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元カレを美化してない?…「別れた恋人を忘れる」ための簡単なコツ  #45

  • 2019.12.13
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「元カレだったら、こうなのに…」。男性を見るとき、つい楽しかった恋愛のことを思い出し、気持ちが萎えたりした経験はありませんか? 頭の片隅に元カレがいつもいる。そんな女性は、実はかなり損しているかも!? いったいなぜか。理由を解説していきます。

イラスト、文・おおしまりえ

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 45

元カレが忘れられない女性のデメリットと元カレの忘れ方

大好きだったあの人。別れてけっこう経つのに、どうしても頭の片隅に居座り続け、影響力をもってくる。ことあるごとに頭の中を元カレがよぎり、困っている女子もいるかもしれません。

でも残念ながら、元カレを忘れられない気持ちには、デメリットしかありません! ハッキリ言い切ってごめんなさい。とはいえ、失恋って何回経験しても慣れないもの。好きが大きいほど、どう整理し、どう忘れたらいいかわからないものですよね。

今回は、元カレを忘れられないデメリットと、忘れるための心の整理の仕方についてご紹介します。

元カレを忘れられないデメリット2つ

思い出が美化されすぎて、男性を視る目がシビアに

元カレが頭の中に居座るということは、その人が異性の基準になるということにほかなりません。未練を持ったまま男性を見ると「元カレよりもこの人は〜」という1つの物差しができあがります。

と、ここまでは一般的に、みなさんは知っていることかと思います。そして、この元カレと比べてしまうという行動は、ある程度は仕方のないことです。人間って何かを見たりするとき、誰でも自然に他者と比較をして考える生き物です。

問題なのは他者と比べすぎることよりも、比べる基準を”未練のある元カレ”にするのが問題なのです。基本的に、人間は思い出を美化する生き物です。どんな嫌な思い出も時間が経てば「とはいえ良かったこともあったよね」なんて思えたりしてくるもの。

そんな性質を持った私達が、未練のある元カレを考えるとき、そこには「好きだった元カレ」に「美化された思い出ポイント」が乗っかり、ファンタジー並に元カレがいい男に思えてならないのです。

そんな状態で他の人を見たら、当然いい男に見えるはずもない! これが元カレを忘れない、最大にして最強のデメリット! あなたは思い当たる節、ありますか?

エネルギーが分散してしまう

ちょっと目に見えない話に近いですが、人間というのは、エネルギーの総量を何に使うかの振り分け方で、人生が変わっていきます。エネルギーというとスピリチュアル的ですが、ここでいうエネルギーとは、時間やお金や労力など、物理的なパワーも含みます。

元カレに未練がある女子というのは、基本的に恋愛に対するエネルギーが分散している状態です。「新しい人がほしい」と考えながら「でも元カレとよりを戻せるなら戻したい」なんて思っていると、状態としてはアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。無駄なエネルギー消費をしながら生きているといえるのです。

今日から忘れるための心の整理術

「デメリットがあることはわかってんだよ」という声が聞こえてきそうですが、じゃあどうしたら元カレの事は忘れられるのでしょう。よく「失恋には新しい恋をせよ」と言いますが、これは人間は新しい刺激や忙しさで考える隙間がないと、余計なことを考えられないという性質に基づきます。

でもそれはあくまでも、頭の隙間がないから忘れられるだけのこと。心の整理はまだ終わっていないので、隙間ができたらまた元カレのことを考えてしまうという欠点があります。そこで、心の整理に特化して、元カレの忘れ方についてご紹介します。

この想いは叶わないものだと納得する

元カレに未練を抱えた女子の多くは、「元カレ=叶わない相手」という認識を持っていません。1回恋愛関係になったからそう思うのでしょうが、人間は絶対叶わないと思うモノには憧れないもの。つまり、未練が残り続けているあなたの無意識には「でもまだチャンスがあるかも」という希望の光が、煌々と輝いているのです。

本当に忘れて次の恋にいきたい。そう思っているなら、ハッキリと「この恋は叶わないんだ」「この人を手に入れることは絶対にできない」と自分に言い聞かせ、納得させてあげましょう。諦めるということを受け入れると、意外と冷静になれるものです。

本当に大好きだった自分の気持ちを褒めてあげる

失恋を心から認めるということは、自分は失敗したという事実を受け入れること。これは言うのは簡単ですが、無意識的にはけっこうハードルが高い行為です。そんな自分の失敗を事実として受け入れやすくする行動が、自分の「好き」という気持ちを、きちんと褒めて、素晴らしいものであったと認めてあげることです。

「失敗=間違っていた=好きも間違い」という思考回路になりがちですが、そうではない。行動や選択は間違ったかもしれませんが、好きという気持ちを持つことは、とても素晴らしいことである。これが自分の中で感覚として持てれば、恋で失敗したという事実も、少し消化しやすくなるでしょう。

多くの女性が陥る元カレ問題を心にフォーカスして解説しました。ちなみに、筆者も過去に大失恋をして、1か月半かけて「この恋はもう絶対手に入らない」と腑に落とし、乗り越えた経験があります。

1か月半毎日泣いていて、本当に死ぬかと思いましたが(笑)。その休憩を取ったら、スッキリと次の恋へと歩き出すことができました。恋は病です。病には治療法があります。どうか恋の病に振り回されすぎず、1つ2つと乗り越え、素敵な女性にステップアップしていきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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