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【保存版】ニットのプロが教える「知らなかったケアの正解」:おウチでできる「こんなとき」の対処法

  • 2019.12.20
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洗濯時の形くずれや縮み、毛玉など、ほかの服より繊細でお手入れには注意が必要なニット。お気に入りのニットをキレイに着続けるため、あらためて把握しておきたい基本のケアや、洗濯&ニットのプロたちのこだわりのメンテナンス法などを教わりました。

プロに聞く「家庭でできる」
ニットケアの正解
ステキなニットを1シーズンでダメに…なんて悲劇を避けたい。そこで洗濯&ニットのプロに、上質な風合いの維持法や色落ち防止など、家庭でできる上級テクをうかがいました。

【▶取材した方々】
・FREDDY LECK sein WASCHSALON
松延友記さん:ベルリン生まれのカフェ&コインランドリー「FREDDY LECK sein WASCHSALON」のブランドプロデューサー。洗濯ソムリエの資格も保有。

・THE LAUNDRESS
下岡友美さん:N.Y.生まれのファブリックケアブランド「THE LAUNDRESS」のブランディングマネージャー。同社製品を知り尽くし、洗濯達人としても有名。

・Knit cure
植木睦子さん:ニット服のお直し専門店「ニットキュア」代表。引きつれや虫食い部分の修繕からサイズ直しまで幅広くこなす。「ニットの治療院」とも呼ばれている。


Q.1
カシミヤのリッチな風合いを保つには?

A.専用洗剤でこすらず洗う
毛本来の油分を損ないにくく、また補って仕上げてくれるニット専用洗剤を使用。洗濯時は形くずれや摩擦を避けるためニットを裏返して畳み、できるだけぴったりサイズの洗濯ネットに入れてつけ置きするのがいいでしょう。

脱水は乾いたバスタオルの上に形を整えて置き、くるくると一緒に巻いていく方法がベストです。(下岡さん)

A.とにかくやさしく洗ってからケア
カシミヤはクリーニング店のドライクリーニングだと質感を損なうことがあるので、手洗いを推奨しています。ウォッシュタブに水かぬるま湯を張り、ニット用洗剤を入れて泡立て、そこにそっと入れて、やさしく押し洗い。

すすぎの仕上げに柔軟剤を入れてからやさしく脱水し、風通しのよい日陰で平干し。乾いたらカシミヤの毛を浮かせるように馬毛の洋服ブラシでやさしくブラッシングすれば大丈夫。(松延さん)


Q.2
キレイな色を維持する色落ち防止策は?

A.つけ置きでよけいな色落ちをブロック
カラーニットは水に色が出てしまいがちですが、繊維についた余分な染料がとけ出ているだけで、洋服の色合いがあせていくことはあまりありません。なので、基本を守ればOK。

洗濯時は裏返してネットに入れ、30℃以下の水を使いましょう。押したりもんだりせずにつけ置きを。(下岡さん)

A.シリコン配合洗剤に注目
シリコン配合の洗剤は、使い続けると表面にフタがされるようになり色が落ちにくい。汚れが閉じ込められることにもなるので、ときどき水だけで洗うのもいいとクリーニング専門の方から聞きました。(植木さん)


Q.3
くたびれないようにするためには?

A.着る前にアイロンで整える
まず着用する前にスチームアイロンを全体にあてるか、通常のアイロンの場合は、1cmほど浮かせてかける『浮かしがけ』をする。シワをなくし、くたびれず、キレイな形状を保てます。(松延さん)

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