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夫を褒めるって効果ある?「夫はATM」と思っていた私が実践してみたら【コソダテフルな毎日 第146話】

  • 2019.12.10
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我が家は結婚13年目。3人の子宝に恵まれましたが、
病める時も富める時も幸せハッピータイムだったかというとそんなこともなく。

一緒に生活していく中であがったりさがったり、仲良しだったり険悪だったり色々な時期がありました。


頼りにしては裏切られ、怒りに変わり、そのうち諦め期待をしなくなり、夫はATMだと思うようにしていた時期もありました。

ちょうどそのピークの頃に書き留めておいたお話です。

長男が4歳、次男が2歳頃なので今から5年ほど前のお話です。

■夫をATMだと思っていた私。「夫婦円満の秘訣」を実践したが…
この日私はテレビであるものを見たんです。


「夫婦円満の秘訣」なるものが紹介されていました。

要約すると
「いいところを紙に10個書き出す」
「朝、出勤前に褒める」
「帰ってきたら褒める」

とにかく、夫は褒めて褒めて褒めまくれ、褒めてりゃ機嫌よく過ごしている、

ということだったので、うちもいっちょ褒めてみるかと思い、夕食後、長男・次男と顔を突き合わせて「夫のいいところ」を紙に10個書き出してみました。

4個ぐらいまではスラスラ出てくるけど10個となると書くのも大変です。5個目以降なんてうぅ~~んと考えこまないと出てこないし、残り3個なんてなったら、乾いた雑巾を絞るがごとしです。

出産並みに頑張ってひねり出した夫のいいところ10個を、玄関の靴箱の上に置いておきました。

さぁどうなるかな。

あ、夫が帰ってきました。

靴箱の上の紙に気づいたようです。

部屋に入ってきたその顔は…ニッタニタ! 満面の笑みです!
顔に「うれしい」って書いてあります。

夫:「なんなのこれ(ニタニタ)」

私:「いや、たまには褒めてみようかなと思って」

くっ…!
夫、夕食を食べ何回も読んでは何回もニタニタ笑っていました。


しかしその後、彼が放った一言、なんだと思います?


夫:「あ、あのさぁ~こんな風に書いてもらってアレなんだけど…」

なに。


夫:「土曜日、ちょっと時間くれない?」

は。

妻:「まさかの…パチスロ?」

夫:「そう」

出たあぁぁぁぁ!
褒めたそばからパチスロ!!
どういうこと!


私:「ダメ」

夫:「そこをなんとか…!」

私:「ダメ」

夫:「友達と約束してきちゃった!」

私:「は」

なぜ私がこんなに反対するのかというと、先週末の夫の態度があまりにもひどかったからです。

先週の土日の夫はそれはそれは非協力的で両日とも家で寝ていたんです。

土曜日、夫の起きた時間。昼の13時。

その間、私は家事掃除育児すべてを一手に担い、
息子2人を連れて大型スーパーに買出しに出かけ、
帰ってきてからは、眠ってしまった次男を運び、
大量の荷物を家まで運び、駐車場と家を2往復。
家に運んだ次男を布団に寝かせたらそこから昼食の準備。

手伝いたい症候群の長男と一緒に昼からトンカツ定食を作り上げ、
寝ている夫に、「お昼できたよー」と言って起こしました。

もちろん、午前中に妻が汗水たらして息子と荷物を運んだことなど、彼は知るよしもありません。

そして日曜日はもっとひどかったんです。

何時に起きたかは覚えてないけど、とにかく昼ごはんができるまでグーグー寝て、昼ごはんを食べたらまたコタツでグーグー寝っころがっていました。

夕方から私が息子を連れてディーラーへ行きましたが、その間、夫はまたグーグー寝っころがっていました。

要するに2日間とも家でグーグー寝ていました。

別にこのことについては責めるつもりもないし、求めるだけ無駄なので別にどうでもいいけれど、その翌週にパチスロに行きたいだと!?

自由のかわりに責任が伴うということをあなたはわかっているのでしょうか。

1人勝手に遊びに行きたいのならもっとやることがあるでしょうが!



私:「日頃の行いが悪いから反省しなさい!!」

夫:「わかったわかった! これからちゃんとするから~!」

私:「そんなセリフ聞き飽きたわ!」

夫:「おねがい! 1000円あげるから!」

私:「いらんわ!」

夫:「頼む! 勝ったら1万円あげるから!」

お金で釣ろうなんて妻をいったいなんだと思っているのでしょうか。

妻:「ふんっ! ダメ!」

こんな会話を繰り返す事2日。

苦労の甲斐もなく結局、夫は旅立っていきました。
ギャンブルの世界へ。

一応建前上行っちゃダメ! と反対した私でしたが、
実は心の中では行たってかまわなかったんです。

家にいてもいなくてもどっちでもよかったし、
むしろ家の中にいてもゴロゴロ寝られるぐらいならいないほうが諦めもつくのでいないほうがマシでした。

彼のお休みの日にパチスロに行こうがスノボに行こうが、そんなことはもはやどうでもいいのですが、やはり子どもたちのことを思うと胸が痛みます。

ただでさえ平日は触れ合える時間がないのに、貴重な週末でさえも寝てる父親しか記憶に残らないんじゃないかと、将来を思うと不安になります。

それなのに子どもは「一緒に遊んでくれるところ」「お片づけを手伝ってくれるところ」とパパのいいところを見いだそうとしてくれるのですから、純粋な子どもの心に目頭が熱くなります。

夫にこの気持ちが理解できるのかな…。

きっとできないと思います。


■「夫を褒める」って効果あるの!? 男性陣に聞いてみた
はい!!

時を戻して現在、なうです!

この時の状況の私を客観的に今見返してみて、まず思うのは、「よくこんな夫に耐えていたな、こんな夫とも仲良くやっていこうというかわいげが私にもまだあったんだな」というのが率直な感想です。

ですが、ここで夫に興味をなくさずにいられた事が私の唯一の良かったところだなと自分では思っています。

私自身の自己評価は置いておいて、ここで確認してみたいことがあります。

男心は男に聞くのが一番。

テレビでやっていたように「男は褒めて褒めて育てろ」これは果たして本当にそうなのでしょうか。

大人の男性陣に聞いてみました。


どうぞ! お入りください。

会社員Aさんの場合


突然の会社員Aさんです。

ちょっとポーズがグラビアアイドルみたいになっちゃいました…(ミス)

さてAさん、いいところを10個褒められる、朝と晩に褒められる。これを奥さんにやられるとやはりうれしいものなんでしょうか。


はい。


やはり悪い気はしないですよね!!

人間ですものね!!

でも1日10個も褒めるって白々しくなく褒める方法あるんでしょうかね。

Aさん:「ディスられるよりかは褒めてもらいたいです…」

すごすご帰って行かれました。

お次いってみましょう。


会社員Bさんの場合


会社員Bさん、どう思いますか?


まぁね~そりゃ男も女も褒められた方がうれしいに決まってますよね。

でも、上記の四角のように褒める事をこころがけてみても、全然響かないタイプの人もいますよね。

そういう人はどうしたらいいんでしょうか。

Bさん:「即効性を求めてはいけません。褒めたからといって即変わるわけではありません」


あぁ~~。
母親の成長スピードと父親の成長スピードが全然違うからモメるケースが多いんでしょうねぇ…。

でも、なんで自分は褒められたらうれしいのに奥さんのことは褒めないのでしょう。

Bさん:「それは…妻のやってくれていることを当たり前だと思っているからなのではないでしょうか。

でも夫も褒めてないことはないんですよ。


ミスマッチなんでしょうねぇ」

なるほど!

もちろんその人自身の性格や気質によって、褒められて伸びるタイプ、ダメになるタイプ色々だとは思いますが
やはり人間同士、リスペクトを持って接していくことが夫婦円満の一番の秘訣なんじゃないでしょうか。

って難しいですけどね!!

一応身近な男性に聞いてみた限りでは「褒められたらそりゃうれしい」っていうのが結論でした!

でも市場の調査よりも単純なものでもなさそうな気もします。

現場からは以上で~~す!

(オギャ子)

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