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【思考をキレイにする旅の仕方(189)】時には「当たり前」を疑った方がいい

  • 2019.10.26
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「当たり前って何ですか?」
ファッション誌の編集長をしていた頃、
「そんなの当たり前!」と声を荒げると若い編集者から、そう返されました。
今さら解説するまでもありませんが、
「当たり前」とは、いつ、どこにでもありふれたものであることの意味です。

知らないうちに私は「普通」、「当たり前」という言葉を連発していたのでしょう。
これらを守っていれば、とりあえず無難に、やり過ごすことはできます。
しかし、そこにしばられすぎ、他と異なる性質を受け入れにくくなっていき、
多様性を受け入れにくくなっていました。

その出来事をきっかけに、海外の旅は、ひとりで出かけることが多くなったのです。
お膳立てされた取材旅行ではなく、一人で自由に周る旅へ。
宗教上、手で食べる人たち、列に並ぶ概念がない人たち、水を汲んで生活する人たち……
旅を続けていくうちに、自分の中の「当たり前」の概念は壊され始めました。
それが今の私の思考や生き方に影響を及ぼし、
知らず知らずのうちに多様性を身に着けていったのだと思います。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>

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