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【とっておきのそとあそび、教えます】かつての日本最大の海賊 “村上水軍”の末裔と冒険の船旅へ出よう。風情ある街なみと瀬戸内海を味わえる体験、あります!

  • 2019.10.26
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近年、話題のアウトドア・アクティビティ。あまたある中からどれを選ぶべきか、迷ってしまう方も少なくないはず。そこで、国内最大級のアウトドア・レジャー専門の予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」との共同企画として、現地の深掘り取材を繰り返すナビゲーターに“とっておきのアクティビティ”を教えてもらう企画をスタート。

【写真を見る】昔ながらの建物や、歴史のロマンがつまった港町「鞆の浦」。シーカヤックもさることながら、2~3泊してゆっくり観光を楽しみたくなる雰囲気が漂っています

SOTOASOBIナビゲーターの塚本竜次さん。幼い頃から生き物が大好きで、“図鑑の世界を実際に見たい!”という思いがアウトドアを始めるきっかけに。
撮影=藤巻祐介

今回は、塚本竜次(つかもと・りゅうじ)さんのとっておき”を紹介します。

シーカヤックは、魚獲りや島から島への移動のために生み出された手漕ぎ船。オールシーズン楽しめるアクティビティの中では、いちばんハマってます!
KADOKAWA

はじめまして。持ち前の体力と根性で、どんな過酷な取材もいとわないパワー系ナビゲーター“リュウジ”こと、塚本 竜次です。これまで数え切れないほどのアクティビティを体験してきましたが、その中でも取材時の興奮と感動が鮮明に残っているのが、瀬戸内海でのシーカヤックツアー!…と、前回の近澤とまさかのシーカヤック被りなわけですが、それでも猛烈にオススメしたい魅力が瀬戸内海にはあるんです。

広島の人気観光地「鞆の浦(とものうら)」で日本屈指の海賊「村上水軍」に弟子入り?

舞台となるのは、映画やドラマのロケ地としてもたびたび脚光を浴びている広島県福山市にある港町「鞆の浦」。坂本龍馬のゆかりの地としても有名で、江戸時代から続く歴史が色濃く残る町並みが都会の喧騒をすっきり忘れさせてくれます。ただそこに立っているだけで「自分も町の一部として受け入れられている」、町全体に漂うそんなやさしい雰囲気がとても心地いいんです!そしてこの情緒あふれる「鞆の浦」で、シーカヤックを丸一日たっぷり体験できる「シーカヤックツーリング」を主催しているのが「村上水軍商会」さんです。

【写真を見る】昔ながらの建物や、歴史のロマンがつまった港町「鞆の浦」。シーカヤックもさることながら、2~3泊してゆっくり観光を楽しみたくなる雰囲気が漂っています
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そもそも「鞆の浦」周辺は海上交易が盛んな上、潮流が複雑なのでシュノーケリングやダイビングといったマリンアクティビティのツアーを主催するのは非常に困難。ここでシーカヤックに乗れるだけでかなり貴重な体験なのですが、さらにツアーガイドを務める代表の村上泰弘さんは戦国時代に瀬戸内海を支配した海賊衆“村上水軍”の末裔というのだからビックリ!!歴史風情にあふれる町並みをバックに海賊の末裔とともに海へと旅立つ、そんな冒険浪漫全開の体験に胸が高鳴ります。

海賊の末裔と聞いたら、どんな人だろう?って構えてしまいそうですが、島の歴史や生き物の話まで、参加者の興味に合わせてさまざまな瀬戸内海の魅力を聞かせてくれる村上さん
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海賊の末裔と聞いたら、どんな人だろう?いかつくて怖そう…なんてイメージがあるかもしれません。僕も緊張してお会いしましたが、見ての通り、優しくて話がとにかく面白い!そして丁寧にわかりやすくガイドしてくれるので初心者も安心して冒険を楽しめるのです。

まずは湾内で村上さんのレクチャーを受けることに。とてもわかりやすく教えてくれるので、初心者でもすぐに乗りこなせるように!
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いざ外海へ向け出発!港に浮かぶ船を横目に大海原を目指して進んでいくときのワクワク感は、このツアーならではのもの
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ダイナミックながらも絵画のように繊細な美しさが光る瀬戸内海の眺望

ところで、シーカヤックは砂浜から乗り込むビーチエントリーが定番ですが、「村上水軍商会」さんのツアーでは港で乗り込むのもポイント。雁木(がんぎ)と呼ばれる階段状の船着場からカヤックに乗り、多くの漁船などが停泊している中を出発していく雰囲気は他にはないワクワク感が味わえます。村上さんが末裔ということもあり、もう気分はすっかり海賊のよう。

防波堤を超えて外海へと進んでいくと、目の前に広がるのは大小さまざまな島が浮かぶ瀬戸内海ならではの美しい景色。歴史的建造物が建ち並ぶ先ほどまでの光景がウソのように、波の力で削られた海食崖をはじめ、ありのままの自然が堪能できます。沖縄の海のようなエメラルドブルーの輝き、白い砂浜といった光景も好きですが、僕は険しい岸壁が連なるこのダイナミックな風景が大好きです。個人的なイメージですが、沖縄の景色は“写真”で、瀬戸内海の景色は“絵画”、そんな感じがしているんです。絵画のような色彩、風情がとてもいいです。特に雨や曇りの景色全体の彩度が落ちた時の様子は、まるで“水墨画”のような世界で。普通ならがっかりしそうな天候でも、ここでは情緒ある風景が楽しめる、それが瀬戸内海の魅力ではないかと感じています。

目の前に広がるのは、大小さまざまな島々が浮かぶ瀬戸内海ならではの光景。そのスケールの大きな美しさに、思わず漕ぐ手が止まり見入ってしまいます
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海賊気分が満喫できる約5時間の大冒険!すべてのシーンが忘れられない思い出に!!

鞆の浦を離れ、海上から弁天島や皇后島といったビュースポットを望みながら、先にある仙酔島をぐるっと周って戻ってくるのがツアーのコース。荒々しい自然美の中に神社や社の姿が時折見えるのがまた一興で、単に自然の美しさだけではなく、歴史的建造物と自然の調和を楽しめるのもこのツアーの面白さだと思っています。

スタートから2時間弱カヤックを漕ぐと仙酔島の隠れビーチに到着!海からしか行くことができないプライベート感あふれるビーチでの焚き火ランチは格別です。しかもガイド任せではなく、村上さんと一緒に調理するのも面白いところ。自分の力でカヤックを漕ぎ、そして上陸した島で自分も調理に参加する…まるで海賊の一員となって本当に瀬戸内海を冒険しているような気分になってきます。もちろん、疲れているときは村上さんがすべて引き受けてくれますが、このツアーに参加するなら、ぜひとも人任せにせず、自分の力で誰のものでもない自然の中に「自分だけの居場所」を作る楽しみを味わって欲しい。僕はそう思っています。

人の手が加えられることなく、海食によって削り出されたダイナミックな岸壁。この立体感あふれる光景もまた、瀬戸内海の大きな魅力です!
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ランチは自分たちで集めた薪で焚き火料理を。シークレットビーチで自分だけの居場所を作る楽しさも味わえます
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2時間近くカヤックを漕いで来ただけあり、いい具合にお腹が空いています。肉が焼ける音と香ばしい香りが一層食欲をそそります!
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レシピはピタサンド。日によってメニューが異なるので、今日のランチはなんだろう…なんて楽しみも生まれます
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たっぷり体を動かしたあとに静かなビーチでのランチ。こんなのどう考えたって旨いに決まってます!
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ランチ後に少しビーチで遊んだ後は、再びカヤックで鞆の浦の港へ。約5時間のツアーなので帰りは遊び疲れてヘトヘトですが、再び美しい街並みと賑やかな港が見えてきたときに感じる達成感と充実感はこの上ないもの。ツアー中の楽しかったシーンが走馬灯のように駆け巡り、「また来たい!」と思ったら、それはきっとあなたも瀬戸内海の虜になっているしるしです。ツアーは15時前には解散するので、そのあと尾道をはじめ、広島の観光地を訪れるのもオススメ。僕は次の取材が控えていたのでゆっくりできませんでしたが、尾道の名物“尾道ラーメン”だけはしっかり食べてきました。瀬戸内海の余韻にひたりながら味わう熱々のラーメンは、とてもおいしかったです。

ランチの後のまったりと流れる時間もまた一興。自由に遊んでいいのですが、僕は美しい瀬戸内海の景色にただただ見とれていました
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鞆の浦を出て、目の先にある仙酔島を周る「村上水軍商会」のツアーコース。長時間カヤックを漕ぐため、帰港するときにはかなり上達しているはず!
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「鞆の浦」で唯一のシーカヤックツアーは、家族や友人、そして恋人との思い出作りにイチオシ!

鞆の浦の歴史はもちろん、長年ガイドをしている村上さんならではの珍しいエピソードを会話に織り交ぜながら、誰もが楽しめるツアーを開催している「村上水軍商会」さん。いきなり5時間近く海に出るのは心配…という人のために「シーカヤック初心者体験・半日体験」ツアーも開催しています。僕が体験した「シーカヤックツーリング」も含め、ツアーには3歳以上から参加でき、二人乗りのタンデムカヤックもあるので家族での参加も大歓迎!オールシーズン開催しているので、ぜひ海賊気分での大冒険を満喫してください。(東京ウォーカー(全国版)・浅野祐介/ウォーカープラス編集長)

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