴った手紙を家族に送ったという。

「ライリーの勇気と無私の心により、私たちの心に存在していたジェダイが引き出されました。あなた方が彼との思い出を祝福していることを願っています。そして、私たちも、彼の人生と生き様に敬意を払います。心よりお悔やみ申し上げます。いかなる時も、フォースはライリーとあなた方と共にあります」
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