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故ジェームズ・ディーンがCG加工で「復活」、クリス・エヴァンスらが難色を示す

  • 2019.11.7

1955年に他界した俳優のジェームズ・ディーンがCG加工で再現され、映画に出演することが決まり、物議を醸している。(フロントロウ編集部)

最新技術を使ったジェームズ・ディーンの復活に波紋

映画『理由なき反抗』や『エデンの東』の出演で知られる俳優の故ジェームズ・ディーン。1955年に24歳の若さでこの世を去ったジェームズが、最新のCG技術により現代の映画で復活するという。

画像1: 最新技術を使ったジェームズ・ディーンの復活に波紋

ジェームズが復活するのは、彼の死後に起こったベトナム戦争がテーマの実写映画『Finding Jack(原題)』。24歳という若さで惜しまれつつ他界したジェームズが、64年ぶりにスクリーンに蘇ることで喜びの声が多く聞かれるのかと思いきや、じつは多くの反対の声が上がっており、波紋を呼んでいる。

そんななか今回のジェームズ“復活”について、映画界のセレブも反応。MCU映画でキャプテン・アメリカを演じた俳優のクリス・エヴァンスはツイッターを更新し、「本人にとっても恐ろしいことだと思うよ。これってひどいね。きっとコンピューターが“ピカソ”の絵を描くできるかもしれないし、ジョン・レノンのように作曲をすることができてしまうだろう。でもこんな理解に乏しいことがあるなんて、恥ずかしい」と否定的な見解を示した。

画像2: 最新技術を使ったジェームズ・ディーンの復活に波紋

同作の監督は今回のCG技術による復活について、「役にピッタリな俳優を探していましたが、ジェームズ・ディーンをCGIで復活させることにしました」と米The Hollywood Reporterにコメントしている。しかし、今現在活躍している俳優たちの職を奪ってしまうこと、故人本人の意見が尊重されていないこと、また、戦争がテーマにもかかわらず、事故死したジェームズを起用するのは間違っているとの声が上がっている。

早くも波紋を呼んでいる映画『Finding Jack』は、2020年の11月11日の公開を予定。(フロントロウ編集部)

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