1. トップ
  2. マクドナルドが営業中の「感電死」受けてペルー全店舗を2日間の追悼休業に

マクドナルドが営業中の「感電死」受けてペルー全店舗を2日間の追悼休業に

  • 2019.12.20
  • 648 views

アメリカ発の人気ファストフードチェーンであるマクドナルドが、ペルー国内にある全ての店舗を2日にわたり休業する。(フロントロウ編集部)

ペルー国内のマクドナルドが休業するワケ

通常年中無休で、24時間営業していることで知られる米発大手ファストフードチェーンのマクドナルド。世界中100以上の国と地域に展開する同チェーンが、ペルー国内の全店舗を2日にわたって休業する。

画像1: ペルー国内のマクドナルドが休業するワケ

ことの発端は15日、勤務中に職員2人が亡くなったこと。ペルーの首都リマの中心地にある店舗で、シフトに入っていた19歳のアレクサンドラと18歳のガブリエルの従業員2人がソーダの機械を掃除していたところ感電。

まず初めにゆるんでいた機械のケーブルにアレクサンドラが感電し、それに気がついたガブリエルが助けようとしたところ、2人揃って電気ショックに巻き込まれた。その後警察が現場に到着したころには、2人はすでに死亡していた。

画像2: ペルー国内のマクドナルドが休業するワケ

従業員が亡くなったことを受け、マクドナルドは、追悼のために2日間のペルー国内の全店舗休業を発表した。

ペルーの労働環境が問題に

ペルーは、現在急激な経済成長を続けているが、労働環境が悪いことが度々問題視されている。今回のマクドナルドでの死亡事故を受け、市内では抗議活動が行なわれており、マクドナルドの店舗には、環境の改善を訴える張り紙が多数貼られている。

画像: ペルーの労働環境が問題に

今回死亡したアレクサンドラの母親は、地元のテレビ局に対し、自身の娘が、手袋やブーツといった掃除に必要な備品が提供されていなかったことや、一度に12時間のシフトをこなさなければいけないことに対して、苦情を漏らしていたとコメント。

ペルーの国家労働監督局Sunafilは、国内のマクドナルドの労働環境を調査すると発表している。(フロントロウ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる