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ビヨンセが流産や過去の苦しみから学んだこと

  • 2019.12.12
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グラミー賞シンガーのビヨンセは、確かに世界で最も音楽ファンの注目を集めるアーティストの一人であり、パフォーマーでもあるだろう。だが、母親になって以来、彼女にとっての成功の定義は根本的に変わったという。

『ELLE』誌最新号のインタビューで、母親であることや自己実現について語り、弱い部分も見せたビヨンセ。アルバム『レモネード』と『ホームカミング』が受賞を逃したことは失望するようなことだったかという質問に対しては、次のように答えた。

「それを必要としていたことを私自身が自覚していなかったことについて、人生が教えてくれるようになったとき、私はより奥深い意味について考えるようになったの。成功の意味するものが、それまでとは変わったわ。すべての痛みと喪失は、実際には贈り物であることを学んだの」

ビヨンセはまた、(双子の)妊娠中に病気を発症して苦しんだ経験から、1年ほどはずいぶん健康に気を使ったという。流産を何度か経験したことも、自分自身についての重要なことを教えてくれたとのこと。

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「流産したことが教えてくれたのは、誰かの母親になる前に、私自身の母親になる必要があったということ」

「そう思うようになった後に、ブルー・アイヴィーを授かったの。そして、人生の目的を探る旅は、より深い意味を持つものになったわ。私は(夫との)関係の中で一度命を落とし、そして生まれ変わった。自分自身を持ちたいという気持ちは、さらに強くなったわ」

「私にとって、後戻りするのは難しいこと。“ナンバーワン”でいることは、優先順位の高いことではなくなったの。私にとっての真の勝利は、私自身をはるかに超えて長く生き続ける芸術と遺産を創り出すこと。それは、充足感を与えてくれることよ」

超実写版『ライオン・キング』ではナラ役として声優に挑戦。主題歌「Spirit」も歌っているビヨンセ。共同で作詞を手掛けたこの曲は、ゴールデン・グローブ主題歌賞にもノミネートされている。苦しんだ経験を前向きに捉え、人生の糧にしていく強さを身につけたビヨンセは、これから私たちにどんな歌を届けてくれるのだろうか。さらなる活躍に期待したい!

Photo: GETTY IMAGES

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