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知らずに言っているかも!? 上司に「使ってはいけない」NG敬語10選

  • 2019.12.20
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上司や先輩への言葉遣いは、あなたの信用にも関わるもの。敬語は、正しく使いたいですね。

しかし、仕事に慣れてくると緊張がほぐれ、知らず知らずのうちに間違った敬語を使ってしまっていることも。

そこで、今回はマナー講師である桜美月さんに、上司に対するNG敬語をまとめて教えてもらいました。

上司に対するNG敬語10選

出典: fizkes / shutterstock
(1)上司に呼ばれたとき

NG:「今、行きます」
OK:「はい、ただいま参ります」

⇒まず呼ばれたら「はい」と返事をしましょう。「すぐ」は丁寧語の「ただいま」で、「行く」の謙譲語は「参る」です。

(2)上司から打ち合わせの日程を聞かれたとき

NG:「打ち合わせは月曜日と拝聴しております」
OK:「打ち合わせは月曜日と伺っております」

⇒「拝聴」は相手の話を直接聞いたり、講演を聞いたり場合に使う言葉です。「聞く」の謙譲語は「伺う」を使います。

(3)上司とタクシーに乗るとき

NG:「どうぞ、乗ってください」
OK:「どうぞ、お乗りください」

⇒「乗る」の尊敬語は「お乗りになる」です。

(4)上司から仕事の指示を受けたとき

NG:「わかりました」
OK:「はい、かしこまりました(承知いたしました)」

⇒定番フレーズなので覚えておきましょう。

(5)上司から書類について確認されたとき

NG:「その書類はもう見ました」
OK:「その書類はすでに拝見いたしました」

⇒「見る」の謙譲語は「拝見する」です。

(6)上司に仕事を依頼されたとき

NG:「やらせていただきます」
OK:「させていただきます(いたします)」

⇒「やる」は俗語的表現であまり上品な言葉ではありません。「する」の謙譲語は「させていただく」です。

(7)上司から確認を依頼されたとき

NG:「今、確認させていただきます」
OK:「ただいま、確認いたします」

⇒「~させていただきます」といのは、相手に許可を取って何かをする場合にのみ使います。

(8)上司と趣味の話をするとき

NG:「週末はマラソンのほうをしております」
OK:「週末はマラソンをしております」

⇒「~のほう」というのは、物事をぼかしたり、遠回しに言ったりするときに使う言葉です。ぼかす必要がないときは、使わないようにしましょう。

(9)上司に書類を見せながら説明するとき

NG:「こちらでおわかりになりますでしょうか」
OK:「こちらの内容で、よろしいでしょうか」

⇒「わかる」というのは敬語として間違いではありませんが、相手の能力を問う言葉なので上司に対して使うのは不適切です。

(10)上司にメールを確認するとき

NG:「メールを拝見していただけましたか」
OK:「メールをご覧になりましたか」

⇒「拝見」は、相手に対して謙譲語を使っています。「見る」の尊敬語は「ご覧になる」です。

ビジネスシーンで恥をかかないためにも、きちんとした敬語を使えるようになるのは大切なことです。

そして、表面的な言葉だけでなく、相手を尊敬する気持ちも忘れたくないですね。

【画像】
fizkes / shutterstock

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