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知っていれば鼻高々♪国内外で活躍する、注目のアーティスト

  • 2019.11.13
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こんばんは、アートテラーのとに~です。

先日仕事で京都を訪れた際に、10月1日に嵐山にオープンしたばかりの福田美術館に行ってきました。
伊藤若冲や葛飾北斎、竹久夢二をはじめ、日本美術界のオールスターたちの作品を中心に約1500点を所蔵する美術館は、コレクションはもちろん、ロケーションがとにかく素晴らしいのなんのって! 人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」が手掛けたミュージアムカフェからは、渡月橋を一望することが出来るんです。

ちなみに僕が訪れた時は、まだ紅葉の見頃ではなかったよう。ベストシーズンは11月下旬とのことなので、紅葉と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

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さてさて、本日はAlyssaさんからの「今注目のアーティストは?」という質問をピックアップ。
国内外で活躍されている素敵なアーティストをご紹介したいと思います。

日本を代表する現代美術作家

注目しているアーティストは、それこそたくさんいるのですが・・・ちょうど展覧会が開催中ということもあり、今回はあえて大ベテランの杉本博司さんをフィーチャーしたいと思います。

杉本博司さんは1948年東京都生まれの写真家・現代美術作家。アメリカ各地の劇場やドライブインシアターで撮影した『劇場』シリーズや世界中の水平線を写した『海景』シリーズなどをライフワークとしており、2001年には“写真界のノーベル賞”といわれるハッセル・ブラッド国際写真賞を受賞しています。
大御所すぎて「注目している」だなんておこがましいくらいですね・・・。

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こちらは『海景』シリーズの1作品。

2008年には建築家・榊田倫之さんとともに「新素材研究所」という建築事務所を設立。IZU PHOTO MUSEUMの設計やMOA美術館の改装など、建築の分野でもその才能を遺憾なく発揮しています。

ちなみに、毎年フランスのヴェルサイユ宮殿では国内外のアーティストによる展覧会が企画されているのですが、昨年2018年に招聘(しょうへい)されたのは我らが杉本博司さん。
日本人としては村上隆さん以来2人目、写真家としては世界初となる選出だったそうです。

常識を覆す、注目のジュエリー展

この秋、国立新美術館で開催されている「カルティエ、時の結晶」。2009年以来10年ぶり、日本では通算4回目となるカルティエの展覧会です。

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この展覧会の会場デザインを担当しているのが、杉本博司さん・榊田倫之さんの「新素材研究所」。
繊維会社川島織物セルコンに特別に制作させた布が天井から吊るされていたり、宇都宮市の特産品である大谷石が飾り台として大胆に用いられていたり・・・従来のジュエリー展とは一線を画す展示空間となっています。

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杉本さんならではのこだわりは、会場デザイン以外の部分でも見て取れます。

例えば、カルティエのジュエリーの魅力を最大限に引き立てるべく、光学ガラスや伊達冠石といった一般的に展示ケースでは使われない素材をあえてチョイスしたり、ネックレスを飾るトルソーには神代欅や屋久杉など貴重な古木を使用。
しかも、このトルソーは仏師によってひとつひとつ丹精に彫り上げられた特注品なのだとか。ぜひジュエリー以外にも注目してほしいです!

自然と建築、アートが融合した唯一無二の場所

構想10年、建設10年。杉本博司さんが長い年月を費やし、2017年にオープンさせた複合文化施設「江之浦測候所」。

場所は、小田原市江之浦。JR東海道線の中で最も乗降客数が少ないといわれる無人駅、根府川駅の山の上、かつて蜜柑畑だったという1万坪を超える広大な敷地の中にあります。

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美術館でもギャラリーでもなく、測候所。杉本さんはこの施設に関して、こんなことを語っています。

「悠久の昔、古代人が意識を持ってまずした事は、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。
そしてそれがアートの起源でもあった。
新たなる命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。
天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにこそかすかな未来へと通ずる糸口が開いているように私は思う」
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江之浦測候所のシンボルは、夏至の日に太陽が登る方向に合わせて海抜100メートルの位置に建てられた「夏至光遥拝100メートルギャラリー」。
夏至の日の出の時刻になると、この建物をご来光が一直線に差し込む様子が測候できます。

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敷地内には他にも、冬至の日の朝日が昇る方向に向かって作られた「光学硝子舞台」や、頂点が春分秋分の正午の太陽の方向を指している「三角塚」など、さまざまな施設があります。

ちなみに、昨年秋より観賞エリアが拡大し、夏至光遥拝100メートルギャラリーのある明月門エリアに続いて、竹林とみかん畑に囲まれた緑豊かな竹林エリアがオープンしました。

予約は日時指定の入れ替え制。これは、近代以前のゆったりとした人口密度を体感していただくためとのこと。(予約の詳細はこちら
最近忙しい日々が続いているな・・・という方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

皆さまからの質問大募集!

「デートにピッタリの美術館は?」「カフェがオススメの美術館って?」という具体的な質問から、「現代アートって、何が面白いの?」「何であんなに美術品って高いの?」「ピカソってすごいの?」という誰にも聞けなかった質問まで。
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