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テイラー・スウィフトvs恩師のバトル激化にジャスティン・ビーバーも「思わずポツリ」

  • 2019.11.16
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テイラー・スウィフトが、ジャスティン・ビーバーの“恩師”と呼ばれる敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンの傘下となった前所属レコードレーベルから、自身が過去に制作した楽曲の使用を妨害されていると告発したことで両者間のバトルが激化。それと時を同じくして、ジャスティンが「意味深な反応」を見せた。(フロントロウ編集部)

前所属レーベルが反論

シンガーのテイラー・スウィフトが、前所属レーベル、ビッグマシン・レコーズを買収し、彼女が制作した過去の楽曲の原盤権を手にすることとなった音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとビッグマシン・レコーズのCEOであるスコット・ボーチェッタCEOから、自身の旧作をライブで歌うことなどを妨害されていると告白

それから一夜明け、ビッグマシン・レコーズ側が、「テイラーの主張は事実ではない情報に基づいたものである」と、声明を通じて反論した。

画像: 前所属レーベルが反論

「自分たちには、テイラーが過去の楽曲をパフォーマンスすることを制限する権利は無い」と明言したビッグマシン・レコーズ側は、テイラーから移籍後に受けた、新アルバムのプロモーションに際して第三者が旧楽曲を使用するのを許可して欲しいという要求にはすべて応じてきたと主張。

テイラーが最新アルバム『ラヴァー』以前の楽曲をパフォーマンスすることを阻止されたと明かした、アメリカン・ミュージック・アワードでのパフォーマンスや、今後ネットフリックスで配信予定のドキュメンタリー番組に際して、同社が楽曲使用を許可しなかったという事実は無いと、テイラー側の言い分を真っ向から否定した。

画像: テイラーの前所属レーベル、ビッグマシン・レコーズを買収したスクーター・ブラウンと同社CEOのスコット・ボルチェッタ。
テイラーの前所属レーベル、ビッグマシン・レコーズを買収したスクーター・ブラウンと同社CEOのスコット・ボルチェッタ。

さらに、買収騒動勃発以降、テイラーや彼女のマネージメントチームと直接交渉の場を持とうと尽力し、最近になり、ようやく、交渉の余地に改善が見られるようになったと感じていた彼らにとっては、今回の主張に関しては“寝耳に水”だといった内容も。

テイラーがビジネスの内幕を公のものとしたことについては、「内々に双方が納得できる解決策を見つけたいという、我々の再三の努力に反して、テイラーは、独断的に、計算ずくで自分のファンベースをけしかけ、弊社の従業員やその家族たちの身の安全に大きな影響を与えかねない状況を作り出しました」と厳しく批判。

声明は、「テイラー、君がでっちあげた物語は実在しない。我々が求めているのは、直接的で正直な対話です。もしそれが実現すれば、君は私たちがどれだけ君を尊敬しているか、どれだけの優しさやサポートを用意して待っているかということに気づくはずです」といった皮肉ともとれるコメントで結ばれた。

テイラー側が「証拠」を突きつけて反論

これに対し、テイラーの代理人は、楽曲使用権の管理を担当するビッグマシン・レコーズの副社長から、テイラーのマネージメントチームに送られてきたというメッセージの内容を公開して反撃。

ツイッターに投稿された代理人からのメッセージにはこう綴られていた。

「10月28日の午後5時17分にビッグマシン・レコーズの副社長からテイラー・スウィフトのチーム宛てに送られたメッセージにはこう書かれています。『ビッグマシン・レコーズ社は、ネットフリックスで配信予定のドキュメンタリー番組とアリババ集団主催の「ダブル・イレブン」イベントに関する過去の楽曲音源の使用および再録に関する許可は出しません』」

メッセージに記述されていたという“アリババ集団主催の「ダブル・イレブン」イベント”とは、テイラーが先日、中国で出演した、大手ネット通販会社アリババ集団が11月11日の「独身の日セール」に先立って行ったカウントダウンイベントのこと。

画像: 中国・上海のメルセデスベンツ・スタジアムで行われた同イベントでは、「ミー!」、「ユー・二ード・トゥ・カーム・ダウン」、「ラヴァー」の3曲を披露した。
中国・上海のメルセデスベンツ・スタジアムで行われた同イベントでは、「ミー!」、「ユー・二ード・トゥ・カーム・ダウン」、「ラヴァー」の3曲を披露した。

この日、テイラーはレーベル移籍後、彼女自身が原盤権を所有する初のアルバムとなった『ラヴァー』の収録曲3曲を披露したが、テイラーの代理人は、この背景には、ビッグマシン・レコーズが、テイラーがテレビ放送されるイベントなどで同社が原盤権を所有する楽曲を歌うことを契約違反だと主張していることがあると告白。新曲しか歌うなと圧力をかけられたことを示唆した。

これに加え、テイラーの代理人は、ビッグマシン・レコーズがテイラーが同社に対して700万ドル(約7.6億円)の負債があると主張したことに対して、逆に、ビッグマシン・レコーズ側が、テイラーに対して、ここ数年の間に発生した未払いの印税を支払うべきだと申し立て。「独立監査人の審査によると、ビッグマシン・レコーズは、テイラーに対して未払いとなっている790万ドル(約8.5億円)を支払う義務があります」と、金銭面の問題を持ち出したビッグマシン・レコーズ側に応戦した。

ジャスティン・ビーバーも思わず「意味深発言」

一時は鎮火したかのようにも見えた、自身を発掘してスターへと育て上げたスクーターと、かつては友人だったテイラーのバトルが、ますます激化するなか、シンガーのジャスティン・ビーバーは、テイラーが「過去の楽曲を歌えない危機に瀕している」と辛い心情を吐露した投稿をした直後に、意味深な反応を見せた。

画像: ジャスティン・ビーバー(左)とマネージャーのスクーター・ブラウン(右)。スクーターは、まだ10代前半だったジャスティンを発掘しスターへと育て上げた、ジャスティンにとってショービズ界における父親のような存在。
ジャスティン・ビーバー(左)とマネージャーのスクーター・ブラウン(右)。スクーターは、まだ10代前半だったジャスティンを発掘しスターへと育て上げた、ジャスティンにとってショービズ界における父親のような存在。

ジャスティンがインスタグラムストーリーを通じて公開したのはこんなメッセージ。

「僕は今日はツラい1日を過ごしてる。このことについてシェアしようと思ったのは、君に、君はひとりじゃないと伝えたかったからだ。がんばって」

テイラーが、今年7月に、スクーターによる買収について「最悪の悪夢」と告発を行なった際、ジャスティンは、恩師と慕うスクーターを「守らなくては」という防衛意識からテイラーの行動を批判。しかし、それと同時に、自身が過去にしてしまったテイラーを傷つける行いについても謝罪していた。

最近になり、あるパパラッチから不意に「テイラーとの関係には何も問題はない? 君たちは友だちなのかい?」という質問された際には、「いつだって、友達だよ」とさらりと回答したジャスティン。「これまでも、テイラーとは友達だったの?」と掘り下げようとする質問には「うん。もう、そういうのは全部終わり。他人の問題は僕には関係ないことだから」とコメントして、今後はテイラーに関する問題については、口を挟まないという決意を匂わせていたが、今回の意味深なコメントには、一体どんな想いが込められているのだろうか?

画像: ジャスティン・ビーバーも思わず「意味深発言」

ジャスティンにも、1人のアーティストとして、自分が作った過去の楽曲をファンたちの前で歌えなくなるかもしれないという不安に直面したテイラーの気持ちは理解できるはず。そして、自分を支え続けてくれる恩師のスクーターを何があっても支えたいという気持ちもきっと強いだろう。

もしかしたら、ジャスティンは、この一件とはまったく関係の無いことが理由で「ツラい1日を過ごしていた」可能性もあるが、複雑な立場に立たされているジャスティンだけに、彼のコメントには何か裏があるのではないかと勘繰るファンも多い。

ちなみにジャスティンは、その後、どういう思惑かは不明だが、ビッグマシン・レコーズの重役が「テイラー・スウィフトはこれまでも、これからも、そしてアメリカン・ミュージック・アワードでも、過去のすべての楽曲を100%自由にパフォーマンスすることが可能」と証言したという米TMZの記事のスクリーンショットをインスタグラムストーリーで公開していた。

テイラーの告発に関しては、親友のセレーナ・ゴメスもビッグマシン・レコーズ側への憤りを露わにしたほか、数々のセレブがコメントしている。(フロントロウ編集部)

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