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フルーツサンドだけじゃない!“フルーツごろっと”にやみつきになる絶品パン4選【東京】

  • 2019.12.17
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フルーツサンドが話題になった令和元年。フルーツの甘さや酸っぱさがパンとの相性抜群なのは皆さんもご存知の通り。今回はフルーツサンドではなく、フルーツがごろっと入った絶品パンをご紹介します。

1.〈ベーカリー&レストラン 沢村〉の「アプリコットとクリームチーズのカンパーニュ」/新宿

〈ベーカリー&レストラン 沢村〉の営業時間は朝7時から25時(ベーカリーは22時まで)!なんという懐の深さでしょう。場所は〈NEWoMan 新宿〉 2F「エキソト フードホール」。お仕事終わりクタクタで乗り換えるときにも、徒歩1分でたどり着ける。ありがたやと拝みたくなります(毎回心の中で拝んでいます)。

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Hanako 編集部

ねっとりとした質感を引き出されたアプリコットは紅茶で煮られています。ねっとりとトロトロと…甘さもしっかり引き出されたあの皆のアプリコットがこんなあられもない姿になっていますよ(意味深)!口内をでろーんとゴロゴロ伸びきっています。カンパーニュのうっすらと滲む塩気と力強い小麦の香りが脇を固めるから思いっきりアプリコットもクリームチーズもこんなに好き勝手できるのですね。アプリコットが作り出す甘くトロトロなムードをクリームチーズがコク深い酸味と発音の異なるとろけ方で主張しアプリコットの独り舞台にはさせないのです。

2.〈ブリコラージュブレッド&カンパニー〉の「マロン トルーブル」/六本木

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Hanako 編集部

栗の渋皮煮がゴロンゴロン。ポトっともしあなたがこの子を落としてしまったら、おむすびころりんよろしく斜面を転げるに違いないほど栗の姿がしっかり残っています(遠回りな比喩)。

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Hanako 編集部

噛むともちっと押し返し、口内に人懐っこくくっついてくる生地からは小麦のうまみと、黒糖の甘みとコクが滲み出て、栗の美味しさを味わうにぴったりな土台を作ってくれています。綺麗に茶色く色づいた表面からさらに香ばしさが立ち上がり、シンプルでありながらしみじみと美味しさと向き合えるパンです。

3.〈Pain de Lasa〉の「りんごのレーズンまき」/梅ヶ丘

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Hanako 編集部

なんとも素朴な名前が目を引くこの子。林檎のコンポートがうまー(食レポ下手か)!

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Hanako 編集部

シャクシャクと生命力が残る歯応えに、生林檎の瑞々しさを感じる酸味、だけどコンポートによって濃くなる旨み!!それらが、こちらのレーズンパンに巻かれております。このレーズンパンがね、また昔ながらのパンの装いなので、林檎にも付かず離れず、オレオレでもなくね、非常に伸び伸びと楽しませてくれますよ。

4.〈小麦と酵母満〉の「あんずショコラ」/三軒茶屋

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Hanako 編集部

しっかり揚げた春巻きの皮みたいな表面のパリパリが、一口一口弾け飛ぶ。包丁を入れたら、バリンと音を立てまず天井が弾けました。というのも、天井の下に空洞ができているのでこの独特なパリンと固い食感が生まれているんですね。パン生地はしっかりした密度の歯応えで土台を作り、抱え上げるのはたっぷりのチョコレートゾーン。

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Hanako 編集部

この断面の美しさにまず惚れ惚れ。少しだけトーストしたので中のチョコチップが溶けて目くるめくチョコレートワールドが広がっています。そこに大ボスの杏がやって来ると、チョコレートに支配された口内の注目を全て奪う味の主張を放ちます。チョコレートに甘やかされた口内は、まずその酸味にガツンとやられます。キュッと口内が喝を入れられたようなムードになった後(どんなムードだ)そこからじわりとじわりと杏の甘みとチョコレートが歩みを揃えて、ナイスタッグを見せてくれます。上のパリパリは下のチョコレートと混ざるとチョコフレークのような親しみのお菓子感を出してくるし、決して背伸びしたパンじゃないのが安心します。

(text&photo:Yuki Hanai)

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