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痩せる秘訣は、夕食を「超早く」済ませること?

  • 2019.11.7
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夕食は、「睡眠の3時間前までに済ます」というのはよく聞くけれど、最後の食事を午後2時に食べ終えると痩せるという新しい説が出てきた。米アラバマ大学バーミンガム校の研究チームは、摂食を早い時間に制限すると食欲が抑えられ、結果的に体重が減ると言う。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

この研究では、BMIが25~35で20~45歳の男女11名が、2つの摂食実験に4日ずつ参加した。片方の実験では12時間のうちに食事が3回、もう片方の実験では6時間のうちに食事が3回出された。食べ物の種類と量はどちらも同じ。その後、研究チームはエネルギー代謝測定室で被験者の代謝率を測定した。これは、それぞれの実験で被験者が消費したカロリー、糖質、脂質、タンパク質の量を把握するため。研究チームは被験者の食欲を3時間ごとにチェックし、朝と夜には空腹ホルモンの測定も行った。

その結果、6時間の間に食事をした人たちは、いま食べた物と蓄積した脂肪の間で燃料の供給源を切り替える(脂肪を先に使う)体の能力が向上するため、脂肪燃焼量が増えることが発覚。

「食事の時間を制限するのがダイエットや体重維持に役立つと感じる人は多いはずです。この戦略で食欲を抑えれば、食べる量を減らすのが楽になるかもしません」と話すのは、この論文の共著者で栄養科学准教授のコートニー・パターソン博士。

博士いわく、このような結果が出たのは、被験者が体内時計に従って食べていたから。

血糖値が最もコントロールしやすいのは朝、特に午前の中頃です。早い時間に食べ、体を本来の概日リズムに戻すことで得をするのは、それが理由ではないでしょうか」

午後14時に「夕食」というのは仕事をしている人には難しいかもしれないけれど、いつも遅めの夕飯になりがちな人は、意識的に夕食時間を早めてみると、変化があるかもしれない。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto

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