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これでもう慌てない!株や投資で「絶対に大損しない」ためのNGケース5選

  • 2019.11.18
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結婚や仕事、老後など……誰でも将来の不安は、大なり小なり抱えているものですよね。そんな漠然とした不安を感じ、投資信託や株式を始めようと考える人が、ここ数年でじわじわ増えてきているようです。

投資経験者を対象としたアンケート調査によると、投資を始める平均年齢は男性36.38歳、女性32.96歳。また、投資を始めてから1億円超えまでにかかった年数の平均は16.7年というデータも。短期間で大きく稼ぐのではなく、長期でコツコツと資産を築き、40~50代で億万長者となる人は案外多いのです。

とはいえ、投資や株と聞くと身構えてしまう……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。経営者・起業家であり、作家としても活動している岡崎かつひろさんは、「長期的なスパンで、毎月1万円程度の少額投資を続ければ、大損することはない」と言います。一方で、大きく稼ぐことを目標とするなら「投資金額に見合った学習をしてほしい」という注意喚起も。

以下では、投資信託&株式を始めたばかりの人や、これから始める予定の人に知っておいてほしいNG事例を紹介します。いざというときに慌てないよう、頭の片隅に入れておきましょう。

投資&株初心者が気をつけるべき、NGな心がまえ5選

■1:リスクコントロールができていないのはNG
習慣_1
無理のない投資を心がけましょう。

初心者の方からすると、投資=ハイリスク・ハイリターンというイメージが強いのではないでしょうか。それゆえ抵抗を感じる方は多いはず。ですが、「株に関して言えば、毎月1万円程度のなくなっても大丈夫な金額であれば、大きく稼ぐことは難しくても、手持ちの株の価値がゼロになるようなリスクはほぼありません」と岡崎さん。

そこで、まずは少額投資から貯金代わりくらいの気持ちで始め、多少の損が出ても動じないようなリスク耐性を身につけましょう。株価が下がって損をすることもあると知ることが第一歩です。投資でも株でも、リターンばかり期待して、ギャンブルのような感覚で儲けようとするのは、初心者にはおすすめできません。

まともな投資なら、せいぜい年率10%前後が妥当。それ以上の儲け話は要注意です。例えば、年に20~30%の配当金をもらえるという話に乗って、計500万円を投資した、20代男性の失敗談があります。

最初の1~2回は配当金が支払われたものの、その後は配当金が入らず、連絡をしても電話が通じない状態に。取引相手の会社へ行ってみると、そもそも会社がない。500万だまし取られた、と警察に相談しても、民事不介入で力を貸してもらえず、なんとか取り返そうと思っても、民事の場合、相手の住所は自分で調べないといけません。住所の情報がなければ、訴えることすらできず、結局泣き寝入り……。

この事例のように、極端に言えば『この人には騙されてもいい』と思えるくらい、信頼できる人の情報でなければ、無理な投資はしないことです」(岡崎さん)

そもそも、仮に自分が相手の立場だったら、見ず知らずの人間に儲け話をもちかけるでしょうか? 投資絡みの怪しい儲け話は、よく聞く話ではありますが、極端に高い配当金には裏がある、と考えるのが無難です。

■2:損切り・利益確定のルールを破るのはNG
習慣_2
自分でルールをつくり、絶対に破らないこと。

株で失敗しないためには、「損切り」と「利益確定」というものを知っておく必要があります。損切りとは、手持ちの株の価値が何円以下になったら売ると決めること。反対に、いくらまで上がったら売ると決めることを「利益確定」と呼びます。

例えば、購入時は1株100円だった株価が70円まで下がったら、それ以上損をしないようにその株を売ると決めるのが損切り。130円まで上がったら、その時点で売れば1株あたり30円分儲かる、これが利益確定です。

このように、購入時の金額をもとに、損切りと利益確定のラインをあらかじめ決めておくと、少なくとも大損はしなくて済みます。大切なのは、いくらになったら売ると決めたルールを絶対に破らないこと。

「この損切り・利益確定のルールを破って失敗してしまった30代男性のケースでは、ある航空会社の株を購入したところ、すぐに株価が下がった。安いうちに買い増せば、株価が上がったときに得するからチャンスだと考え、損切りのルールを破って買い増したものの、その後も株価は下がり続けて大損に……。

ルールを守ってうまくいかなかったときは、そのルールを見直してみましょう。その場の気分で売り買いせず、一度決めたルールはきちんと守ることが鉄則です」(岡崎さん)

株をやっていて、手持ちの株価が上がったらうれしくなりますよね。「このまま持ち続ければ、もっと上がるかも」と、欲が出てくる気持ちもわかりますが、株価の変動に一喜一憂せず、自分で決めたルールに従って売買することを心がけてください。

■3:株を売買する企業や業界を絞らないのはNG

無数にある株の購入先のなかからどれを選べばいいか、選択肢が多くて迷ってしまいますよね。だからといって、さまざまな株に手を出してしまうと、現在どの企業が伸びているのか、これからどの企業が伸びてくるのか……といった各業界のリサーチが疎かになりがち。

初心者の方の場合、決まった株を定期的に買うのがおすすめです。

「初心者の方が株の購入先を選ぶ際のポイントは、自分にとって興味がある分野を選ぶこと。なぜなら興味がない分野だと、業界のリサーチが辛くなる可能性が高いからです。

もし会社員を続けながら投資をするなら、勤めている企業の自社株買いも選択肢のひとつ。自社株をもつことで税金の優遇が受けられるなら節税になることがあるほか、自分の会社に興味をもてるし、仕事をよりがんばる理由にもなります。

ただし、自社株には、現金化が必要な場合にすぐ売れない、退社する際にすべて売らないければならないなど、会社ごとに手放すときの条件があるので、事前に確認しておきましょう」(岡崎さん)

例えば、よく外食チェーン店を利用するなら飲食店、海外旅行が好きなら航空会社など、興味がもてる業界を選ぶのが吉。なかには株主優待が受けられるものもあるので、お得かどうかという視点で選んでも関心を持ちやすいはずです。投資や株は長期的スパンで取り組むのがコツですから、初めから稼ぐことばかり考えず、学びの一環だと考えるとよいでしょう。

■4:失敗した人の意見を参考にするのはNG
習慣_3
経験者に話をきく場合は、必ず成功してる人に!

投資や株を始めたばかりだと、経験者の意見を参考にしたくなります。このとき、失敗談を聞くのではなく、成功談だけを聞くことを心がけましょう。

なぜなら、成功事例は失敗を積み重ねたうえで、どうすればうまくいくのかを考えた結果生まれたものだから。他人の経験から学ぶなら、成功している人の話を聞くのが近道です。

「なかには『うまくいっていない人の情報も聞いたほうがいいのでは』と思う人もいるかもしれませんが、うまくいっていない人とは、失敗を乗り越える前にあきらめてしまった人なのです。つまり、どうすればうまくいくのかを知るための参考にはなりません。

人は誰でも自分の武勇伝を語るのが好きです。反対に、自分がどんな酷い目に遭ったかを他人に話すのも好き。だからこそ、話を聞く相手、情報の取りどころを間違えないことです」(岡崎さん)

誰かの体験談は、聞いていて楽しいものですが、学びのために話を聞くなら、成功している人の意見を参考にしましょう。その意見を参考に、自分で実際に行動して学ぶことも忘れてはいけません。

■5:営業マンや投資グループの言葉を鵜呑みにするのはNG
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甘い話には即答せず、冷静な判断を。

まだ専門知識が少ない状態で、営業マンや投資グループなどの言葉を鵜呑みにしてしまうのは危険。相手の言いなりになってしまわないためには、事前にある程度の知識を身につけておくのはもちろん、その場で即決せず、一旦持ち帰って冷静に検討してみることが大事です。

「30代男性の体験談で、不動産投資の営業マンに危うくだまされそうになった話があります。感じのいい営業マンから、海外の不動産投資の話が来て、一旦検討したいと返事をしたところ、手付金100万円で仮押さえすることを提案されました。

口頭の説明では、買わなかった場合は返金してくれるとのことでしたが、念のため規約を確認すると、手付金は返せないとの記載が……。このように、対面や電話などでの説明だけを鵜呑みにせず、自分できちんと書面を確認するようにしましょう」(岡崎さん)

口頭や電話といった証拠が残らない形で説明するのは、悪質な営業マンがよく使う手口。言った言わないの事態を避けるため、たとえ面倒でも契約書や規約を自分で確認することを忘れずに。また、メールで念押しをして、文面で証拠を残すのも有効です。

「また、ある投資グループの説明会に参加した40代女性の事例では、オーバーローンを組んで家を買うことをすすめられたという失敗談があります。

ここで言うオーバーローンとは、例えば、2000万円の家を買う際に、3000万円借りて、差額の1000万円で投資をするというもの。ですが、オーバーローンを組んで投資するためのお金をつくるというのは、私文書偽造や規約違反などの問題で、法的にはほぼアウト。

さらにこの女性の場合、投資グループの入会手続きに50万円かかったそうですが、入会金の領収書は発行されませんでした。このような悪質なケースでは、契約書や領収書といった書類がもらえないことが多いので要注意です」(岡崎さん)

こういった投資グループに参加しようか迷ったときは、弁護士や専門家に相談してから決断するようにしましょう。事例に合わせて、専門の弁護士を紹介してくれるサイトを活用するのも手です。

危ないイメージが先行してしまいがちな投資・株ですが、そもそも楽して稼げるようなおいしい儲け話など世のなかに転がっていません。投資や株は少額から始めて、10年以上の長期的スパンで少しずつ資産を築いていくのが理想的です。

おいしい話に惑わされず、自分のペースを守りながら地道な努力を積み重ねていけば、きっと10~20年後には素敵な未来が待っているでしょう。

岡崎かつひろさん
経営者・起業家
(おかざき かつひろ)株式会社DW代表取締役、ほか2社を有する傍ら、ビジネストレーニング事業や業務コンサルティング、飲食店経営などを展開。講演会は累積動員人数10万人を超える。著書に『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』(いずれも、きずな出版)などがある。http://okazakikatsuhiro.com/

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