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タバコがやめられない…禁煙したい人に役立つヨガの3つの効果とは?

  • 2019.12.24
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なぜ人はタバコに手を出してしまうのか?

タバコを吸い始めるようになった理由は人によって様々ですが、興味があったから吸ったという意見が多数です。例えば、憧れる人が吸っていて自分も真似てみるなど、「タバコを吸う」=「カッコいい」という風潮からくる理由。確かに、ひと昔前の映画で人気俳優がタバコに火をつける姿はたくさん見られましたね。また別のパターンで多いのは、他者との関わりのためだったという理由。目上の人から勧められたというケースや、自分の交友関係が喫煙者ばかりで何となく仲間に合わせて吸うようになったというケースもあります。

どの人も最初はタバコを吸うと苦くてとても好きになれそうもなかったと言います。それがいつからかタバコが日常生活に欠かせないものへと変わっていき、タバコに依存してしまうパターンが非常に多いです。たとえ本当は吸うことに罪悪感をおぼえていたり、これ以上吸うのをやめようと思っていたりしても、「吸いたい」という欲求に打ち勝つことは容易ではなく、再びタバコに火をつけてしまいます。

やめられない事が自己肯定感の低下にも…

強い意志で禁煙を始めたもののず結局失敗してしまい、自分自身を責めたり禁煙を諦めた方も多いのではないでしょうか?この「禁煙失敗」の経験は、怠惰な自分、情けない自分という価値観を刷り込ませ、それが自己肯定感を下げる要因にもなったり、あるいは吸う自分を正当化して「ストレス発散になる」、「集中できる」、「太らない」などと考えるようになります。

代表的な喫煙がもたらす影響4つ

1.肺ガンの他、すべてのガンにもなりやすい

喫煙者は肺ガンになりやすいと言われていますが、実際は肺ガン以外のガンに対しても発症するリスクが高いです。ちなみに、海外のタバコの商品パッケージはガンを患った人の写真を載せているものが多く、購入者が喫煙することでガン発生のリスクが高まることを積極的に伝えています。

2.心筋梗塞や狭心症などの心疾患になりやすい

喫煙はエストロゲンと呼ばれる動脈硬化を防ぐホルモンの働きを抑える作用があるため、動脈硬化で血管を狭めます。心臓に十分な酸素が行き渡らず、心筋梗塞や狭心症などの深刻な心疾患を引き起こしやすくなります。

3.呼吸器系疾患になりやすい

咳やたんが出やすくなり、肺炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、呼吸器系のさまざまな疾患を引き起こす原因につながります。呼吸が苦しくなることで運動後に息が上がってしまったり、夜も眠れない場合も…。

4.妊娠、出産にもリスクが高い

喫煙者は非喫煙者より妊娠しにくい傾向が強く、妊娠したとしても流産や早産になりやすくなります。また、妊娠中に喫煙すると、胎児への酸素供給量が抑えられるため低体重で生まれたり、何らかの障害を抱えたりするリスクが高まります。

タバコをやめることができない3つの原因

禁煙が難しい理由は、ニコチンの禁断症状により「また吸いたい」という欲求が現れるからと言われています。その欲求が生まれる原因は、自分の心のあり方が大きく関わっています。

1.健康被害を実感していない

漠然と体に悪いとわかっていても、実際に体への悪影響を自覚していないため本気でやめようと思えないケースが多いです。運動に支障がなく、ぐっすり眠れていて、体のどの部分も障害に至っていないため、「吸いたい」という欲求が勝り、近い将来訪れるであろうリスクを抱えたまま問題を先送りにしてしまいます。実際、筆者の知る喫煙者のうち何人かは深刻な健康被害が出てようやくタバコを絶つことができたという人もいます。

2.禁煙に強い意志や精神力が必要という先入観がある

最近の禁煙指南書には、完全にやめるためには強い意志は必要ないと伝えているものもあります。やめるために頑張っている状態では、街中で他の喫煙者をふと目にしただけで大きなストレスに襲われてしまいます。何日経っても吸いたい欲求が消えないと「いつまで頑張れば…」と先の見えない地獄にいるような気持ちになり、ストレスから解放されたくてまたタバコに手を出してしまいます。

3.タバコを忘れられるものを見つけられない

やめることができた方の話を聞くと、「タバコよりも大切なものが出来たから必要なくなった」という意見がありました。例えば子どもが生まれ、子どもと自分の将来のためにやめた人や、スポーツに真剣に打ち込みたくてやめた人など、タバコを吸うことよりももっと自分の魂を揺さぶる何かを見つけられたため「禁煙」という概念や頑張りなどは必要なくやめることができたのです。「心がタバコに向かない」何かがあるとやめやすいでしょう。

禁煙したい人にヨガを勧める理由3つ

1.自分と向き合う事で、己の欲を自覚できる

ヨガ哲学に「離欲」という概念があります。文字そのものだけだととてつもない修行をしなければならないようにも思えますが、実際は自分自身の中にわいてくる欲と向き合い、自分の心の在りように気づく練習をしていきます。まずは我慢するのではなく、タバコを吸う欲求に駆られる自分の姿に気づくことが大切です。

2.頑張ることを強制しない

ヨガは本来頑張る、努力するという考え方ではなく、自分の心や体の状態に気づき、認めていくもの。「良い」、「悪い」という判断もしません。例えば禁煙を意志や精神力で行なっているケースでは、常に「頑張り続けている」という感覚となり、たいへんなストレスに襲われてしまいます。そうならないために、ヨガで自分自身を俯瞰するトレーニングをしていくことで、客観的に自分自身を捉えられるようになりストレスを感じにくくなるでしょう。

3.自分の体、心、呼吸を健やかに保ち、安定させる

よくヨガは柔軟体操と思われがちですが、実際は心身を浄化するためのもの。ポーズをとりながら今ある自分の体の感覚と心の状態を観察し、自分自身を安定させる方法を探っていきます。また、呼吸にはプラーナと呼ばれるエネルギーがあるとヨガでは考えられているため、呼吸に対する意識が高まり、より「今の自分の呼吸はどうか」を考えられるようになっていきます。体や心、そして呼吸を大切に考えるのは、これ以上健康被害のリスクを未来に抱えないためにとても重要なことです。

まとめ

今回は、禁煙したい人に役立つ3つのヨガの考え方について紹介しました。禁煙のためにはタバコの欲にかられている自分自身に気づき、決してその欲を抑え込もうとはせず、自分自身の心や体、呼吸にもっと意識を向けていくことが大切です。自分自身にもっと関心が高まれば、タバコによって自分自身を傷めつける行動もなくなっていくでしょう。ヨガを通じて、「自分を大切する」意識を高めていきませんか?

ライター/君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、指導者養成講座を修了しヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。

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