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「ママじゃなくて、ばぁばがいい」と言われてショック! 子どもとの “心の距離” を感じていたけれど…【子育ては毎日がたからもの☆ 第71話】

  • 2019.11.16
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ここ数年間、我が家から片道5時間の距離に住んでいた両親が、先日、父の定年退職に伴って地元(我が家の近所)へ戻ってきました。

これまでは、いざというときに頼れるところがなくて不安でしたが、両親が戻ってきたことで「何かあった時に助けを求められる人がいる」という大きな安心感を得ました。

そんな折、夫と出かける用事があったため、やむなく子どもたちを両親に預けることに。大好きな祖母と過ごせることを、子どもたちはとても楽しみにしていました。

その夜は、私たちの帰宅時間が遅くなりそうだったため、子どもたちは翌朝迎えに行くことに。子どもたちにとって、はじめての「親のいないお泊り」となったのです。



▼「前回」のエピソードはこちら 「ママじゃなくて、ばぁばの方がいい?」




後ろを振り返りもせず、母と楽しげに話しながら行ってしまった子どもたちを見送りながら、急に淋しさがこみ上げてきました。

「やっぱり私より母の方が、子どもたちのママにふさわしいのかもしれない…」。よくないと思いつつも、どんどん気持ちはネガティブな方向へ。

用事を終えて帰宅し、子どもたちのいない静かな寝室にいると、さらに淋しくなってきました。わたしも「子どもたちと別寝」はこれが初めての体験。

いつもは、三つ敷かれた布団で三人で寝ているのですが、二人とも真ん中の私の布団の中に潜り込んでくるもんだから、実質一つの布団で窮屈に寝ているようなこともしょっちゅう。

「のびのび寝れないのがストレス」
「起きても肩こりでぐったり」
「早く一人寝したいな」

そう思ってきたけれど、実際に一人で寝てみるとなんとも淋しい。

「今ごろ実家で、どう過ごしているかな?」
「本当に帰りたくなくなっちゃったらどうしよう?」
「早く会いたいな・・・」

センチメンタルが最高潮になりつつ、一人眠りにつきました。



そして翌日、子どもたちを迎えに実家へ。

「ばぁばちゃんがいい」と拒絶されたらどうしよう…とおびえながら、でも平静を装いつつ、子どもたちを出迎えました。ところが…!



以前の記事でもご紹介した通り、娘に「ばぁばちゃんが、ママだったらよかったのに」と言われてから、ずっと自分に自信がなくなっていました。

それまでは、子どもたちと自分の間には「絶対的な親子の血のつながり」があるんだって自負していたけれど、この一件以来、子どもに対してどこかよそよそしくなってしまっていたかもしれません。実家に行って、子どもたちが大好きな“ばぁばちゃん”(私の実母)と過ごしていると、「私のことなんか忘れてしまうんじゃないか」って、ずっと恐れていたんです。

でも、娘の一言で、私の凍り付いた心がスッととけたように感じました。
「この子たちのママでいていいんだ」って、気持ちがあたたかくなりました。


その後、何かの拍子で娘に
「また二人で、ばぁばちゃんの家に泊まりに行く?」ときいてみると。
「ママがいないと淋しいから、三人で行こう!」と言われました。

いつも余裕なくキリキリしている私だけど、あなたの母になれて本当によかった。なかなか実母のように「よくできた母」にはなれないけど、これからも頑張るね! そう心の中で誓ったのでした。

(ぺぷり)

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