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PTAにお父さんが少ないのっておかしくない? 夫を参加させてみて感じたメリット【コソダテフルな毎日 第142話】

  • 2019.10.29
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皆さん一度は通る道、または通ったことがある道ではないでしょうか。

P・T・A!

任意加入とはいえなかなか避けては通れない道ですよね。

私は特にPTA反対派ではなく、学校と地域と保護者が協力し合って子どもたちを育てていくための仕組みなら私ももちろん参加するよ派なのですが、いざ参加してみるとその母親率の高さを実感せずにはいられません。


育児はお母さんだけの仕事ではないし、現代は専業主婦家庭よりも共働き家庭が大部分を占めています。

働いているのはお父さんもお母さんも一緒なのに、ことPTAとなると(広く言えば子どこに関する学校行事)やっぱりお母さんが大半を占めるんですよね~。

お父さんが参加している家庭って、ものすごーーーーく少数じゃないですか?

あくまで私調べですが、お母さんじゃなくてお父さんがPTA役員に参加しているケースといえば、PTA会長さんぐらいでしょうか。
あとは全体のうちの数%ぐらいいけばいいところ。

■PTAの父親参加率はなぜ低い?
PTAの父親参加率が低い理由のひとつに、活動時間が平日の午前中だからということがあるかもしれません。

でも実はこれ、お母さんだって同じように大変なんですよね。

かくいう私も今年転校してきた小学校でPTA役員を引き受けました。


私はフリーランスで仕事をしていて時間の融通が利くためいつでも参加可能ですが、同じ母親でも平日の午前中に参加しようと思ったら半休をとったり、シフトを調整したりと参加するのにひと苦労だと思います。


ですが、本当に「時間帯」だけが問題なのでしょうか。
時間帯が「働いているお父さん」でも参加しやすい時間ならもっと参加率があがるのでしょうか。

実は前の学校でもPTAを引き受けていたことがあるのですが、その時は共働き家庭に配慮して会議開始時間が18時だったんです。

早めに仕事を終わらせればかけつけられる時間でした。


ただ、夜に開催するからといって父親参加率が上がるわけではありませんでした。


やはりお母さんが大半を占めていて、お父さんは全学年中1人だけでしたね。

ちなみに前の学校では、我が家は夫婦でPTAを分担して勤めるということで夫婦共同で引き受けたのですが、結局私が全部やりました。

夫が会議に参加した回数はゼロです。

やはり18時だと参加が厳しいっていうのもありますが、仮に18時から大事な飲み会だとかだったらなんとかして駆けつけられるわけですから、PTAはその程度のものだったということでしょう。

やはり圧倒的に「母親が主に参加するもので、父親は頼まれた時か必要な時があれば出ていく存在」なんだと思います。

どことなく不公平感を感じていました。

■今度こそ! 夫にPTAの仕事を強制的に参加させてみた

そして実はこの度、ほぼ強制的に夫にPTAの仕事を手伝ってもらうことにしたんです。

平日に参加してもらわないといけないので仕事は有給をとってもらわなければいけません。


特にうちは単身赴任家庭なので、大阪に帰ってこないといけない事も合わせるとだいぶハードルが高くなるのですが、人手が必要だったのでいたしかた方ありませんでした。

子どもの学校の行事に関しては完全にお客様状態の夫。

PTAの仕事も、私と一緒じゃないといけないんです。
1人で参加するのはためらっちゃうんです。


普段、もっと厳しい環境で働いてるだろ!! 学校ぐらい1人で行ってくれよ!! とか思いますが、おそらくこういうお父さんって多いのではないでしょうか。
きっと我が家だけじゃないはず。

奥さんと一緒だったらPTA行事に参加してもいいけど、自分ひとりだったらなんかヤダ。

まるで女の園に1人放り込まれるかのような恐怖感があるんじゃないでしょうか(笑)

あなただって子どもの保護者でしょうよ!! と若干イラつく気持ちを抑え、「手伝ってくれるだけありがたい」と思うことにします。

そもそもここがおかしいとは思うんですけどね。


父親が手伝いに来てくれると「いいご主人!」ってなるのに、母親が参加してもそもそも「手伝い」という認識にすらなりません。
「当たり前」です。

まだまだPTAではお父さんはレアキャラです。

さて、とはいえ手伝ってくれることに感謝して夫と一緒に参加してきました。

■PTAにお父さんがいると、メリットが多い!


長男が今5年生なので我が子が五年生にして初めてPTA行事に積極的に参加した夫ですが、結果的に言うと、やはりどんどんお父さんにも参加してほしいな~~と思いました。

お母さんばっかりのPTAももちろん楽しくていいのですが、もう少しお父さんの参加率をあがればいいのになぁ~~なんて思いましたよ。

やはり男性が混ざると切り口が変わるんですよね。

女性ならではのきめ細やかな視点に加えて、男性ならではの合理的な視点が加わることで、より効率化が図れます。
長年、漫然と続いている文化や風習などでも男の人ってあっさり「いらない」と省けたりするんですよね。

あと単純に力仕事も任せられます。高い場所のものを取れたり、重いものを運べたり、やはり男性がいると助かる場面が多いです。

子どもへの接し方を見ても、お母さんたちは柔らかでこまやかな配慮を心がけますが、お父さんたちは男性ならではの豪快さ・簡潔さでサバサバとさばいたり、少々厳しくてもお父さんだから許されるみたいなところもあります。

また、話上手なお父さんが1人いるとそれだけで子どもがうま~いことまとまったりするんです。


■やっとわかってくれた! PTAのしんどさ
夫婦で参加してみてよかったことといえば、夫が「なんとなくめっちゃ疲れる」っていうことをわかってくれたことでした(笑)

仕事のほうがよっぽど拘束時間が長いし体力も使ってるはずなのに、なぜか異様に疲れる。


実はこれ私が長年ずっと言っていたのですがどうもうまく伝わらず…今回やっと実感してもらえました!! やたー!!

外で働いているお父さん。
奥さんが「今日PTAでさ…」って愚痴り始めた時、「たった数時間の話だろ~~?」って思っていませんか?

ノンノンノン。
なんか疲れるんです。

行ってみてください。

あとは疲労度だけでなく、楽しさも共有できたこともよかったです。

最初は1人じゃ不安だ! とか妻の金魚のフンになる気満々な夫でしたが、参加してみたら意外と楽しかったらしいです。

夫:「やるまでは嫌だなぁ~と思っていたけれど、思っていたよりも大変じゃなかったし、子どもたちと触れあえるのも面白かったし、周りの保護者の方もいい人たちばかりだったし、これならまた来年も手伝ってもいいよ」


しめしめ…(笑)

我が家にはまだ下2人の分のPTAが残っていますし、長男が中学にあがればまた中学のPTAが待っています。

夫がPTAの参加のきっかけをつかめたこともあり、このまま連続して引き受けてしまって駆け抜けてしまおうかともちょっと思っています。

というわけで奥さま方。

日頃の大変さをわかってもらうためにも、是非お父さんをPTAに誘ってみましょう!!(笑)

エイエイオー!

(オギャ子)

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