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【憧れのお仕事女子FILE】ファッション業界で働くスタイリスト・細川あさなさんにインタビュー!

  • 2015.4.5
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Sign女子のみんなは、

どんなお仕事ライフを送っていますか?

また、どんな職業を目指していますか?

みんなのお仕事ライフを素敵に変えるヒントをお届けします!

ということで、憧れの業界で素敵なワークライフを送る女子をクローズアップ!

明日の仕事をがんばろう! 憧れの業界を目指そう! 人それぞれ、きっと何かのきっかけになるお話が満載です❤︎

…まず始めにインタビュー中に出たお仕事格言↓

『“今あることをムダにする”決断は絶対しない』

この格言の意味することは?

登場するのは、スタイリストやブランドアドバイザーとして活躍する細川あさなさん。

<プロフィール>

細川あさな/スタイリスト,ブランドアドバイザー

1985年1月19日生まれ。18歳でスタイリストアシスタントになり、20歳で独立。25歳でTWNROOM(ツインルーム)プロデューサーに。現在はスタイリストのほか、ブランドのアドバイザーとしても活躍。

Q1.スタイリストになろうと思ったきっかけは?

高校卒業したら“絶対にファッションの世界で働く!”と決めていたので、なら現場に行っちゃえ! と思い、雑誌『BLENDA』のスタイリストアシスタント募集に問い合わせました。

Q2.当時の愛読書は、やっぱりBLENDA?

というわけでもなく…。当時ベッカムブームで表紙がヴィクトリアとベッカム夫妻の時があったんですよ。その号で募集要項を発見して、すぐ連絡した感じです。今考えると、縁だったんだろうなって思いますね。

Q3.BLENDAの仕事は、いきなり徹夜だったとか?

問い合わせ後、すぐに編集部の方から連絡が来てお伺いしたら、同世代くらいの子が4人くらい来てたんです。みんな同じような勢いで集まった人たちだったんでしょうね。何もわからないけど、とりあえず夜までには帰れるだろうと思って向かったら、いきなり「朝までがんばれる?」って聞かれて。当時はコンビニのバイトをしていて次の日も朝からだったんですが“ここ頑張るしかないな”と思いました。そしたら、私だけ採用されたって感じです。みんな夜まではできるけど、朝まではって感じだったんですよね。まぁーそれが普通だと思いますけど(笑)。

【お仕事SHOT】

展示会のコーディネート組み

Q4.スタイリストアシスタントは、やっぱりハード?

最初は先輩のお手伝いをするのに夢中で、楽しいとか感じられる余裕もなかったですね。とりあえず、迷惑かけちゃいけないとか、言われたことをちゃんとやるのに必死。最初の1年間はそんな感じだったかもしれません。これが何に繋がるんだろうって、思ってる暇もなかったです。3日間徹夜とか普通にしてましたよ。それで帰る気力がなくて、編集部で寝て、みたいな。帰ることをあまり重要としてなかったですね。それより寝る時間を確保したかった。

Q5.がむしゃらに仕事ができた理由は?

単純に楽しかったんです。モデルに会えるとかミーハー感はなくて、とにかくいろんな服とか靴に触れ合っていることが本当に楽しくて。これしかない、ファッションしかないって日々感じていました。

【お仕事SHOT】

ブランドプロデューサー時代にはデザインのお仕事も。

Q6.アシスタントを経て、スタイリストデビュー後のお仕事は?

もともとすごく“一本集中型”。他誌からもお仕事の話はありましたが、BLENDA一本でお仕事していました。ちょっと関わって1から3まで見るんじゃなくて、1から10まで見たいタイプなんです。当時は雑誌がなくなるなんて不安も無いし、自分も20代前半でオンタイムだから、読者の世代がわかんないという不安もない。やりがいしかなくて、不安も不満もなかったです。強いて言うなら、忙しいくらい。結局はそれさえも何とも思わないくら充実してましたけどね。

Q7.今までで挫折はありますか?

ない!!!(笑)。辛いとか乗らないなとか自分的な波はあるけど、挫折はないかも。タイプ的に一生ないと思う(笑)。なんでも意味のあることなんだなってとらえます。本当に性格がポジティブ。アシスタント時代に1人で泣いたこともあったけど、辞めるっていう決断には至らなくて。自分を信じていたし、周りの人たちにも恵まれていましたから。“今あることをムダにする”みたいな決断は絶対しないです。

Q8.センスがよくなる秘訣は?

コーディネートを考えるより、自分の良いところも悪いとことも知った上で服を選ぶといいかも。“この部分を出したとき、私って雰囲気出るな”とか、“ここ隠すとやぼったいな”とか。そのためには、いっぱい合わせていっぱい着る!

失敗してもいいから、決めつけないことが大切! 人それぞれ、絶対に似合う色味やディテールはあると思うんです。服の組み合わせを学ぶよりそういうことを知った方が、おしゃれも楽しくなると思います!

Q9.スタイリストに向いている人は?

根性がある人。こんなこと言うのもなんですが、スタイリストって正直センスがない人もいると思います。スタイリストアシスタント時代を頑張っちゃえば、誰でもできるんですよね。だから私的には、スタイリスト業がすごいってことはまったく思わなくて。スタイリスト=夢でもないし。選ばれた人だけなれるっていう職業ではないんです、残念ながら。

【お仕事道具SHOT】

パソコンとスマホカバーは、kate spade new york(ケイト・スペード ニューヨーク)のもの。メモ帳は、SMYTHSON(スマイソン)。

Q10.細川さん流、夢や目標を実現する方法は?

何でも意味を持たせて、いい時間の使い方をすること。1人の時も、気分が乗らない時も、人と人とのコミュニケーションの時間も。後々のビジョンも考えつつそうしていれば、常に気分は上がると思います。例え夢とか好きなものがなくとも“結婚したい”“幸せな家庭を築きたい”とか些細なことでも自分の中の1つの夢として捉えれば、いろいろ繋がってくるはず。人生に深みを出すことを意識したらいいと思います。

いかがでしたでしょうか。スタイリストになりたい! と考えている人はぜひ参考に。

http://www.iphoneogram.com/u/7303849

細川あさなInstagram

Photo Takuya Iioka

Text Noriko Hashimoto

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